今日も寒いトロントです。

春はいつ来るのかなー?


では、図書館で借りた本、New English Gardenの紹介の続きです。


New English Garden
Tim Richardson
Frances Lincoln
2013-10-01

 


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こちらはPatrick BlancさんによるAthenaeum HotelのLiving Wall

彼はヴァーティカル・ガーデンを専門としていることで有名。
私も彼のではないですが、彼の影響を受けた人のヴァーティカル・ガーデンについての本を読みました。
ここ数年、ずいぶんポピュラーになってきていますよね。

素敵だなあ、とは思うものの、これはやっぱり水やりを機械でプログラムされたシステムなどがないとねー。

あとかなりトロピカルな植物が使われているそうで。
やっぱり暖かい気候向けなのかな。

パトリクさん(フランスの方ですからこう呼ぶのかな?)のウェブサイトも素敵です。


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ちょっと写真が小さくて見えにくくてすみません。

こちらはJames Alexander-SinclairさんとArne MaynardさんによるCottesbrooke Hall

Arne Maynardさんのお名前は私もよく見かけていて、とてもロマンティックなガーデンを作る方という印象。

このCottesbrooke Hallはホテルとしても機能しているそうです。
こんなところに泊まってみたい!

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Alexander-Sinclairさんによるロング・ダブル・ボーダー↑も圧巻。
こんな素敵なフォーカル・ポイントが作れたらなぁ。

Arneさんのブログ(というかジャーナルとガーデンダイアリーの二つがあります)も素敵です。
それにガーデニングのコースもあるんだとか!
イギリスに住んでいて近くだったらぜひ参加したいー。 


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で、こちらはJames HitchmoughさんとNigel DunnettさんによるOlympic Park。 

確かつい最近若いガーデン・デザイナーのSarah Priceさんも手がけてなかったかな?

こちらはそれ以前のことだと思うんですが、このお二人はUniversity of Sheffieldでナチュラルランドスケープの研究をされていて、以前私が紹介したクリストファー・ロイド氏の本「Meadows」でもHitchmough氏の名前が何度も出てきていました。

たしかメドウの研究の一部としてアメリカ原産の植物を使ったり、というのだったかな?

ここはオリンピック・パークといういわゆるアトラクション的なというか観光的な意味合いが強いところなので、メドウといってもかなりお花率が高いですね(よりナチュラルなメドウの場合はたしかお花の割合は20%から30%とかだったと思います)。

でも、やっぱり素敵ー。
お花畑みたいですものね。


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またまたロマンティックなお庭です。
Jinny BlomさんによるTemple Guiting
こちらもホテルとして使われているようですね。

女性らしいデザイン、私の好きな白やパープルのこのボーダーなんか、ほんと憧れです。
でも他のガーデンエリアではもっと強い色のお花を使ったところなんかもあります。
でもこのマナーハウスの外観とも相まって全体的にやっぱりとてもヨーロッパらしいロマンティックさにあふれています。


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庭の写真ではなく、庭のあちこちにあるさまざまな言葉の引用なのですが、こちらはBCA Landscapeという会社によるAngel Field
ここはLiverpool Hope Universityのキャンパス内にあるんだそうです。

緑あふれたキャンパスが、しかもイギリスで人気のデザインカンパニー(なんだそうです)によって手がけられているなんてうらやましいですねー。

かなりコンセプチュアルな感じなお庭ですが、大学のキャンパスと思えばうなずけるかも。


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またまたロマンティックな景色なのはJulian and Isabel Bannerman夫妻によるHanham Court

お二人でガーデンデザインチームを組んで活躍されていて、プリンス・チャールズのハイグローヴのお手伝いもしたそうで。

ここはそのお二人が18年間住んでいた(のかな?別荘とかかもしれないですが)というところ。
ここも非常にヨーロピアンな感じがします。

以前はパブリックに公開されていたようですが、今は予約をしてツアーとかができるようですね。

こんなバラに囲まれた景色、憧れですよねー。


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Arabella Lennox-Boydさんと聞いて、「あ、知ってる!」と思った方も多いのではないでしょうか。
チェルシー・フラワー・ショウのゴールドメダリストの常連というベテランデザイナーさんです。

Greagarthは(Gresgarth Hallとオフィシャルには記載されていますが)、Lennox-Boydさん自身のお庭。

彼女も裕福なおうちに生まれ育ち(もともとはイタリア出身)、その後イギリスに渡り、再婚した方も由緒ある家柄の方のようで、こんなお屋敷に住めるんですから、 そりゃそうか、さすが!のお庭。

でもいろいろガーデンエリアが小さく区切られているようなのも面白いです。

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冬の間でも楽しめる(といってもイギリスの冬なので、こちらの冬とは大違いですが・・・)ようになっているのもさすがー。

こんな石によるアートなペイヴィングも素敵ですねー。


ということで、この本で紹介されているすべてのお庭は紹介できませんが(主にニュー・ペレニアルズ・スタイルのものが多いので、どれも素敵だけれど、ある意味同じような感じなのも多かったので・・・)、見ているだけでも楽しい本だと思います。

私もGardens Illustratedや今まで読んできたガーデニング・ブックスなんかでよく見かけていたガーデンデザイナーさんたちの名前がここでたくさん出てきていて、「ほおー、なるほどー」と思いながら読んでいました。

お庭によってはそのお屋敷の歴史だとか、ユニークなお庭の持ち主の話とかもあって、読むにも興味深いですので、おすすめです。


イギリスはやっぱり素敵なお庭がたくさんですねー。


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