私の日本滞在記第二弾に行く前に、ちょっとブレイクで他の話を・・・
オスカーノミネートがこの間発表されましたが(ここでチェックできます!→http://www.oscar.com/nominees/)ちょうどタイムリーに観た映画を今日は紹介!
「Eastern Promises」というカナダ人のデイヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作です。
http://www.focusfeatures.com/easternpromises/
たしか去年のトロント映画祭で最優秀賞を取った作品だったと思うんだけど・・・
デイブが私が日本に帰国中に観てよかったというので、私もDVDで観ました。
クローネンバーグ作品は暴力的なのが有名のようですが、実は今まで一度も観たことなかったのです。
私の好きなヴィゴ・モーテンセンが出てるんですがとにかくすごい映画でした。
シャーリーズ・セロンがオスカーをとった「モンスター」を観た後くらいの久しぶりの衝撃を受けました。
かなり重い映画です。
暴力的であることは間違いないし、かなりショッキングですが、その暴力がなんていうかきちんと描かれている感じが他の映画で見る暴力とは違います。
個人的にはかなり気に入りました。
ロシア系マフィアのボスとその父の七光りで暴れる悲しい息子。
危険と知りながらも事件から手をひけない女性。
ロシアやウクライナから言葉巧みに連れ出されて売春をさせられる羽目になる幼い少女達。
どのキャラも悲しいんですけど、それが実にリアルでした。
でもね、みどころはやはりヴィゴ!
今回はロシアンマフィアの一味の役で、すごいです、もうがらっと雰囲気変わっちゃってます。
見たからに怖そうだし、訛りのある英語、そして流暢にロシア語も話してるし、さすがですね?。
しかも今回全裸で暴れまわってます!日本ではこれ公開はまだ決まってないのかな?
かなりすごいので日本でどこまでカットされずに行くかはわからないですが。
でも、あまりの真剣な格闘シーンなので、その張り詰めた空気が感じられるくらいで、ヴィゴの裸が自然に見えるから不思議。
インタビューを読んでも、変に隠したらそれはリアルではなくなってしまうからということでどこまでもリアリティを求めての体当たり演技!
で、ヴィゴ、主演男優にノミネートされました!嬉しい!!ぜひとってほしいです!
でも脱いだからノミネートされたわけではありません!
なんといってもヴィゴの完璧というまでの役へのはまりようがやはりノミネートの理由でしょう。
DVDのスペシャルフィーチャーを見たらヴィゴがかなりのリサーチをして、それがその映画つくりにかなりの違いをもたらしたようです。監督にとってもそれは嬉しいサプライズだったよう。
監督曰く、ヴィゴはロシア語のセリフを完璧にマスターしただけでなく、その言い方からまたは歩き方、しぐさもロシアンマフィアにすっかりなっていたということで、それは観たらわかります!
なのでぜひ観てほしいんだけど、まだ日本では観れないのかもしれないんだもんね。
しかも全然映画の詳しいことを紹介してなかった・・・ごめんなさい。それは他のリンクでどうぞ→http://www.cinemaonline.jp/bei_review/2007/053.php
とにかく監督のどこまでもリアルに、というこだわりがよくわかりました。
痛々しいまでの暴力も、それがこの地球上のどこかで確実に行われていることであり、監禁状態で売春をさせられるという少女達の悲しさも、すぐそこにあるもののように現実的だったし(でもこれは日本ではなかなかわからないかも??)。
マフィアというけど、ボスは普通の気のよさそうなおじちゃんのように見えたり、っていうのも、「いかにもマフィアです」っていうんじゃなくてそれがまさにリアルな感じだった。(そういうのはかなり前に見た「ゴーストドッグ」もそうだったなあ)
でもヴィゴは「いかにもマフィアです」って言う見た目ですが・・・
ストーリーも実に奥が深くて、観終わった後いろんなことを考えてしまいました。
この作品の前のクローネンバーグとヴィゴのもうひと作品「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も怖いけど(また暴力的だっていうんで)観てみたいと思います!
今年のオスカーはアメリカのライター達がストライキ中ってことで、開催も危ぶまれるところですが(ゴールデン・グローブはそれで授賞式が開かれなかったしね)、ヴィゴがオスカーに出てほしいからなあ、開催してもらわないと困る!!
なので、開かれることを願っています。
でも、この作品、とってもいい出来なのに作品賞にも監督賞にも選ばれていない!
実は今日「Juno」という映画を観てきました。これはまあ第二のLittle Miss Sunshine的オスカーノミネート作品といった感じの映画なんですが、これが作品賞やら主演女優賞やらにノミネートされています。
でも、個人的にはこれは「う?ん・・・」という感じ。
これが作品賞に選ばれるなら、「Eastern Promises」のほうが断然オスカーに値する作品だと思うんだけどな・・・
ま、それはそうとオスカーノミネートが発表されたので他にもノミネート作品を観ています!
