今日はブラッド・ピット主演の映画「The Curious Case of Benjamin Button」を観てきました。
http://www.benjaminbutton.com/

84b553c5.jpg


日本では「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」というタイトルで2月7日に公開だそうです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/

この映画はF. Scott Fitzgeraldが1920年代に書いた短編小説をもとに作られた作品。

多分日本でもブラピが若返る、ということで話題になっているのではないでしょうか?

ベンジャミンは生まれたとき、赤ん坊の顔ではなく、老人の顔を持って生まれ、人々がどんどん老化していくのと反対に、若返るというまさに「数奇な」運命を背負っています。
アメリカの歴史、文化を織り交ぜながら、彼の人生を描いています。
ストーリーの詳細はこちら→http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id330912/でどうぞ。

私は別にブラッド・ピットのファンというわけでもないのですが、デイブがこの作品を監督したのがデイヴィッド・フィンチャーということで、観たいというので、ただチケットももらったことだし、久しぶりに映画館に足を運びました。

e236a3c6.jpg


個人的には気に入りましたが、難点はとにかく長い!3時間近いんじゃないかな?
しかも全体的にそんなに派手さがあるわけではないし、ダイアログに重点を置いているところもあって、ところどころでだれていました。

作品が伝える人生のはかなさ、せつなさ、というのはよかったのですが、ストーリーとしても最後まで見なければ結末がわからない、というような作品ではないので、(実際にはこの作品が伝えたいことは物語の途中ではっきりと提示されていたように思えます)そこまで長くする必要はなかったと思うんですよね?。

もっと短ければもっといい作品になったのではないか、と思ってしまうのですよ。
しかもベンジャミンが若返る、という筋書きはみんな知っているので、途中で、「今ブラピがこのくらい若く見えるということは、まだ途中か」とその長さを憶測して、その長さにちょっと辟易するところがあるので、その辺、やはり作り手はもっと考慮すべきだったかも。

でもブラッド、いい演技していましたね?。今まであんまり彼の出演作って観たことがなかったけれど、これは実に自然な感じでよかったです。
そしてベンジャミンが思いを寄せる女性役にケイト・ブランシェット。彼女も10代から老人までを演じていますが、やっぱりうまいね。きれいです。
ちょこっとティルダ・スウィントンもでていました。私、彼女、結構好きです。
多くのキャラクターもみんなとてもいい演技でよかったです。

全体的にはとてもいいできの映画です。でもやっぱり長すぎた。
人によっては「で?」と思ってしまうかもしれないけれど。

ちなみに邦題ではベンジャミン・バトンって訳されているけれど、オリジナルのButtonは「ボタン」のこと。
作中でもなぜ彼の名前がボタンと関連するのかが描かれているので、やっぱり「ベンジャミン・ボタン」と訳したほうがよかったかも。

そういえば年末、そろそろオスカー候補の作品がどんどん公開されるころですね。
今年はあんまり心引かれる映画がなかったですが、皆さんはいかがでしょうか?

The Curious Case of Benjamin Button [Original Motion Picture Soundtrack]


The Curious Case of Benjamin Button