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イースター前ごろに買った、ネコヤナギの枝。
きっとそのときだけのデコレーションとして、捨てられることがおおいのだろうけれど、うちのネコヤナギはまだまだ元気で、新芽を出しています。

鉢植えでもなく、切られた枝なのに、力強く水を吸って、それをエネルギーに変えて行っているんだな、と思うと、この細い枝にものすごい何かが潜んでいるように思えてきます。

昔は自然に興味はあまりなかったのに、ここ最近は、かなりナチュラルなものに惹かれている自分がいます。
ここ、トロントの長く厳しい冬を経験したことも、その理由の一つかもしれません。
長い灰色の冬のあとの、新緑、青空、ぱっと明るく咲く花の色の鮮やかさ。
葉は色づき、そして枯れ、また春になると芽生え・・・

そこには嘘がなく、有無を言わさぬ真実がこめられているように感じます。
生きているんだな、ということを感じさせてくれるものが、そこに反映しているからかもしれません。
そして、力まずに、すっと「頑張らなくては」と思うのです。

最近、仕事も忙しく、週末もあわただしく、ゆっくりしている時間がなかなか見つけられないのですが、そういうときこそ、外の木々をみたり、うちのお花を見たりする、ほんのちょっとのことで、ずいぶん助けられているような気がします。

だから、明日も、また忙しくなるけれど、頑張っていこう、そう思うのでした。