今日はトロント、朝、めちゃ寒くて、気温はマイナス21度。
体感温度はマイナス33度ですって!
ニュースを見て、「うがー、外出たくなーい」と本気で思いました。
とは言え、仕事も忙しいし(昨日も休憩なし、ランチも半分の時間のみ、プラス残業させられました)休めない・・・
靴下を2枚重ね、ロングダウンコートの下にもウールのカーディガンを着、手袋も2枚装着さ!
でも外出てみたら、風がないからそんな寒くなかったかも。
明日からはマイナス4度とかそのくらいまで上がるみたいなのでよかったです。
***
さて図書館で借りてきたガーデニングブックスの紹介に戻ります。
が、今回は今までのとはちょっと違います。
Tulipomania by Mike Dash
(上の私が借りてきたものとカバーが違いますが、同じ本のはず)
「チューリッポマニア」というのは1620年ごろ、オランダでチューリップの球根を今の株のような投資の対象として取引がなされ、一つの球根を得るために、ものすごいお金がかけられたんだそうです。
その後、その投資はバブルがはじけるように市場倒壊、多くの人が大金を失うことになった、その歴史的イベントについて書かれた本です。
簡単な日本語での説明はこちらでどうぞ。
この本はチューリップがもともとトルコ周辺が原産で、どのようにヨーロッパに入ってきたのかというところから、オランダ中心のこのチューリップをめぐる駆け引きについてなどが書かれた、歴史書なのです。
これ、私がいつもペレニアルをオーダーしている会社のスタッフもガーデニングブックでおすすめしていたし、かなり話題になっていたので、私も気になっていました。
で、1年前のクリスマス・ギフトの一つとして、デイブママに本をあげていたのですよ。
自分で読む前に。
というのは、私自身はあまりチューリップに大きな興味があったわけではなかったというのがまず一つ。
でもママはお花とかにも興味があるし、ヨーロッパ好きな人、そして大の読書好きなので、こういうのも好きそうかな、と思って。
で、図書館に行ったらこれがあったので、では読んでみるか、と思いまして。
こちらではずいぶん話題になっていたようなのですが、日本では訳されていないみたいですね。
でもね、それはなんかわかる気がします。
というのも、面白くないわけではないんです、題材としては。
でも、歴史を淡々と述べるような感じなので、ちょっと読書としては面白みに欠ける気がしました。
チューリッポマニアを引き起こす前、ヨーロッパでのチューリップ促進を進めた一人がカロルス・クルシウスという植物学者で、もともとはフランス生まれ。
でも当時の宗教(プロテスタントに改宗したのがきっかけとかだったかな?)のこともあり、なかなか生きづらかったようで、本名からこのカロルス・クルシウスという名前に改名した、という人。
彼に関する部分などはストーリー性もあって面白かったですけれど。
ちなみに彼についてはこちらで日本語で紹介されています。
今でもクルシウスという彼の名前はチューリップの種類として受け継がれていますけれど、それくらい影響力のある人だったようです。
で、個人的な感想では、そのチューリップの球根の投資の売り買いという部分にはあまり面白みは感じられず、それよりはこのチューリッポマニアが起こった当時のオランダの生活とかの描写を読むほうが楽しかったです。
だからこれはやっぱり「歴史書」と思ったほうがいいのかも。
とても貴重なチューリップは一つ手に入れるのにそれこそ大邸宅や船が買えるような金額が動いていたそうで、そういった投資についての詳しい説明もあるんですけれど、その辺はもともと数字のこととかにはあまり興味のない私には「ふーん」という感じで(笑)。
だから、もうちょっとストーリー仕立てにしていたら面白く読める本になっていたんじゃないかな、と思うんですけどねー。
でも、こんな昔のことを、ずいぶん細かく調べて大変だったろうなあ、とは思いました。
で、こんなに盛り上がった取引なのに、居酒屋とかでお酒飲みながらの契約をしてた、とかそういうなんだろうな、人間臭さがあったり、それをまたものすごく冷ややかにみている人がいたり。
だからもうちょっと違う書き方、組み立て方にしてたら、すごく面白い本になったんじゃないかな、と思うんですけども。
でも、今こうやって世界中でいろんな植物が楽しめるのも、こういう昔の人々の情熱があってこそなわけで。
とはいえ、どんな花が咲くかもわからない球根で投資をするというのは、無理があるよなあ・・・
でも、流行になってしまえば、関係ないんですよね。
その辺がやはり人間の愚かさといいましょうか・・・
この「チューリッポマニア」、日本で訳されることはないかと思いますが、でも「チューリップ・ブック」という八坂書房から出ている本がかなりこのチューリッポマニアで書かれているものに近いようなので、興味のある方はこちら↓を読んでみたらいかがでしょうかー。
ということで、チューリップにちなんで、うちで咲いたチューリップの写真を挿んでみました。
ま、植物と歴史というのが一緒になった本というのはなかなかないので、そういう意味では面白かったです。
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体感温度はマイナス33度ですって!
ニュースを見て、「うがー、外出たくなーい」と本気で思いました。
とは言え、仕事も忙しいし(昨日も休憩なし、ランチも半分の時間のみ、プラス残業させられました)休めない・・・
靴下を2枚重ね、ロングダウンコートの下にもウールのカーディガンを着、手袋も2枚装着さ!
