Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

*London

ロンドン紀行記・4 バッキンガム・パレス

エリザベス女王の公邸であり、執務の場として有名なバッキンガム・パレス。
 
buckingham


http://www.royal.gov.uk/TheRoyalResidences/BuckinghamPalace/BuckinghamPalace.aspx
 
が、私たちが訪れた10月後半は中に入ることは出来ず・・・どうやら夏の間だけのようですね。
今回ロンドンに発つ前もなかなか忙しくて、あまり綿密な計画や行く場所の確認もしていなかったので、ついて、「あれ?」と拍子抜け。
 
クイーンズ・ギャラリーは確か開いていたと思うんですが、これは今回はスルー。

buck_queenVic


天気がよかったので(今回は基本的にかなり天気には恵まれました!)パレス前の広場にあるヴィクトリア女王の記念碑の階段に座ってサンドイッチを頬張ってきました・・・
食べていたら、ずいぶん多くの人が写真をとっているから、なんだろうと思ったら・・・ヴィクトリア女王像の正面の一番いいところの真下に座ってました・・・気がつかなったわ~。
 
さて、気を取り直して・・・
 
ロンドンと聞いて、あの黒く高々とそびえる帽子に赤い制服のガード(衛兵)の姿を思い浮かべる人も多いかと思います。
彼らはバッキンガム・パレスだけでなく、タワー・オブ・ロンドンにもいたし、ウィンザー・キャッスルにもいましたが、やはり有名なのはパレスの朝のChanging the Guard、衛兵交代の儀式。

guard1


本音を言うと、特に見たいわけでもなかったんですが、今回私たちが買った航空券とホテルのパッケージには無料の半日ロンドンツアーというのがついてきていたので、せっかくだから、ということで参加。
これはバスに乗って、ただ主要観光地をバスの中から眺める、というだけのものなんですが、その中の目玉がこれ、パレスの衛兵交代式を見ること。
 
このバスガイドのお姉さん、かなりフレンドリーで観光地にも結構辛辣で率直な意見を聞かせてくれたりして面白かったですが、このお姉さんいわく、パレス周辺はある地点から車の進入が禁止されているので、
この交代式を見るにもちょっと歩かないといけない。でもこのツアー会社のみ、近くの駐車場を使うことが許されている!と2回くらい力説していました。
 
ツアーのお姉さんがはじめに向かったのはパレス正面ではなく、パレスの横側の通り。
そこからこれから交代される衛兵さんたちが出てくるんだそうです。
 
それから衛兵さんたちを追っかけて歩いていくんですが、これがね~、なんかもう、すごくて笑っちゃいました。
同じバスツアーにいた人たちも、まあもうカメラで写真撮るのに夢中で、自分の目で見てるのかしら??と思ってしまうくらい。
いたるところで記念撮影をしたがるグループがいたり、ちょっと苦笑してしまいました・・・
写真をとるのはいいんですが、割り込んできたり、人の迷惑も考えない人が多いのは考えものですよね。
 
私はもともとこういう観光イベントにはちょっとシビアな目になってしまうので、これももう必死になって兵隊さんたちを追っかけていく人々を見て、なんだかあっけにとられてしまいました。
こっ ちは兵隊さんたちが出てきたのをちょっと見て、もう満足と言う気分になっていたから、別に追わなくてもいいだろう、と思っていたんですが、そうじゃないと ガイドさんとはぐれてしまうので(まあ、パレスにはツアーの前にもきていたから、はぐれても問題ないんですが)仕方なく追うことに。
 
パレス近くに来て、びっくり。何万ってくらいの人が集まってるんじゃないかってほどの人だかり!
よくまあ、ご苦労様、と思ってしまうほど。
 
なので肝心の交代のシーンは見れなかったんですが、それでも全然OK。
 
それにしてもアトラクションとしてのみ機能しているこの儀式を今でも続けているってところがすごいなあ。
ほぼ毎日ですよ。なんかずいぶん無駄なことしてるな~と思ってしまいますが・・・あれだけ人があつまるんだから、いっそのこと、料金でもとればいいのに、と思ってしまうほど。
昔だったらこれが英国の力の誇示だとかにもなるんだろうけれどもね・・・
 
