Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

March 2011

できることから。

地震から数日、まだまだ原発のこともあるし、毎日ニュースを見ては不安を募らせていますが、自分にできることをまずしよう!ということで、カナダのレッド・クロスに募金をしました。

今まで募金ってどのくらいが現地に届いてるのか、役立っているのかと疑問があってあまりしたことがなかったんですが、今回はそんなことを言っている場合ではないというか、少しでも助けになるのならば、と思いました。
多分世界中のレッド・クロスならばとりあえず信用できるのではないか、と思って・・・

私も多分多くの人も、「あまり大きな額を募金できない」と思っているかもしれませんが、例えば数日ちょっとおやつを我慢するとか、安い服を1着買ったと思うとか、1週間で使いきれるような額だと思えば、そんなに大きな負担にもならないと思うのです。

とにかく私は何も出来ないことに歯がゆさを感じているし、何もできないならできないなりに、できることから、ということでの募金です。お金が全て、というのではありません。
でも一般人が下手に動いてボランティアに参加するのも難しい現在、やはりできることといったら物を送るか、募金するか、だと思います。

日本では日本赤十字社のこちら↓から。
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html

カナダにお住まいの皆さんはカナダのレッド・クロスから↓募金できますし、
http://www.redcross.ca/article.asp?id=38380&tid=001

携帯電話から“ASIA” または “ASIE“ を 30333にテキスト送信することで$5または$10を募金することができます。詳しいことは↓で。
http://www.mobilegiving.ca/

$5ほどならば簡単に募金できる額ですし、お金も次の携帯電話の料金に加算されて、本当に簡単にできそうなので、カナダにいらっしゃる方もぜひ。

他にもカナダでは銀行でも募金を受け付けているそうです。


今朝は私が通っているカイロプラクティックからもメールがあって、ある日の診察料金のうち各$25を、また次の週の全ての初診料をレッド・クロスに募金する、というお知らせが。

こんな風にカナダでもみんな、日本のことをサポートしています。

とにかく早くみんなが安心して暮らせるようになればいいな、と心から願っています。

そわそわしてます

こちらは金曜日夕方です。

今朝テレビを見て、地震について知り、即行で埼玉の実家に電話し、とりあえず家族はみんな無事と聞いてほっとしていたんですが、出社して、ネットでいろいろニュースを読んでいるうちに思っている以上に被害がすごいと知りました。

会社のみんなからも「日本の家族、友達は無事?」と聞かれつつ、友人知人たちにメール。
みんなとにかく「怖かった」というのを聞いて、なんだか自分も不安になってしまい、一日中そわそわした気持ちで仕事をしていました。

友人たちのことだけでなく、例えば友人の親戚だとか、会ったこともない人たちなのだけれど、自分の近しい人たちが悲しむようなことがなければいいな、とその思いでいっぱいです。

原発周辺のこととかも心配だし、まだ余震が続いているというので、離れたところにいる私もやっぱりまだまだ不安な気持ちです。

Mixiで読んだけれど、こういう災害のときにレイプなどの性犯罪も増える、と聞いて、とても胸が痛くなります・・・

女性の皆さん、気をつけてくださいね。そして男性の皆さんもそんな女性たちを守ってあげてください。お願いします。

何よりもいち早く人々が救助されますように、被災された皆さんも安全でいられるように・・・

Paolo Nutini 'Sunny Side Up' : Music

ではではまた男性シンガー紹介に戻りまして・・・
 
この間はイギリスのアーティストを紹介しましたが、今日はスコットランド出身のこれまた若いアーティストを紹介します。
 
2006年に「These Streets」でデビューしたPaolo Nutiniの2009年発売の2枚目のアルバム「Sunny Side Up」です。

Sunny Side Up
Sunny Side Up
クチコミを見る


http://www.paolonutini.com/
 
 
彼も非常に個性的な声が印象的なシンガーで、デビューアルバムもとてもいい出来でした。
何も知らずに聞いて、彼がとても若いと知ってびっくりしたのを覚えています。87年生まれだそうです。
 
