ゴス去年発売の最新アルバム。
ゴスのことはもうかなり前から好きだったけど、彼らが有名になる頃にはあまり聴かなくなっちゃってたけど、やっぱり今でも気になるアーティストだし、聴くとやっぱり彼らの音楽が好きだということに気づかされます。

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でも彼らを好きになった頃のアルバム「Vol.4」とかその辺を聞いたときみたいに1回聞いただけで「あ、これ大好き!」って思うようなことがここ最近はなくなってきていた。(アカペラの曲は別。やはり彼らのアカペラはすごい、特別)
今回のもはじめ聴いたときは正直複雑な感じで、自分の好きなゴスの音ではないなあ、と思ったんだけど、何度か聴いていくうちに味が出てきたというか、やっぱり聴いていると彼ららしさを感じてくるんですね。
いつもながらいろんなテイストを詰め込んだアルバム。

昔は彼らの曲を頭ごなしに「彼らの曲はどれもいい!」という思い込みで聴いていたけど、今はなんというか、ちょっと客観的に聴けるというか、「ゴスの曲だから」というのではなく、シンプルに「いい曲か」というのを探る感じで聴くようになったから、昔とは違った感じ方、曲への馴染み方も変わってきたのかな?

アルバムにちりばめられた「ストリート・コーナー・シンフォニー」は彼らのスタートをちらつかせるにくい演出。
1曲目の「一筋の奇跡」、これもいままでにない感じ、きにいった。
こういうラブソングではない、メッセージのある曲をもっとうたってほしいなあ。

あとカーク・フランクリンとコラボの曲、すごい!
はじめの数秒で「これはなんか違う!すごい、かっこいい!」と思ったらカークでした。さすがだ。

アカペラの「プラチナム・キス」もいいね。

酒井さんのスキャットもかっこいい「The Ruler」もよかった。

私はリーダー村上氏の声が好きなので、彼の「Prisoner of love」もきにいりましたー。

ただ全体的にちょっと物足りないかなあ、と思ったんだけどな・・・
全体的にどこかで聞いたことあるような感じがいい意味でも悪い意味でもした。
でもやっぱりゴスは好きで、これも多分何度も何度も聴いて、今思ってるより好きになると思う。
・・・とこれを書いて保存しておいてからかなり経ってます。

既に何度もこのアルバムを聞いて、耳にもなじみました。
ゴスの曲は聴いていてほっとするのね、私には。
それはもう何年間も聴きつづけているからという「慣れ」の部分が大きいんだとは思うけど、
彼らの声を聴くと安心します。

今回のを何度も聴いて確信したのは私はリーダー村上氏とあと酒井氏の声、または二人の作る曲が好きなんだなあ、ということ。
「Prisoner of love」、よーく聴くとせつなくて、リーダーの声もこれまたせつない。

・・・と私はやっぱりせつなめな曲にどうも心が動くらしい。

さて、ここで質問!
皆さんはゴスペラーズ、聴きますか?
またはどんなイメージなのかしら?
どうも世間での彼らのイメージっていうのはバラードをしっとり歌うグループ、みたいに思われているようですが・・・