かなり前に入手して、ここ最近ずーっとずーっと聴いている、今一番お気に入りのアルバムを今日は紹介しま?す。

Zap Mamaの「Supermoon」です。
http://www.zapmama.be/

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Zap Mama Supermoon @Tower Records

or

Zap Mama Supermoon @ Amazon JP

(日本語ではhttp://ebonyebony.blog14.fc2.com/blog-entry-224.html
ここはかなり詳しくアーティストについて紹介しています)

浮遊感のあるサウンド。アフリカのスピリチュアルな感じも残しつつ、モダンでどこか神秘的。
91年に5人でデビューしたものの、メンバーと中心的人物であるマリー・ドルヌとの音楽の方向性が違ってきたことによりマリーのソロプロジェクトとしてのザップママの活動に移行しています。

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ボイスアレンジメントがとにかく素晴らしい!
まずオープニングを飾る「1000 Ways」がもうすごい!
彼女のヴォーカル&ボイスアレンジメントの力量をこれでもか!と見せつけるような圧倒的な厚みのあるサウンド。

まさにオープニングにふさわしい勢いのある曲です。詞の内容もいいです。

続く「Hey Brotha」はマリーとの相性が抜群のおなじみMichael Frantiと組んだもの。
冒頭からドルバ・ドルバ・ドルバ(と言っているように聞こえる)という早口スキャットが印象的です。
この曲、何度もアルバムを聴き返しているうちにかなり耳に残って、いまやアルバムの中でも1・2を争うmy favourite。

そしてアルバムタイトルの「Supermoon」。
super starじゃなくてSupermoon。これはアコースティックなサウンドでさわやかです。

「Go Boy」はどこかミステリアスな雰囲気もある曲。
「Affection」もボーカルアレンジが印象的。
「Toma Taboo」、これもかなりかっこいい曲です。
フランス語で歌われたエッジーなサウンド。これもかなりインパクトがあって、頭にぐるぐるとフレーズが回り、口ずさんでいる1曲。アフリカンテイストも入っていて、そこにジェイムズ・ブラウンの「The Payback」のリフを入れ、Me'shell Ndegeocellのベースとくればかっこよくないはずがない、か。
ここでマリーと一緒に歌っているのはベルギーのArnoというシンガーだそうです。渋い!

「Kwenda」もクールです。
これも素晴らしいボーカルアレンジ!そしてたくさんの人の声が入っていて賑やか。

彼女がお世話になったピグミー族の歌唱法を取り入れた?「Gati」もレゲエっぽさもはいってこれまたいいです。

「Where Are You?」は他の曲とはちょっと違ってかなりシンプルなアレンジで切ないです。
マリーの歌を聞かせる曲ですね。でもやはり歌い方にアフリカンな感じが出ていますね。
個人的にこの曲もとても好きです。

「Moonray」は神秘的。タイトルどおり「月の光線」を思わせる、深くそして静かでありながら力のあるような感じ。
ものすごく雰囲気のある曲です。

そして最後を飾る「Princess Kesia」。これもボーカルアレンジにアフリカンテイストを感じさせる曲です。

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とにかくどの曲もとにかくものすごいQualityです。ディープで、でも重たくなく、何度聴いても新しい何かを感じさせてくれるような曲ばかり。

アフリカにルーツのあるシンガーとはいっても彼女の曲はすごく洗練されているし、まさに上質のソウルと思ってもいいんじゃないかな?

個人的にはソウルともまた違った感じなので、区分するのは難しいですが、ジャンルわけなんてどうでもいいね!いい曲はいい!ということでぜひみんなにも聴いてほしい1枚です。

他のアルバムもぜひ入手したいです!!

これでちょっと冷めつつあったアフリカ熱がまた上がってしまい、今はいろんなコンテンポラリー・アフリカン・ミュージックをチェックしています。
前もアフリカンミュージシャンのコンピみたいのを買ったけど、名前とかを気にせず聞いていたんですけど、今クレジットを見て、かなり有名な人ばかりだったことに気づく。
ん?、まだまだアフリカンミュージック(というかポップス?)は勉強不足です。
これからまたいろいろ探していきたいと思います!