デビューアルバムはソウルやブルーズといった面影を感じさせながらもポップな印象でしたが、このアルバムは、すごい!
オールディーズなサウンド満載です。しかもいろんなジャンルのオールディーズテイストを盛り込んでいて、若いのにすごいなあ、本当にいろんな音楽を聴いているんだなあ、と感心してしまいました。なんか今の時代にこういうサウンドを持ってくる、というところがすごいです。
 
私個人的にはこのアルバムとても気に入りましたが、一般的にはどうなんだろうなあ、こういうサウンドは受け入れられてるのかしら?
 
彼、ルックスもよくて、きっとファンも多いと思うんですが、ファーストアルバムと結構違うサウンドだから、2枚目聞いてひいちゃう人も多いかもね・・・
 
聞いていて思ったのは、なんかオーティス・レディングっぽいサウンドだなあ~、と。懐かしくてなんだか切ない、そんな感じです。
 
この↓「Coming Up Easy」なんか特にオーティスっぽいなあ・・・ミュージックヴィデオもなんか彼らしいですね。



そしてご機嫌なサウンドの「Pencil Full of Lead」。ライブヴァージョンのこの動画、素晴らしいです!バンドのみんなもすごく楽しそう!
みているこっちも思わず笑顔になって体を動かしたくなっちゃいます。



他にも本当にいろんなジャンルのサウンドがつまったアルバムです。たまにはこういう音楽も、どうですか?

Adele '21' : Music

男性シンガーの紹介からちょっとそれて、今日は女性シンガーを。
日本では先行発売されていたんですね、イギリスのアーティスト、Adeleの最新アルバム「21」。

21
21
クチコミを見る


http://www.adele.tv/

タイトルが表わす通り、まだ21歳という若さの彼女。デビューアルバムは19歳のときの「19」。


なかなか個性的で渋いブルージーな感じの声の彼女ですが、このアルバムは前作よりぐっと成長したことを感じられる一枚。

デビューアルバムは結構挑戦的な曲もあった印象でしたが、そういう意味ではこのアルバムはもっと落ち着いたかな?

でも彼女の歌声にももっと自信を感じられるし、アレンジに凝るよりも歌い方に集中した、という感じがします。

全体的にやはりアクースティックというか、電子的なアレンジは控えていて、非常にクラシカルな、ちょっと懐かしいようなサウンドでもあります。

個人的には前作よりこのアルバムのほうが気に入りました!

それにしても21歳でこれだけの曲をつくって歌えるとはすごいよなあ~。

このアルバムが発売される前に出ていたシングル「Rolling In The Deep」を聞いたときは、正直あんまり期待していなかったんですよね。

この曲にそれほどのインパクトも感じなかったし、でもアルバムにはいい曲がいっぱいつまっています!

私は「Take It All」が今のところは一番好きです。
ライブ動画を見つけました↓



ライブでもこのクオリティで歌えるとはやっぱりすごい!


もうひとつ「Don't You Remember」も切ないバラッド。




他にも「Rumor Has It」なんかは彼女らしいアレンジの曲で印象に残りました。


彼女のライブ、見てみたいなあ、と思いました。確かトロントにも5月に来るんだよね~。でも最近家の修理とかで節約しないといけないんで無理かなあ・・・

彼女、ライブスケジュールがすでに9月までいっぱい!人気者ですね~。

日本でも先行発売されるくらいだから知られていると思うんですが、まだ聞いていない人はぜひ!

