この間も同僚が貸してくれた本の紹介をしました(→http://hanapring.blog.drecom.jp/archive/709)が、今日ももう一冊。


James Patterson の「Cross」という本です。
日本ではなんと言う題名ででているのかわからず。申し訳ないです。

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http://www.jamespatterson.com/

これはジェイムズ・パターソンの手がける「アレックス・クロス」シリーズのうちの一作。

彼については名前は聞いたことがありましたが、本を読んだことはなかった作者。

とても有名で、このシリーズはモーガン・フリーマンがクロスを演じて映画にもなっているそうですね。


この「クロス」はシリーズの一作目でもないんですが、一作目から読んでいない私でも楽しめました。

というのはこれが元刑事、元FBIでも活躍、現在は精神科医として難事件を解決するクロスの過去が描かれているから。
クロスと連続殺人者と二人の両方のストーリーをスリリングに描いています。


個人的にはクロスがちょっとかっこよくかかれすぎな感じもしますが、まあそういうものなんでしょう。

原作の英語は前に紹介したTami Hoagの文章よりはちょっとむずかしめの単語が使われ、登場人物たちの会話もやや上品な印象を受けました。

その辺がやはり人気の秘密なのかも。

普通こういう刑事ものとかって、いわゆるハードボイルドタイプの主人公が出てきますが、クロスは精神科医というちょっとインテリな感じなのが特殊(?)なのかな?

でもやっぱり奥さんをなくしてシングルっていうのはお約束かな?


この作品、気に入ったので、また他にもクロスシリーズ、読んでみたいと思います!


他のクロスシリーズをこちらで購入できます↓

血と薔薇 /ジェームズ・パターソン/〔著〕 小林宏明/訳 [本]


闇に薔薇 /ジェームズ・パターソン/〔著〕 小林宏明/訳 [本]