タランティーノ監督最新作、ブラッド・ピット出演の映画、「Inglourious Basterds」を見てきました?。

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http://www.inglouriousbasterds-movie.com/

日本では11月に公開だそうですね。かなり先だな?。
http://i-basterds.com/

個人的にはタランティーノ監督の作品はどうもわからないので、特に興味があったわけではないのですが、デイブがタランティーノ好きなので・・・
こちらでは今週公開されたばかり。

第二次世界大戦を舞台に、アメリカのユダヤ人部隊の面々がフランスでナチス・ドイツをやっつけよう、というのがストーリー。

期待も何もしないで行ったけれど、これは面白かった!
タランティーノファンでない私にも理解しやすかったです。

でもタランティーノファンにはもしかしたらどこか物足りなさを感じるかも。

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でもやはりダイアログを大切にする監督らしさ、個性的なキャラクターたちなどは健在。
ユーモアもたっぷりでした。

ブラピばかりが目立ってしまうようだけれど、はっきり言ってこの映画の本当のスターは、ナチスの大佐であるランダ氏。

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↑この人

憎い役なんだけれど、どこか憎めない感じで、ねちねちと長話をして敵にプレッシャーを与えるところとか、いい演技してました!

彼だけでなく、作品冒頭に出てくるフランス人の俳優さんだとか、グッバイ・レーニンでおなじみのドイツ人俳優Daniel Brühlもこれまたいい人なんだろうけれど、しつこい感じとか、なんだかおちゃめで、アメリカ人俳優たちを喰ってましたね?。

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今回は英語以外のフランス語、ドイツ語での台詞がかなり多かったけれど、これもその国の役者さんたちを使って演じさせたのは正解。
前のキル・ビルのどうなの、それ、っていうユマ・サーマンやルーシー・リウのなんちゃって日本語みたいになってなくてよかった。

マイク・マイヤーズやジュリー・ドレイフェスなんかもゲスト出演してますよ。あと声のみでサミュエル・L・ジャクソンも。
こっちではドラマThe OfficeでおなじみのライアンことB.J. Novakも出てました。(台詞はほんと少ないけど)

出演者のほとんどが男性の中で紅一点というか二人だから二点かだったのが、フランス人女優のMélanie Laurentと元スーパーモデルでドイツ人のダイアン・クルーガー。

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ダイアンはアメリカで活躍してますが、今回は故郷ドイツの女優という役どころ。
彼女のことはモデル時代を知っていますが、女優として彼女の作品を見たのはこれがはじめて。

でも、う?ん、どうなんでしょう、もうちょっと演技力がほしかったかな・・・
ドイツの有名女優にしてイギリススパイという役どころにしてはちょっと貫禄に欠けた感じがしたな。

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作品はやはりアメリカ的ではありますが、それでもいろんな国の言葉が飛びかう国際的な作品で
なんだかんだいっても、非常にエンターテイナーな作品で私は満足しました。

でもやはり暴力的なのが苦手って人にはあんまりおすすめできないかも。

それでも今までのタランティーノ作品はちょっと・・・という私みたいな人にもこれなら楽しめるかも。おすすめです。