母は温和な性格で、まず怒った姿が思い出せない。
その反対に父は短気。
それでも小さいころ、勉強のことで小言を言われたことは全然なかったですね。
二人ともある意味無関心というか「うちらも勉強はよく出来なかったからえらそうな事はいえない」
とよく言っていました。
「勉強しなさい」とか成績でうるさく言われなかったのは本当によかったなあ、と感謝です。
だから勉強することをあまり苦痛に感じたことがなかったですね。

私にはあまり反抗期って時期がそんなになかったんですけど、
やはり父に対して、というか父の浮気に対してとても反発心があったのを覚えています。
あと父はよく怒っては怒鳴り散らしていたし、うちは母方の祖母と一緒に同居しているのですが
(うちの父が母の家に婿に入ったので)
母はよく「あの人はかわいそうに家族の愛っていうのをあまり受けずに育ったから、
自分の家族にもどうやってうまく愛情を示したらいいのかわからないのよ」とか
「親がいなかったも同然だから、うちのおばあちゃんにもあまり優しくできない」
などとこぼすことがありました。

母とは仲良く、いろいろ話もしたし、
大学生のころなんかもよくいっしょに近くに買い物に行ったりしたものです。
母と姉と私の三人は友達みたいな感じです。

父は頑固で、私は末っ子ということもあって、けっこうかわいがられていたせいか、
やはり彼氏ができ、しかも結婚前提で付き合っているのがカナダ人、
ということに相当の抵抗があったようで、
遠距離時代、たびたびカナダに行くときもそれを報告すると、とにかく嫌がって、
嫌味を言われたりしたものです。

母は理解してくれましたけど、父は最後まで頑固で、
私がこっちに来る1年前くらいかな?家族で温泉旅行に行ったのですが、
そのときにやはり彼のことやカナダ行きの話をしたらまるっきり無視。
当時は私もそれで相当悩んだけれど、今思うと父もかなり寂しかったんだろうな、と思います。

それでもちゃんと話し合って、両親に祝福されて結婚できたからよかったですが。

デイブは2度日本に来ているし、うちの両親も一度トロントに結婚式のために来て、
デイブとはうまくやっていますよ。
両親はまったく英語は話せないけれど、何とかなるものですね。
父はデイブが来ると一緒にビールなんか飲んだり、「これも食ってみろ」とかいって
いっしょに飲めるのがうれしかったみたい。

と、なんかとりとめもなくだらだらと書いてしまったなあ・・・

ひとりごとというのには長すぎるけど、まあそんな感じに受け取ってください。

でもやっぱり私、うちのお父さん、お母さんが大好き!
両親だけでなく、おばあちゃんも大好き!
家族みんなが健康で長生きしてくれることを本当に祈っているんです。