でもかなり観光客的なイベントをはじめて体験できたのは面白かったです。
それよりもパレスの内部が見たかったな~。

buck_guard

 
あ、そうそうパレスに向かう前か後だったか忘れたけれど、パレス近くのお屋敷から黒塗りの車が出てきたんですが、どうやらチャールズ皇太子の奥様のカミラさんがお出かけだった様子。
私たちがバスに乗っているときだったので私は見れませんでしたが、デイブは「紫のコートを着た女の人が見えた」ということで、それがカミラさんだったのかも・・・
 
ガイドさんの話では女王はパレスにはいないけれど、チャールズ皇太子はお屋敷にいるとのことで、またお出かけする予定だったそうです。
 
王族ともなると、気軽に外出も出来ないんだろうか・・・大変ですね。

*写真が少なくて申し訳ないです・・・ビデオを撮ったんですが、ここへの載せ方がいまいちわかっていないのであしからず。

ロンドン紀行記・3 ウェストミンスター・アビー

続くロンドン紀行は国会議事堂のすぐ隣にあるウェストミンスター・アビー。
ゴシック建築の壮大な教会。世界遺産建築物です。
 
http://www.westminster-abbey.org/

wm

 
代々の王家からシェイクスピアなどの著名人も眠り、戴冠式やロイヤルウェディングなど、王室の主要な行事が行われる格式高い場所。
 
内部はもうとにかくすごい装飾で、上や横を見続けるとちょっと首が疲れそうになるくらいです。
 
ここもかなり広くて、まわるのに結構時間がかかります。
 
Ambulatory chapelsやCloisterという回廊みたいな小さなエリアがそこかしこにあって、そこに多くの人が葬られているんですが、ほんと、すごいですね。
一つ一つの彫刻にしてもそうだし、プレートにしてもいろんな人の思いが込められているんだな~と実感。
一つ一つプレートなんかの文字を追っていくと、そこに埋葬されている名前も知らない人にも家族がいて、惜しまれて逝ったのかな?とか、なんだかすごく現実的というか、身近な感じに思えてきます。
 
ここは3千人以上もの人が葬られているそうで、もうほとんど墓地としての空きがないんだそうです。
それはそうだろうな~と見て納得。いたるところにいろんなプレートが掲げられていますから。

wm_entrance

 
教会はどこでもそうですが、内部の写真撮影は禁止です。ご注意を。
 
壮大なメインの教会部分もすごいんですが、そこから離れたミュージアムや廊下越しに見えるガーデンも素敵でした。

wm_garden

 
疑問に思ったのはやはり王様とかは自分が亡くなる前に自分の棺が収まるあの彫刻だとか、そういうデザインとかを決めているのかしら?ということ。
著名人にしても、こんなすごいところに埋葬されると言うのはすごいことだけれど、死んでからじゃわかりもしないんですものね・・・そういうのはちょっとある意味皮肉だな~。
 
でもここも教会とはいっても、途中では議会として機能していたり、宮殿としても使用されていたということで、なるほどなるほど、だからこんなに豪華なのね~と納得。
教会とは言えどもしっかり入場料をとります。あと週末はたしか観光客はは入れませんのでご注意を。

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★ランプも王冠のかたち!ちょっとかわいい。
 
ちなみに私は日本でよく言われているウェストミンスター寺院と言う名前をここでは使っていません。というのはロンドンには他にもウェストミンスター・カテドラル、つまりウェストミンスター教会というところがあってややこしい。
こういうときは日本語ではなく、オリジナルの言語で覚えていたほうが便利ですからね~。