Andrew Belle 'The Ladder' : Music

まだまだ続きます、私が最近聞いてる男性シンガー紹介。
今日はこれまた多分まだ日本ではあんまり知られていないであろうアーティストを。
 
アンドリュー・ベルというアメリカのシンガーです。2010年に発売されたアルバム「The Ladder」。

andrewbelle


 http://www.andrewbelle.com/
 
 
北米では彼の曲はいろんなテレビ番組なんかで使われているらしいんですが、私はただ普通になんかいいアーティストはいないかな~と探していて見つけたアーティストです。
 
彼の声、曲はどっちかというとソフトな感じ。だからといってスウィート&メロウというのでもないんだなあ~。
なんとも独特な雰囲気をもったシンガーであります。
 
彼、これまた非常に独特な歌いまわしというか、英語の発音がですね、ちょっと聞き取りにくい部分があります・・・これは彼は普段からこういうアクセントで 話してるのかな?と思ってインタビューを聞いてみたんですが、普通の話し方。だからこれは歌い方というか、一種のパフォーマンスなのかな??
 
私が一番気に入ってリピートしているのは「Don't Blame Yourself」。全体的にどっちかというと静かめな曲が多い中、これはアレンジもなかなかゴージャス。
でも歌詞がなかなか切ない。
 


 
もうひとつ「Oh My Stars」という曲もいいです。これはギター中心の静かな曲ですが、彼の声と曲調がよくあっています。
こちらはアクースティック・ヴァージョンの動画を見つけたので、そちらでどうぞ↓


 
他にもどの曲も派手さはないけれど、とてもいい出来だし、おすすめ!
ただKatie Herzigとの「Static Waves」はう~ん、正直、どうかなあ・・・アンドリューと彼女の声、あんまりマッチしているような気がしないんですが・・・
彼女の声があまりにかわいすぎて、私の好みじゃないからってだけかもしれないけど。

あとバンジョーみたいな音も時々聞こえてきます。ストリングスの使い方もうまいし、バックボーカルもいいし、ぜひ聴いてほしいアーティストです!

彼、オフィシャルページをみると、たくさん料理とかしていて、なんだか親近感がわくなあ~。
(YouTubeの彼のページでも料理をする彼の動画もあります!)
ちなみにこのサイトでは嬉しいことにアルバムの曲の歌詞も掲載されている!
こっちでは歌詞カードがついていないことのほうが多いのでこれは本当に助かります。私はやっぱり曲はメロディだけでなく歌詞も重要視しているので。
 
ということで、男性シンガー紹介まだまだ続きます!

Ben Rector 'Into the Morning' : Music

86年生まれの彼。いやあ、若いですね。でも非常に才能があって、いい音楽を聞かせてくれてます。
 
http://www.benrectormusic.com/

Wikiの情報だと2006年のジョン・レノン・ソングライティング・コンテストのポップ部門で最優秀賞を最年少で獲得したそうです。
でも日本ではまだ全然知られていないのかな?もう3枚ほどアルバムも出してるんだけれど、日本語でサーチしてもほとんどでてこなかったですが・・・
 
今日紹介するのは2010年に発売されたアルバム「Into the Morning」。

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全体的にみるとちょっと歌詞のリピート率が高いかなあ、という感じがしますが、きっと計画的にそうしてるんだと思うけどね。
アルバム最初の曲「The Beat」とか続く「Loving You Is Easy」なんかのけっこうノリのいい曲は非常にキャッチーでいいし、「When I Get There」からはソウルな感じもします。



彼はピアノをベースに曲を作っているみたいですが、普通ピアノベースだとけっこうおとなしめになって、いわゆるピアノの音を前面に出したアレンジが多いで すが、彼の場合はとてもバランスの取れたアレンジで非常にリズミカルだし、わくわくするようなチューンがそろっています。
でもどうやらギターもやるみたいですね~。多彩なようです!
 
でもちょっとおとなしめの曲になると、だれてくる感じはありますが・・・
 
私が一番好きなのは「Out of My Head」。何度もリピートして聞いています!


