先週末に引き続き、今週もConservation Areaに行ってきました。
Crawford Lake Conservation Area
http://www.hrca.on.ca/ShowCategory.cfm?subCatID=1083
今日もいい天気で、暑くもなく、寒くもなく、ハイキング日和。
Halton地区のConservation Areaはどこもけっこう隣接していて、ここも前回行ったMountsbergとルートはほとんど一緒です。
ここはただ湖があるだけなのかな、と思っていたら、オンタリオ州にもともと定住していたネイティブの人たちが実際に住んでいた遺跡のようなものがここで見つかったらしく、Longhouseと呼ばれるその建物が復元されていたり、自然と歴史を一緒に楽しめる場所で、思ったよりずっとよかったです。
うちらは自分たちで湖周辺をぶらぶらしたあと、ワイルドフラワー・ウォーキングという45分くらいのガイドさんと一緒に歩くものに参加してみました。
別にワイルドフラワーにすごく興味があったわけではないんですが、なんとなくガイドさんと歩いたほうがいろんなことを知ることが出来て楽しいかな、と思ったんですが、これも思ったよりずっと興味深かったです。
ネイティブの人々がワイルドフラワーをどんな風に使っていたのかとかを、実際に歩いてそこに芽吹いているものをガイドさんが説明してくれるんですが、多くのものが毒を持っていたりして、ある一つのものはガイドさんいわく、ちょっと腕にそ の汁を塗っただけで、8時間も腕がしびれていたっていうから、すごいですよね。
他にもたまねぎに似た草を摘んできて、食べてみたら、本当にたまね みたいな味がしたり、いろんな草花をどういう風に食していたか、とかの話で、ガイドさんもそのほとんどを試していて、びっくり。
あと最後に湖の説明もあったんですが、深いところだと20メートル以上あるみたいで、日光が届かず、微生物も生息せずにいるので、その地底は年月を経てもそのままの形で保存されるそうで(つまり真空状態に似た感じらしい)、一度スキューバダイバーが調査のためにもぐったそうですが、年代物のVWの車があったり、馬も腐敗せずに横たわっていたとか!
そういうことで地層を調べて、この周辺に住んでいたネイティブの人々がとうもろこしを植えていたことがわかったりしたそうです。
もうひとつのみものは15世紀当たりにこの周辺に住んでいたであろうイロクワ族(というのは実は族の名前ではなくて、いろんな族が集まった集団の名前らしいですが、ややこしいので、ここではイロクワ族と呼びます)のLonghouseで、中ではお兄さんが彼らがどんな生活を営んでいたかを説明していました。
うちらは時間に間に合わなくて、あまりその話は聞けなかったんですが、ビーバーの毛皮の話なんかをしていました。
このお兄さん、すごくかっこよくて、外で昔ながらのやり方で火を熾すデモンストレーションをしてくれたりして、いろいろ話をしていましたが、自然が好きで、そういうワイルドライフのサバイバル術を教えたりもしているそうです。かっこよかったのに写真を撮るのをすっかり忘れてました。 失礼。
このLonghouseって大きいんですが、窓もなく、天井に一つ穴が開いているだけで、それは煙を逃がすための穴だそうで、かなり暗いです。ここに何十といった家族が一緒に住んでいたんだそうです。
ワイルドフラワー・ウォークのガイドさんの話で当時の人々は毎日煙の中にいたようなものなので、20歳とかになると失明する人も多かったそうです。
そのためにワイルドフラワーの汁で目を洗ったりした、なんて話もあったんですが、そういうのを考えながら、彼らの暮らしを思うと、今とはまったく違って、本当に興味深いです。
ここは湖周辺はボードウォークで囲まれていて、歩きやすいし、実際子供連れの人たちが多かったです。なぜか東欧系かロシア系の人たちとお見受けする人たち 多いようでしたけれど。どうしてなんだろう??
Conservation Area、思った以上に楽しいので、まだまだ他のところもあるのでまた行きたいと思っています。