ずーっと観たいと思いつつ、観ていなかった「硫黄島からの手紙」をようやく観ました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
こっちでも日本人のお友達からもいろいろ話は聞いていたけれど、やはり心に響きますね。
何よりも、アメリカ人であるクリント・イーストウッドがこの作品を作った、というところに意味があるんじゃないかと思う。
敵としての日本人を撮っているわけではなく、また日本人側からの鬼畜米英というのを前面に出しているわけでもなく、日本人だろうが、アメリカ人だろうが、結局戦争に身をあずけるしかなかったその気持ちというものは同じであったんじゃないか、ということがよく出ていましたね。
そして戦争というものの悲しさ。
観ながら何度も反抗の気持ちが湧き上がってきました。
多くの人々がなぜ命を捨てなければならなかったのか。
降伏することもできたのに、軍人として、それが許されなかった人々。
この作品では実在の人物であった栗林忠道陸軍中将を中心に、他の実在の人々と、フィクションのキャラクターで硫黄島の戦いを描いたものですが、この栗林中将という人物、非常に優れた人のようですね。
作業中の敬礼は時間の無駄だ、といって敬礼はしなくてよし、といったり、玉砕を禁じたということですが、それでもやはり部下全てが彼の言うことを聞いたわけではなかったようですね。
この作品を見て、感じたことっていっぱいあるんですが、なかなか言葉にするのが難しい。
作中、これまた実在の人物であったロサンゼルスオリンピック馬術競技金メダリストの西竹一陸軍中佐が捕虜にしたアメリカ人の手当てをし、敵であるアメリカ兵を一人の人間として扱ったシーンが印象的でしたが、あれもどうやら実際にああいうことがあったようですね。
それが本当だとしたら、素晴らしいですね。
今だったら大したことではないと思うかもしれないけれど、当時、鬼畜米英といわれ、それを信じなければいけなかった時代、そして実際、そのアメリカ兵達から攻撃され、打ち倒さなければならなかったという状況で、そういう扱いができた、というのはやっぱりすごいことですよね。
恥ずかしいことに、日本人でありながら硫黄島がどこにあるのか、戦争の歴史の中でどんな位置付けがされているのかも知らなかったのです。
でも、この映画を見て、いろいろと自分なりにネットで調べ、話を読んだりしてみました。
もし自分があの時代に生きていたら、一体どうしていたであろう。
私は女だけど、もし男で、戦場に赴かなければならなかったら、一体どんな行動をしただろう。
そんなことを考えました。
それは日本人ではないデイブも一緒のようで、彼も「もし自分が日本人だったらどうしてただろう」と言っていました。この作品を見て、日本人でない彼がそう思うってことは意味のあることなんじゃないかな?
イーストウッド監督は国のために命を捧げなければならなかった人々の魂を尊び、かつ、戦争をすることの愚かさをこの作品で伝えたかったのではないでしょうか。
もう一つ、アメリカ側からみた「父親たちの星条旗」(Flags of Our Fathers)もぜひ観てみたいです。
みんなはこの二作品、観たでしょうか?
そしてどう思ったでしょう?
★硫黄島の戦いについて、もっと知りたいという方へ。
Wikipediaでもかなり詳しく島について、歴史について知ることができます。
また「祖父の硫黄島戦闘体験記」というサイトは実際に硫黄島の戦いを経験した方の文章で、心に残りました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~iwojima/
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
こっちでも日本人のお友達からもいろいろ話は聞いていたけれど、やはり心に響きますね。
何よりも、アメリカ人であるクリント・イーストウッドがこの作品を作った、というところに意味があるんじゃないかと思う。
敵としての日本人を撮っているわけではなく、また日本人側からの鬼畜米英というのを前面に出しているわけでもなく、日本人だろうが、アメリカ人だろうが、結局戦争に身をあずけるしかなかったその気持ちというものは同じであったんじゃないか、ということがよく出ていましたね。
そして戦争というものの悲しさ。
観ながら何度も反抗の気持ちが湧き上がってきました。
多くの人々がなぜ命を捨てなければならなかったのか。
降伏することもできたのに、軍人として、それが許されなかった人々。
この作品では実在の人物であった栗林忠道陸軍中将を中心に、他の実在の人々と、フィクションのキャラクターで硫黄島の戦いを描いたものですが、この栗林中将という人物、非常に優れた人のようですね。
作業中の敬礼は時間の無駄だ、といって敬礼はしなくてよし、といったり、玉砕を禁じたということですが、それでもやはり部下全てが彼の言うことを聞いたわけではなかったようですね。
この作品を見て、感じたことっていっぱいあるんですが、なかなか言葉にするのが難しい。
作中、これまた実在の人物であったロサンゼルスオリンピック馬術競技金メダリストの西竹一陸軍中佐が捕虜にしたアメリカ人の手当てをし、敵であるアメリカ兵を一人の人間として扱ったシーンが印象的でしたが、あれもどうやら実際にああいうことがあったようですね。
それが本当だとしたら、素晴らしいですね。
今だったら大したことではないと思うかもしれないけれど、当時、鬼畜米英といわれ、それを信じなければいけなかった時代、そして実際、そのアメリカ兵達から攻撃され、打ち倒さなければならなかったという状況で、そういう扱いができた、というのはやっぱりすごいことですよね。
恥ずかしいことに、日本人でありながら硫黄島がどこにあるのか、戦争の歴史の中でどんな位置付けがされているのかも知らなかったのです。
でも、この映画を見て、いろいろと自分なりにネットで調べ、話を読んだりしてみました。
もし自分があの時代に生きていたら、一体どうしていたであろう。
私は女だけど、もし男で、戦場に赴かなければならなかったら、一体どんな行動をしただろう。
そんなことを考えました。
それは日本人ではないデイブも一緒のようで、彼も「もし自分が日本人だったらどうしてただろう」と言っていました。この作品を見て、日本人でない彼がそう思うってことは意味のあることなんじゃないかな?
イーストウッド監督は国のために命を捧げなければならなかった人々の魂を尊び、かつ、戦争をすることの愚かさをこの作品で伝えたかったのではないでしょうか。
もう一つ、アメリカ側からみた「父親たちの星条旗」(Flags of Our Fathers)もぜひ観てみたいです。
みんなはこの二作品、観たでしょうか?
そしてどう思ったでしょう?
★硫黄島の戦いについて、もっと知りたいという方へ。
Wikipediaでもかなり詳しく島について、歴史について知ることができます。
また「祖父の硫黄島戦闘体験記」というサイトは実際に硫黄島の戦いを経験した方の文章で、心に残りました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~iwojima/