ということで、前の投稿の文章ははかなり前に書いたものでして、それからすでに1ヶ月くらい経ってます・・・
これまでに読んだ本をずらっと並べたいと思います。(ほぼ自分の記録用に・・・)
宮部みゆき
「誰か Somebody」
「今夜は眠れない」
この2作はまあまあ。「人質カノン」のほうがおもしろかったです。
伊坂幸太郎
「ゴールデン・スランバー」
映画化もされたし、色々な方が面白い!といっていた原作を、ライブラリーで入手しました。この作者さんの作品を読むのはこれがはじめて。
確かにスリリングでおもしろい!ちょっと都合よすぎな感じもしますが、ま、そんなもんですよね。
原作を読んだので、映画が見たくなってきました。でも堺雅人さんが主人公を演じているんですよね?
実は彼が有名になる前に、ゴスペラーズのライブ(アカペラライブのうちの一つだった気がします)で歌を演劇を融合した、でもミュージカルとはちょっと違う感じのをやっていて、
そのときに堺さんが役者として参加していたんですよね。たしかゴスペラーズのメンバーと同じ大学で仲良しだったかなんかで。
彼の「北極料理人」も見たんですが・・・うーん、あの人のあの笑顔、ちょっと苦手です。独特の雰囲気もあっていい役者さんだとは思うんですが。だからこれも主人公のイメージには確かに合うんだけれどもね・・・ま、まだこっちでこの映画を見ることができるかもわからないんですが。
井上ひさし
「四十一番の少年」
井上ひさしさんの作品は結構何冊も読んでいます。
戯曲の「國語元年」とか、「東京セブンローズ」がすごくよかった!
今まで結構軽快で面白いと言うイメージがあったんで、この「四十一番の少年」は全体的にすごく暗くて、ちょっとびっくり。
短編3作が載っているんですが、どれも孤児院で暮らした彼の幼少時代を元にしたんですかね、どれも孤児院での子供たちの生活、母親や家族との関係などが描かれています。
孤児院内でのいじめ、母や祖母との距離など、読んでいて胸がしめつけられます。
世話焼き長屋―人情時代小説傑作選 (新潮文庫)
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池波 正太郎、宇江佐 真理、乙川 優三郎、北原 亞以子、村上 元三の5人の作家の時代物短編小説集。
「世話焼き」っていっているけれど、あんまり関係ないかな・・・
一番いいなと思ったのは乙川 優三郎さんの「小田原鰹」。この作家さんの作品をもっと読みたくなりました。
北原 亞以子さんの「証」もよかったな~。これはまさに「世話焼き長屋」にぴったりな作品だったと思います。
京極夏彦
「後巷説百物語」
後巷説百物語 (Kwai books)
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京極さんもお名前はずーっと前から知っていたのですが、読むのはこれがはじめて。
これはシリーズ化されているんだそうですね、今調べるまで知りませんでした。しかもこの作品で直木賞受賞。
とにかく長い。ものすごく分厚いです。それでもいくつか物語が分かれているので、区切りがつく分、思っているほど長いとは感じなかったです。
一つ一つどれも同じフォーマットでストーリーがすすむので、ちょっとだれるところもありますが・・・なかなか面白かったです。
他にもいろいろ読んでいるんですが、とりあえずこのくらいで。昨日もまたいろいろ借りてきたので、読むのが楽しみ!
こっちにきて、自分の読みたい日本語の本を手に入れるののが難しくて、歯がゆい思いをしたりもするのですが、
セレクションが限られていることで、今までは手にしなかった作者の本も読んでみよう!と思っていろいろ新しい作者たちに出会えています。
本を入手したときってすごいわくわくしますよね。何冊か入手して、「どれから読もうかな」「あれもおもしろそうだな」というあの感覚が好きです。
また読み終わったら報告します!