ロンドン紀行記・2 タワー・オブ・ロンドン

ということで第2弾。歴史好きの私としては、一番楽しみにしていたのがここ、タワー・オブ・ロンドン。
 
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http://www.hrp.org.uk/toweroflondon/ 
 
1080年ごろから建てられ、現在も宮殿と要塞という目的で使用されているすごいところ。
 
ロンドンはオリンピックを2年後に控え、街のあちこちで修復作業やら工事が行われていて、ここもメインのホワイト・タワーはシートに隠れていました・・・
 
私たちは無料の守衛さんによるツアーに参加。大体45分くらいかな?マイクを使っているわけでもないし、ブリティッシュの英語なので日本の皆さんにはかなり聞き取りにくいこともあるのでご注意を。

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★Yeoman Warderと呼ばれる(Beefeatersとも呼ばれます)衛兵さんが、入ったら二度と出てこられないといわれていたTraitor's gateを説明しているところ。なかなか素敵な制服です。

 
ここは思った以上に広い!
ただ歴史がある割には展示もあっけない感じ。なんていうか全体的にきれいに収まりすぎていると言うか、その辺はアトラクション的な雰囲気を全体としては感じました。
もっと歴史に根付いたいろんな展示や説明があったら面白かったのにな、というのが本音。行く前にちょっと予習していったほうが楽しめるかも。

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でもこの煉瓦に歴史が詰め込まれているのかな~、なんて想像しながら歩くのは楽しかった!

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★悪名高き、Bloody Tower


私たちが行った日はとてもいい天気だったけれど、でもこれが薄暗い、霧のロンドンの日や冬の曇りの日なんかだったら、かなりじめっとして、それはそれで血なまぐさいこの場所の歴史に見合った雰囲気が出るのかもな、などと思いました。

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★こんな長い剣やら鎧なども展示されています

 
クラウン・ジュエルという代々の王や王女たちの財宝が展示されているんですが・・・すごいです。
が、もともとあまり宝石などに興味のない私は「ふーん」って感じでして・・・すごいんだけれど、なんだろうなあ、それより「こんな高価なものを与えられた王族を、庶民はどんな風に見ていたのかな~?」とやっぱりそっちに思いが行ってしまうのです。

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私が興味があるのはそういう一部のものすごい高貴な人や裕福な人の暮らしではなくて、どんな時代でも今の自分のような「普通の人の、普通の暮らし」なのです。

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★教会もあります。質素だけれど、そこがいいです。

 
あまりにまばゆい宝石たちはばかばかしく見えるくらいで、こういったものを贋物でも手に入れたり、見ることすらあまりなかったであろう昔の人にはそれはもうあっと息を呑む壮観さだったと思うんですが、
今は贋物でもこういうきらきらしたものが出回っているからか、そんなに「うわ~!」とも思わなかったです。
 
すいません、ものすごく淡白な感想なんですが、でもそれが本音かな~。でも他の女性だったらまったく違う意見なのかも。

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だからか、昔の王様たちがどうだったとかよりも、今でもこのタワー・オブ・ロンドン内で暮らしていると言う守衛さんたちの暮らしなんかの方が興味あります。

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ここはかなり広いので一つ一つ時間をかけてみていたら1日かかってしまうんじゃないかな?
私たちも3・4時間はいたけれど、それでも全部はまわれず。
機会があればまたもう一度行って、もっとじっくり見てみたい所です。

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↓おまけにこれ。ここにもいました、ガードさん。
数分おきくらいにこうやってなにやら動き出してちょっと行進してまた元の場所に戻ってじーっとしています。

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これはその後姿。この制服と帽子を来たガードのほとんどはみんな若いのですが、おそろしく暇そうな仕事だけれど、楽しんでいるのだろうか・・・などと不謹慎にも思ってしまった。