でも外出てみたら、風がないからそんな寒くなかったかも。
明日からはマイナス4度とかそのくらいまで上がるみたいなのでよかったです。
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さて図書館で借りてきたガーデニングブックスの紹介に戻ります。
が、今回は今までのとはちょっと違います。
Tulipomania by Mike Dash
(上の私が借りてきたものとカバーが違いますが、同じ本のはず)
「チューリッポマニア」というのは1620年ごろ、オランダでチューリップの球根を今の株のような投資の対象として取引がなされ、一つの球根を得るために、ものすごいお金がかけられたんだそうです。
その後、その投資はバブルがはじけるように市場倒壊、多くの人が大金を失うことになった、その歴史的イベントについて書かれた本です。
簡単な日本語での説明はこちらでどうぞ。
この本はチューリップがもともとトルコ周辺が原産で、どのようにヨーロッパに入ってきたのかというところから、オランダ中心のこのチューリップをめぐる駆け引きについてなどが書かれた、歴史書なのです。
これ、私がいつもペレニアルをオーダーしている会社のスタッフもガーデニングブックでおすすめしていたし、かなり話題になっていたので、私も気になっていました。
で、1年前のクリスマス・ギフトの一つとして、デイブママに本をあげていたのですよ。
自分で読む前に。
というのは、私自身はあまりチューリップに大きな興味があったわけではなかったというのがまず一つ。
でもママはお花とかにも興味があるし、ヨーロッパ好きな人、そして大の読書好きなので、こういうのも好きそうかな、と思って。
で、図書館に行ったらこれがあったので、では読んでみるか、と思いまして。
こちらではずいぶん話題になっていたようなのですが、日本では訳されていないみたいですね。
でもね、それはなんかわかる気がします。
というのも、面白くないわけではないんです、題材としては。
でも、歴史を淡々と述べるような感じなので、ちょっと読書としては面白みに欠ける気がしました。
チューリッポマニアを引き起こす前、ヨーロッパでのチューリップ促進を進めた一人がカロルス・クルシウスという植物学者で、もともとはフランス生まれ。
でも当時の宗教(プロテスタントに改宗したのがきっかけとかだったかな?)のこともあり、なかなか生きづらかったようで、本名からこのカロルス・クルシウスという名前に改名した、という人。
彼に関する部分などはストーリー性もあって面白かったですけれど。
ちなみに彼についてはこちらで日本語で紹介されています。
今でもクルシウスという彼の名前はチューリップの種類として受け継がれていますけれど、それくらい影響力のある人だったようです。
で、個人的な感想では、そのチューリップの球根の投資の売り買いという部分にはあまり面白みは感じられず、それよりはこのチューリッポマニアが起こった当時のオランダの生活とかの描写を読むほうが楽しかったです。
だからこれはやっぱり「歴史書」と思ったほうがいいのかも。
とても貴重なチューリップは一つ手に入れるのにそれこそ大邸宅や船が買えるような金額が動いていたそうで、そういった投資についての詳しい説明もあるんですけれど、その辺はもともと数字のこととかにはあまり興味のない私には「ふーん」という感じで(笑)。
だから、もうちょっとストーリー仕立てにしていたら面白く読める本になっていたんじゃないかな、と思うんですけどねー。
でも、こんな昔のことを、ずいぶん細かく調べて大変だったろうなあ、とは思いました。
で、こんなに盛り上がった取引なのに、居酒屋とかでお酒飲みながらの契約をしてた、とかそういうなんだろうな、人間臭さがあったり、それをまたものすごく冷ややかにみている人がいたり。
だからもうちょっと違う書き方、組み立て方にしてたら、すごく面白い本になったんじゃないかな、と思うんですけども。
でも、今こうやって世界中でいろんな植物が楽しめるのも、こういう昔の人々の情熱があってこそなわけで。
とはいえ、どんな花が咲くかもわからない球根で投資をするというのは、無理があるよなあ・・・
でも、流行になってしまえば、関係ないんですよね。
その辺がやはり人間の愚かさといいましょうか・・・
この「チューリッポマニア」、日本で訳されることはないかと思いますが、でも「チューリップ・ブック」という八坂書房から出ている本がかなりこのチューリッポマニアで書かれているものに近いようなので、興味のある方はこちら↓を読んでみたらいかがでしょうかー。
ということで、チューリップにちなんで、うちで咲いたチューリップの写真を挿んでみました。
ま、植物と歴史というのが一緒になった本というのはなかなかないので、そういう意味では面白かったです。
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マイナス21度は体験したことがありません~。たくさん着込まないと通勤前に体が冷え切ってしまいそうですね・・・気をつけてくださいね!
チューリップこんなに沢山綺麗に咲いたのですね~。今年はもっと咲く予定かな??
昔の人はチューリップの新しい球根にダイアモンドくらいの価値を感じていたのかなぁ・・・品種改良というか交配を重ねて種から育ててまた球根を育てるとなると、すごく時間がかかりそうですよね。長い時間をかけて新しいお花をみたら感動的でしょうね!