またまた映画を見ました。

ロブ・ライナー監督作というよりもスティーブン・キング原作といったほうがピンと来るだろうな、
キャシー・ベイツの怪演(?)が素晴らしい「Misery」(ミザリー)です。

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1990年の作品ってことなので、けっこう前だねえ。
キャシーが若いもの。
でも彼女、基本的には全然変わってないですねー。

もうね、とにかく怖い。
ホラーの怖さではなく、精神的にぞくぞくと何かが起こるんじゃないか、という怖さをのっけから最後まで匂わせています。

ロブ・ライナー監督って私の中では監督デビュー作の84年の「スパイナル・タップ」とか、「プリンセス・ブライド」というちょっと軽めの映画のイメージが強いからびっくりしたけど、あの「スタンド・バイ・ミー」の監督も彼がしてたんだ!しらなかった。
「ア・フュー・グッドメン」なんかのシリアスものもやってるしねー。
いや、これは今知ったんですが。

ま、それはそうと、彼のイメージを覆す出来でびっくりしました。
スティーブン・キングの原作は読んでいないのでなんともいえないですけど、でも映画としてもいい出来だと思います。

私はあんまり血みどろや幽霊といったホラーものは好きじゃないけど、こういうサスペンススリラーの怖さは好き。
そういうので人を怖がらせるほうが難しいと思うしね。
「ルームメイト」という邦題の映画もそんな感じで怖かったのを覚えてるけど。

それにしてもキャシー・ベイツがすごかった!
これは彼女にしか出来ないだろうなあ、という役ですね。

彼女の顔のアップだけでも怖い。

でも今観て思ったけど、原作は1987年に発表されたもの。
でもストーカーみたいな、架空の物語とその登場人物の世界の中で生きてしまっているような主人公、っていうの、今でも通用する問題ですものね。
なんか、やけにリアルで怖かった。こういうこと起こりそうだものね・・・

キャシー・ベイツファンとして観てよかった。
あんな怖い役なのに、この役演じた彼女を見て、「あっぱれ!」と思いました。

みんなはこれは既に見たでしょうか?