なので日本滞在記と交互に映画も紹介していきたいと思っています、お楽しみに!
オスカーノミネートがこの間発表されましたが(ここでチェックできます!→http://www.oscar.com/nominees/)ちょうどタイムリーに観た映画を今日は紹介!
「Eastern Promises」というカナダ人のデイヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作です。
http://www.focusfeatures.com/easternpromises/
たしか去年のトロント映画祭で最優秀賞を取った作品だったと思うんだけど・・・
デイブが私が日本に帰国中に観てよかったというので、私もDVDで観ました。
クローネンバーグ作品は暴力的なのが有名のようですが、実は今まで一度も観たことなかったのです。
私の好きなヴィゴ・モーテンセンが出てるんですがとにかくすごい映画でした。
シャーリーズ・セロンがオスカーをとった「モンスター」を観た後くらいの久しぶりの衝撃を受けました。
かなり重い映画です。
暴力的であることは間違いないし、かなりショッキングですが、その暴力がなんていうかきちんと描かれている感じが他の映画で見る暴力とは違います。
個人的にはかなり気に入りました。
ロシア系マフィアのボスとその父の七光りで暴れる悲しい息子。
危険と知りながらも事件から手をひけない女性。
ロシアやウクライナから言葉巧みに連れ出されて売春をさせられる羽目になる幼い少女達。
どのキャラも悲しいんですけど、それが実にリアルでした。
でもね、みどころはやはりヴィゴ!
今回はロシアンマフィアの一味の役で、すごいです、もうがらっと雰囲気変わっちゃってます。
見たからに怖そうだし、訛りのある英語、そして流暢にロシア語も話してるし、さすがですね?。
しかも今回全裸で暴れまわってます!日本ではこれ公開はまだ決まってないのかな?
かなりすごいので日本でどこまでカットされずに行くかはわからないですが。
でも、あまりの真剣な格闘シーンなので、その張り詰めた空気が感じられるくらいで、ヴィゴの裸が自然に見えるから不思議。
インタビューを読んでも、変に隠したらそれはリアルではなくなってしまうからということでどこまでもリアリティを求めての体当たり演技!
で、ヴィゴ、主演男優にノミネートされました!嬉しい!!ぜひとってほしいです!
でも脱いだからノミネートされたわけではありません!
なんといってもヴィゴの完璧というまでの役へのはまりようがやはりノミネートの理由でしょう。
DVDのスペシャルフィーチャーを見たらヴィゴがかなりのリサーチをして、それがその映画つくりにかなりの違いをもたらしたようです。監督にとってもそれは嬉しいサプライズだったよう。
監督曰く、ヴィゴはロシア語のセリフを完璧にマスターしただけでなく、その言い方からまたは歩き方、しぐさもロシアンマフィアにすっかりなっていたということで、それは観たらわかります!
なのでぜひ観てほしいんだけど、まだ日本では観れないのかもしれないんだもんね。
しかも全然映画の詳しいことを紹介してなかった・・・ごめんなさい。それは他のリンクでどうぞ→http://www.cinemaonline.jp/bei_review/2007/053.php
とにかく監督のどこまでもリアルに、というこだわりがよくわかりました。
痛々しいまでの暴力も、それがこの地球上のどこかで確実に行われていることであり、監禁状態で売春をさせられるという少女達の悲しさも、すぐそこにあるもののように現実的だったし(でもこれは日本ではなかなかわからないかも??)。
マフィアというけど、ボスは普通の気のよさそうなおじちゃんのように見えたり、っていうのも、「いかにもマフィアです」っていうんじゃなくてそれがまさにリアルな感じだった。(そういうのはかなり前に見た「ゴーストドッグ」もそうだったなあ)
でもヴィゴは「いかにもマフィアです」って言う見た目ですが・・・
ストーリーも実に奥が深くて、観終わった後いろんなことを考えてしまいました。
この作品の前のクローネンバーグとヴィゴのもうひと作品「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も怖いけど(また暴力的だっていうんで)観てみたいと思います!
今年のオスカーはアメリカのライター達がストライキ中ってことで、開催も危ぶまれるところですが(ゴールデン・グローブはそれで授賞式が開かれなかったしね)、ヴィゴがオスカーに出てほしいからなあ、開催してもらわないと困る!!
なので、開かれることを願っています。
でも、この作品、とってもいい出来なのに作品賞にも監督賞にも選ばれていない!
実は今日「Juno」という映画を観てきました。これはまあ第二のLittle Miss Sunshine的オスカーノミネート作品といった感じの映画なんですが、これが作品賞やら主演女優賞やらにノミネートされています。
でも、個人的にはこれは「う?ん・・・」という感じ。
これが作品賞に選ばれるなら、「Eastern Promises」のほうが断然オスカーに値する作品だと思うんだけどな・・・
ま、それはそうとオスカーノミネートが発表されたので他にもノミネート作品を観ています!
なので日本滞在記と交互に映画も紹介していきたいと思っています、お楽しみに!