ロンドン紀行記・1 テムズ河クルーズ

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ロンドンから帰ってきたのが土曜日の午後。日曜日はゆっくりする暇もあまりなく、来る週の準備やらでなかなか忙しく、仕事に戻ればやはりバケーション後恒例のこまごまとしたものの処理に終われています。
 
たった10日間ほど離れていただけなんだけれど、戻ってくればトロントは朝はかなり冷え込んで、霜も降りているし、日曜日にはちょこっと雪っぽいのもちらついていました。
 
でも記憶が薄れないうちにロンドン紀行を綴っておきましょう!
ということで第1弾はテムズ河クルーズ。
 
ロンドンの主要観光地は大体まわりましたが、デイブも私もこれが一番気に入りました。
ロンドンと言う都市はまさにテムズ河を中心に発展していった街。今回はビッグ・ベン近くのベイからロンドン東部のバリアーまでまわってくれるというものを選びました。
 
http://www.thamesriverservices.co.uk/
 
★実は今回あまり写真は撮ってきていないのですが、それでもいくつか・・・

boat
ボートからの眺め。ボートについていた旗はスイスっぽいですが・・・

ベイエリアに行くといくつかのチケット売り場がありますが、なんとなく選んだこのクルーズ、地下鉄Tubeの有効なオイスターカード を持っていると30%オフにしてくれます!
ディスカウントの後、確か往復一人9ポンドほど。
 
ガイドのお兄ちゃん(というよりおじさん)がブリティッシュなジョークを交えて主要観光地の説明から、ロンドンの歴史、現在のロンドンの地価市場などなどユーモラスな語り口で紹介してくれます。
 
私たちはロンドンについた翌日にクルーズに出かけたんですが、これは大正解。ロンドンと言う街の雰囲気やエリアを大雑把に把握できておすすめ。
ロンドンって道も混んでいるし、歩くにも、道を横断するのにも待つことも多く、そういう意味でもボートクルーズはスムーズで便利。
大勢の人々にもまれる心配もないし。


londoneye

★船上から見たロンドン・アイ

 
河の周りに多くの倉庫っていうのかな、商業の要となったところがあって、昔から河を中心に経済が発展していった様子がよくわかりました。
 
あとエリアによって街の雰囲気がずいぶん違うと言うのもわかって面白かった。基本的に東に行くとそこかしこに近代的な建物のあるエリアがぽつぽつと増えてきている様子。
ずいぶん奇妙な建築物があったり、あのコンドミニアムのてっぺんは2週間で何千ポンドもする、とか、貧乏旅行をしている庶民にはびっくりのはなしも。

boatscenery

★この辺りは近代的な建物が望めます。河の水は・・・あまり綺麗ではない・・・
 
途中、河の中州みたいなところにゴミのコンテナが置かれていたり・・・確かにその周りは変な臭いがしてました。でもそんな暮らしの一部が見られたのも面白かった。

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★これも船上から見たロンドン・ブリッジ

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このクルーズ、片道1時間ちょっとでバリアーまで着くんですが、多分他の主要クルーズはそんな遠くまで行ってくれないでもっと高い値段になっていると思うので、
ゆっくり、じっくりテムズ河からロンドンを見たい人にはお薦め!

sglobe

★あまりいい写真ではないですが、シェイクスピアズ・グローブ付近
 
ただ日本語ガイドもないので、英語がわからない人にはちょっときついかも・・・
あとサイトを見ると11月からの冬季期間はバリアーまでのクルーズは出ていないそうですのでご注意を。

bigben


★ベイエリア付近の国会議事堂(上)とビッグ・ベン(下)

bigben2

 
私たちは10月後半、秋晴れの気持ちのいい日に行きましたが、それでも途中から船上はかなり冷え込みます。
マフラー、手袋など防寒対策をしていくのがお薦め。まあデッキに上がらないで下の船内から見ることもできますが。
 
さて船の上からロンドンを見たあとは、自分の足とTubeで実際に街に出歩きましょう!
 
第2弾につづく・・・
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