この間、トロント映画祭で北野武監督の「監督、ばんざい!」を見てきましたが、あれを見てデイブと「座頭市」がまた観たくなっちゃたねえといっていたので、早速借りてきました。
(http://www.office-kitano.co.jp/zatoichi/)

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「座頭市」@ Amazon JP

やっぱり、私、これ、とっても好きです。作品全体がリズミカルなパーカッションのようなサウンドで溢れ、戦うシーンもやっぱりリズム、テンポが速い。映像もとってもクールだし、いやあ、さすがです。

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前に観たのはかなり前だったけど、それから今まで時代物の小説なんかもずいぶん読んできたので、今回はまたちょっと違った感じで観て楽しめました。

今回DVDを観てびっくりしたのは、スペシャルフィーチャーの豊富さ!
というのはこっちでは邦画を借りてもだいたい大したフィーチャーなんてないので。
でも北野監督作ってヨーロッパのほうがすごく人気のようで、それでフランスでの質疑応答シーンとか、メイキングが北米版にもくっついてた!

あんまり役者さんのインタビューとかはなかったけれど、監督のこと、その他スタッフのインタビューなど、かなり細かいところまで取り上げられていてうれしかった。

でも北米ではそこまでやってくれないんだよな?。
やっぱりまだまだポピュラーじゃないからでしょうね・・・

映画を見た後、武さんの著書「浅草キッド」も読みました。

「浅草キッド」本 @ Amazon JP

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これは武さんが浅草で芸人になるために弟子入りしたその当時の様子を描いたものなんですが、なんとも言えない情緒がありますね?。

浅草のちょっと寂れた感じ、下町の雰囲気、茶目っ気たっぷりの師匠、ちょっと変わってるけど、優しいストリップ嬢たちや武さんのフランス座で出会ったお友達のことなど。

笑っちゃうんだけど、どこか寂しさが漂ってて、そこがとってもよかった。
武さんという、すごい大物にも、下積み時代があり、彼がどんな青春時代(?)を過ごしてきたのかが垣間見れるようで、興味深かったです。

他にも確か少年時代を描いたのなんかもあったと思うので、探してぜひ読みたいと思っています!