ここ最近では西條剛央さんという早稲田大学大学院(MBA)専任講師の方と糸井さんの対談。
http://www.1101.com/funbaro2/index.html
この西條さんは
「専門は心理学や(科学)哲学。
本業は「構造構成主義」というメタ理論を体系化した学問的研究者ですが、ご実家が仙台だったということもあり、東日本大震災の支援活動、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」をスタートさせた西條さん。
インタビューでも触れていますが、その構造構成主義の考えかた・手法をつかってさまざまなプロジェクトを始動。」 (ほぼ日より)
という方。
詳しいことは糸井さんと西條さんの最初の対談→http://www.1101.com/funbaro/index.html(今回のは2回目のもの)を読んでもらうとわかるかと思うんですが、例えば「ミシンでお仕事プロジェクト」は被災地の女性たちにミシンを贈り、その作品をお仕事につなげていく、というプロジェクト。
他にも本当にたくさんの素晴らしいプロジェクトがあります。
詳しくは「ふんばろう東日本支援プロジェクト」サイトでどうぞ。
ほぼ日では大震災後、たくさんの関連コンテンツがあって、震災でほぼ全てを失った企業がどうやって立ち上がろうとしているのかをとりあげた「東北の仕事論」も素晴らしかった。
私は日本にいないので、自分で思い出そうとしなければ忘れてしまうような状況にいます。
でもやっぱり忘れちゃいけない、と強く思う。
継続的に支援ができるほどの経済的余裕もなくて、自分にできることが本当に少なく、申し訳ない気持ちにもなります。
でも西條さんが対談の中で
「このプロジェクトへの参加方法は簡単で『人を助けるすんごい仕組み』を読んでいただき、これはいいと思ったらツイッターやフェイスブック、ブログ等で、感じたことをそのまま書いていただきたいんです。」
とおっしゃっていたので、西條さんのこの本は読んでいませんが対談にずいぶん心打たれたので、ここでこうして紹介しよう!と思いました。
最近、本当にいろんなことを考えています。
「つながる」こと。人とつながること、なにかものごととつながること(それは人とつながることと同じことかもしれない)。
いろんなことを自分に引き寄せて考えること。「自分だったら・・・」と想像すること。
私個人の話になってしまいますが、9年前、移民になるべくしてやってきたカナダでの最初の1・2年間はまさにその「つながり」を求めていました。
異国への憧れ、パートナーへの想いなど若かったエネルギーのその勢いで、家族も友達もいない、言葉も文化も違う国に一人で乗り込んでいくというのは、そんなに簡単ではなく、現実はやはり厳しかった。
でも結婚して、この地で生きていくという決心から自分の心がガチガチになってしまうこともありました。
今ももちろん「つながり」を求めています。コンプレックスや仕事や日々の様々なことにも忙しくて、人間関係に不器用な自分にふと気がついて、寂しくなることもあります。
日本にいる家族や友達が恋しくなることも、もちろんあります。
まったく関係ないこんな個人的な「つながりを求める気持ち」も世の中のいろんな動きと関係していくものなんじゃないかな、と思う。
興味を持つこと。まずはじめの第一歩、だと思います。それがきっと何かの「つながり」をもたらしてくれると思うから。