以前、私が好きな大沢たかおさんが出演されていたさだまさしさん原作の映画「解夏」を紹介(こちら→http://hanapring.dreamlog.jp/archives /2551756.html)しましたが、
もうひとつ、大沢たかおさん出演、さださん原作の映画「眉山」をみました。

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http://bizan-movie.jp/index.html

松嶋菜々子さん演じる娘と宮本信子さん演じる母との絆を描いた作品。

物語の詳しいことはここではかきませんが、距離のあった母娘二人の距離がすこしずつ縮んでいく、その工程がよかった。
江戸っ子で曲がったことは大嫌い、といった感じの強い母親。不倫の末、女手一人で娘を育て、余計なことは娘に言わない。
だからこそ開いてしまった母娘の心。
でも本当はお互いを必要とし合ってこそ、離れ、近づきたいと思っている。

そんなもどかしさが良くわかる作品でした。
とにかく丁寧に作られていて、徳島の阿波踊りをモチーフに、静と動をうまく使い分けているな、と思いました。

所々映される空や水の景色のきれいなこと。
阿波踊りの会場の夜の明かりや、松嶋さん演じる娘咲子が着る若草色の着物の色、徳島市内のみずみずしい緑の風景など、ちょっとした色のアクセントもとても印象的でした。

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それにしても、自分があまりに涙もろくなった、と 思うくらい泣いた。
ストーリーも素晴らしく、涙を誘うんですが、なんでもない一言や映像にまで泣いてるんだから、どうしちゃったのかしら??

やはり母が娘を思う気持ちの大きさとか、家族から離れている私にとっては本当になんだか申し訳ないくらいで、でもだからこそ、そんな母と娘の物語が胸に響いてきました。

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なんといっても、母親役を演じた宮本信子さんが素晴らしかった。主演は松嶋さんですが、これは宮本さん演じる母親龍子の物語だな~、と思いました。
松嶋さんも、いつも本当に清楚な感じで綺麗ですね。日傘があんなに似合うっていうのもすごい。
はじめは大沢さんの出演作ってことで見ましたが、はっきりって、もう大沢さんの役とかはどうでもよくて(笑)、この母娘二人の物語に惹き込まれてしまいました。

ぜひぜひおすすめの作品です。

今夜は私も久しぶりに日本の実家に電話しようと思います。母と父の声を聞くために・・・

眉山
眉山
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