日本でも話題?の映画、An Inconvenient Truth(邦題は不都合な真実 http://www.futsugou.jp/)
を見ました。
http://www.climatecrisis.net/

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こっちでは既にDVDになっているのでようやくってところですが・・・
Davis Guggenheimという人の監督作。
アメリカ元副大統領、そして大統領候補者であったアル・ゴア氏が地球温暖化についてその現状と対策をスライドショーでわかりやすく説明してくれています。

そしてスライドショーの様子と並行して彼のプライベートな一面が垣間見れます。
大統領候補にもなった有名な政治家の彼がこの問題に興味を持ったのは学生のころからだったそうです。
子供が事故になって瀕死の状態となったことが彼の人生観を大きく変えたとか。
そして大統領選。皮肉なことだけれど、彼がこうしてアメリカの都市のみならず、世界中をこのスライドショーをしてまわれるのは大統領に選ばれなかったからですね。

もちろん彼が大統領になっていたら、アメリカの地球温暖化対策も大きく違っていただろうけれど、
大統領ともなればひとつの問題だけを扱えばいいわけではないですものね。

この作品の最後のほうで彼が「自分にできることは今地球がどうなっているのか、ということをひとりひとりにつたえていくこと」といっているのがすごく印象深かったです。

だって政治家としてこの問題に取り組むのは素晴らしいことだけど、決してお金になるような問題じゃないですよね。

なかなか理解するのが難しい問題を彼が実にわかりやすく説明してくれているんですが、所々に笑いも入れたりして、うまいですね。

それにしてもゴア氏、老けたように見えるのは私だけかな??
でも年輪を重ねたいい顔でかっこいいなあと思いました。

これを見てやっぱり危機感がわいてきました。
このままでいたら日本の多くの都市が浸水するかもしれない。
日本だけでなく多くの国の多くの都市で。

そのために私たちが今できること。
ほんのちょっとのことなんだよね。
例えばリサイクル、エアコン温度の設定。
使わない電化製品のプラグを抜くこと。
エコカーを買うのは出来ないかもしれないけど、アイドリングをしないとかそのくらいならみんなができること。

それにしてもこの映画を見て日本は国全体が、というか国民一人一人の環境に対する関心度が高いと思いました。

ここカナダでは日本ほど徹底したリサイクルが義務つけられていないし、
リサイクルに出したのに、普通のごみと一緒に処理されてしまっているなんて噂もあるし・・・
でもだからといって自分も何もしなくていいや、というのではなく、ちょっとしたことをきちんとやっていきたいなあと思いました。

映画を見終わってすぐ、プラグを抜くことを実践。
あと電球も今度買うときは違うのを買おうと思っています。
あとあまり紙を使わないこととか、リサイクルですね、やっぱり。
ショッピングに行ってもビニール袋を使わないようにするとか。

まあここでもこの映画を見てみんなの関心が高まって、何か自分たちもやろう!と思ってくれるといいのですが・・・

みなさんはどうでしょう、なにかやっていますか?

ちなみにこの映画はドキュメンタリー賞とオリジナル歌曲賞の2つでオスカーにノミネート。
ドキュメンタリー賞で是非とってほしいですね。