というわけで、最後はイギリス英語。カナダは今でもイギリスの影響を色濃く残していて、綴りもイギリス式。たとえばアメリカではColorなのが、ここではColour。
CenterもCentre。でも発音はアメリカ英語と一緒です。
行く前から、イギリスには独特の言い回しや単語があるということは聞いていたんですが、実際ロンドンに行って、それを聞いたのは自分の中では大収穫。
モントリオールに行った時も感じたけれど、今まではおぼろげにしかその存在を感じられなかった人々を、自分がその場に行って、自分の中のアンテナに引っかかることで、しっかり確認できた感じがするのです。
イギリス英語のアクセントはやはりアメリカ・カナダのものとは違って、実は来るまでは、ちょっとスノッブなイメージがあったんですが、実際行ったら、「なんかいいな~」と好きになっちゃいました!
アメリカ英語は基本的に単語の発音もくっつけてさらさらっと言ってしまうことが多いですが、イギリス英語はアクセントきっちり、Tなどもしっかり発音。
日本人にはイギリス英語のほうがわかりやすいと、一般的には言われているようですが、なんとなく、それもわかる気がしました。
でも私はやっぱりこっちの英語に慣れているので、慣れないイギリス英語の発音だと聞き取れないこともありました。
独特のいいまわしも、たとえばこっちではごみのことはGarbageなんかが一般的かと思うんですが、イギリスではRubbish。
これはかなりいろんなところで目にもしたし、耳にもしました。
トイレもこっちではWashroomsが一般的だけれど、イギリスではToilets。
歩道もこっちではSidewalkだけれど、イギリスではPavement。
日本でもこっちでもエレベーターといいますが、イギリスではLift。
などなど同じ英語でもなかなか違いがあって、面白い!
アメリカに移ってきた人々も、もともとはイギリスから渡ってきた人たちがたくさんいたのに、いつから変わって行ったのだろう?などと思ってしまいました。
言葉と言うのは文化と密接しているものですよね。だからこそ、すごく興味があります。
ということで、長々と綴ってまいりました、イギリス紀行記、これにて終了でございます。
最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
少しでも旅の雰囲気が伝われば、幸いです。ぜひ感想を聞かせてくださ~い。