サム&デイブのサム・ムーアは知っていたし、この新譜の存在も知っていたんですが、今までチェックしていなかったんですが、ようやくSam Moore「Overnight Sensational」を購入しました!
http://www.rhino.com/store/ProductDetail.lasso?Number=77618
ここのインタビュービデオもよいのでおすすめです!(英語だけど)

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で、聴いてみたら、これがすっごくいい!!
視聴した1曲目でもう惚れました。
そしてどの曲もはずれなし!!
全曲豪華アーティストとの共演ですが、こういうのはけっこう曲によって好き嫌いが別れたりするんですが、
どの曲もまさにサムの味になっていて、さすが!

Mr. Soulmanらしいまさにソウルフルな声にしびれます!
年輪を重ねて(なんと今年71歳!!!)もパワフルだし、声に深みが増したように思います。

サムの奥さんのジョイスさんはアルバムのプロデューサーもつとめ、マネージメントもこなしていて(その会社の名前がI'm Da Wife!!)アルバムにも彼女のメッセージが載っているんですが、このメッセージが印象的でした。

サムはずーっとサム&デイブとしてのサムとして認識されていて、「サム・ムーア」という個人で語られることが非常に少なかったわけですね。ソロでアルバム制作をするも、途中で挫折せざるを得なくなり、70歳にしてのソロデビュー!

奥さんとふたりで力を合わせて、たくさんのアーティストに愛され、楽しんでレコーディングをした感じがよくわかります。


今回サムと共演しているアーティストたちを曲名の後に記載しておきました。
1. I CAN'T STAND THE RAIN - WYNONNA、BEBE WINANS, BILLY PRESTON, ROBERT RANDOLPH, BEKKA BRAMLETT
 Wynonnaは女優アシュレー・ジャッドのお姉さんです。もともとはカントリーシンガーですが、いやあ、かなりソウルフルな声してますね。

2. BETTER TO HAVE AND NOT NEED - BRUCE SPRINGSTEEN
 こちらは説明はいらないでしょう!迫力の共演です。

3. BLAME IT ON THE RAIN - FANTASIA
 この人はアメリカン・アイドルからデビューしたアーティストかな?その辺がちょっとくわしくわからなくって、ごめんなさい。でもこのCDのプロデュースはアメリカン・アイドルのジャッジのランディ・ジャクソンなので、そうかな?

4. LOOKIN' FOR A LOVE - JON BON JOVI
 彼も有名ですね。この曲は二人のやりとりがとってもほほえましくて、いいなあと思いました。

5. AIN'T NO LOVE - STEVE WINWOOD
 スティーブ・ウィンウッド!彼はイギリスの白人ソウルシンガーです。でもこれを聞いた限りじゃ、サムとスティーブの声の見分けがつかない!!

6. NONE OF US ARE FREE - STING with Special guest SHEILA E. (percussion)
 スティング、今回はなんかこれスティング?って感じに聞こえました。でもこういう曲を一緒に歌ってるのはスティングらしいね。

7. IT'S ONLY MAKE BELIEVE Special guest vocals by MARIAH CAREY & VINCE GILL
 マライアは非常にわかりやすい声ですね。VINCE GILLは私はちょっとわからないんですが・・・ごめんなさい。

8. DON'T PLAY THAT SONG (YOU LIED) - BEKKA BRAMLETT with SAM MOORE
 彼女は70年前後に活躍した白人R&B夫婦デュオ、デラニー&ボニーの娘さんだそうで。確かこの曲を作ったのが彼女のお父さんでしたか?彼女もどっちかというとカントリー系として活躍しているそうですが、いやはや、全然ソウルな声ですね!彼女はこのアルバムの他の曲でもバックボーカルをつとめています。

9. IF I HAD NO LOOT - VAN HUNT and NIKKA COSTA with Special guest BILLY F. GIBBONS (guitar)
 VAN HUNTはデビューアルバムがグラミーにノミネートされていたそうですね。名前も知らなかったですが・・・一方のNIKKA COSTAは名プロデューサーであるドン・コスタの娘さんということだそうで、彼女のこともまったく知りませんでしたー。でも彼女もなかなかいい声ですね。この曲の始まりでサムが「1・2・3!」とシャウトしてるその声にしびれます!

10. RIDING THUMB - TRAVIS TRITT with Special guest ROBERT RANDOLPH (pedal steel)
 彼もカントリーシンガーだそうです。今までカントリーって全然興味なかったけど、みんなやっぱりうまいし、かなりソウルフルな声なのね。ROBERT RANDOLPHは今気になってるんですよねー。ペダル・スティール・ギターというパイプオルガンの変わりにゴスペル演奏で使われる楽器を操るすごい人なんです。(詳しくはここ→http://wmg.jp/artist/r_randolph/)

11. WE SHALL BE FREE - PAUL RODGERS  彼はQueenが新ボーカルに迎えた、あのPAUL RODGERSさんのようですね。それ以外は全然知らなくて、これまたごめんなさい。

12. YOU ARE SO BEAUTIFUL - BILLY PRESTON, ERIC CLAPTON, ROBERT RANDOLPH, ZUCCHERO
BILLY PRESTONはビートルズのLet it beにもキーボードとして参加したと言うすごいアーティストです。サムにとってはとても仲がよく、アルバム参加後に亡くなったのですが、その彼とサムとの深い絆が感じられるような、素晴らしいエンディング曲です。

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つい最近、東京Blue Noteでライブが行われていたんですね!いいなあ、みたかったなあ。
そのへんをBlue Noteのサイトとライブの様子が書かれたブログでどうぞ。
http://www.bluenote.co.jp/art/20061113.html
http://blog.goo.ne.jp/moccho_77/e/8d3f4150e81a90242c05c4fba8c5e410


http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=5663330
ここでもインタビューが聞けます。これも英語ですが・・・(ごめん)
なかなか面白いインタビューです。でもインタビューしている人があんまりうまくない気がするなあ・・・