 
曲によっては結構違った声も聞かせてくれるので、これからが非常に楽しみ!要チェックのアーティストですよ~。

The Town : Movie

音楽紹介に戻るはずなんですが、オスカーナイトの話をしたので、その続きで映画紹介を・・・

アカデミー賞助演男優にノミネートされていたジェレミー・レナー(「ハート・ロッカー」のあの役者さんです)。ベン・アフレック監督、主演「ザ・タウン」の演技が評価されてのノミネート。
 
この「ザ・タウン」をオスカーナイト前夜に鑑賞してみました~。

the-town-movie


http://wwws.warnerbros.co.jp/thetown/index.html

チャック・ホーガンの「強盗こそ、われらが宿命」という小説が原作ということですが、実はこれがこっちで公開したころ、映画のポスターをいたるところで見かけたんですよ。
それが銀行強盗をする際に彼らはいろんなマスクをするんですが、そのうちの一つが修道女みたいなコスチュームとマスクのものだったので(↓)

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ストーリーも何も知らなかった私はずっとB級ホラームーヴィーかと思っていました・・・
でも、なかなかシリアスなスリラーなのですね~。


ボストンに住む平凡な男性4人組。でもその本性は連続銀行強盗犯。
彼らが強盗に入った銀行のマネージャーの女性を人質として連れ去り、釈放したものの、彼女が自分たちの案外近くに住んでいることが判明します。

The-Town_full_600


そこで彼女と接触して、事件捜査がどのように進行しているのか、彼女がどのくらい自分たちのことを知っているのかなどを探ります。

強盗犯であることを隠しながらマネージャーのクレアと会ううちに惹かれあう二人・・・とラブストーリーも入っています。
もちろんそこから話がややこしくなっていくんですが・・・

 
私たちはブルーレイで借りてみたんですが、セリフがかなり聞き取りにくい!

ボストン訛りというのもあるんだけれど、キャストの話し方が口の中でもごもご言っている感じもあって、私だけでなくデイブも聞き取れなかった、と言っていました。

普通、DVDやブルーレイでは英語の字幕をつけることができるんですが、この作品には字幕なし!こういうのに限ってそうなのね~。
日本では日本語字幕がつくから問題ないかと思いますが・・・
なのでなかなか細かいところを追うのも大変でした。

作品自体は悪いものではないんですが、やっぱりセリフが聞き取れないと、そこに集中しちゃって、あまり全体を楽しむ余裕がなくなるものです。

でも銀行強盗してお金はいっぱいあるけれど、きらびやかな生活をせずに、普通の人の暮らしのように見せかけている彼らの姿はなんかやけにリアルに見えました。

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ベン・アフレック、まあ細かいところでう~ん、と思うところはありましたが、全体的にはうまく作品をまとめていたんじゃないでしょうか。

マネージャー役の女優さん、目も口も大きくて、きれいなんですが、どこかベンの奥さんジェニファー・ガーナーを思わせる感じ。(この人↓)

town-rebecca-hall-pic2


アカデミー賞にノミネートされたジェレミーですが、うーん・・・ノミネートされるほどの演技だったとは思えないのですけれどね・・・
もちろん悪いわけではないんですが。なぜノミネートされたのかちょっと疑問であります。
 
あ、そうそう、アメリカテレビドラマで注目されているブレイク・ライブリーも出ていますよ。私はあんまり興味ないですが・・・

 
それにしても、やっぱり住み慣れた街から離れるって言うのは難しいものなんですかね~。

私は20数年住んでいた街から海外に移り住んじゃったんで、なんかそういうのはあんまり抵抗ないんですよね。

時々、人々はどんな理由である一定の街に移ってきて、住み着いているんだろう、とか考えることがあります。
それは単純に生まれ育った街だから、ということかもしれないし、そこが好きだから、嫌いじゃないから、かもしれないし、またはもっとプラクティカルに仕事のこと、お金のことなのかもしれない・・・
でも同じように抜け出したいのに抜け出せないという人もたくさんいるんですよね。
それは難しいようで、実は結構簡単なことなんですよ。まあ、自分の身一つ、の場合ですが。

そんなことを考えてこの作品を見ていたのでした。全体的に寂しさ漂う作品です。

 
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