パイオニア、なんて日本語で言うと、スペシャリスト、みたいな、なんかすごい人のことのように思うかもしれませんが、開拓者とか、先駆者とかと言う意味です。
で、このパイオニア・ヴィレッジ(Black Creek Pioneer Village、トロントの北西にあります)
というのは昔の人々の暮らしぶりを再現した、日本でいえば日光江戸村みたいな感じ?
や、あれほどのエンターテイメント性はないですが、いい意味で忠実。
というのも、訪問者は昔の建物に入っていって中を見るとか、中でいろんな作業をしてる人と話す、というもので、アトラクションではないから。
でもここの人はみんな昔の服装で、裁縫してるおばあちゃんとか、昔ながらのかまどでパンを焼く女性とか、ほうきをつくるおじいちゃん、などなど、みんな本当にそうやって働いてるのです。
建物は1800年代の当時のものを移築したものが多いです。
でもいくつかはそのままの場所にあるようです。
トロントのダウンタウンからもそれほど遠くはないけれど、静かでゆったりとした時間が流れています。
少人数のバンドが園内を回っていたりして、それが部屋の外から流れてくるのを聞くのもなかなか乙なものです。
昔の人はこうして静かな日常を過ごしていたんだなあ、と思いをはせ、忙しい現在の自分の生活についてもちょっと考えてみたり・・・。
あと思ったのは、せまいし、くらいんだけど、すごく居心地よさそうな部屋がたくさんあったということ。
私はカントリー風のインテリアとか好きではないんだけど、でもなんだかすごく落ち着いた感じで、やっぱり実際昔の人が使っていたからなのか、当時の人々のおだやな暮らしぶりがよく伝わってきました。
「大草原の小さな家」(昔好きでこのシリーズ、よく読んでいたの)を思い起こさせる所でした。
おかげでゆったりとしたいい週末のひと時を過ごすことができました。
大人11ドルだったかな?
駐車場は6ドルです。
くわしくはウェブサイト
http://www.trca.on.ca/parks_and_culture/places_to_visit/black_creek/
をどうぞ。