この間コメディ映画ドッジボールを紹介しましたが、この映画に出演していたジャスティン・ロング(作中でも名前はジャスティンでしたね)が気になったので、彼の出演作「Jeepers Creepers」(ジーパーズ・クリーパーズ)を借りてきました。

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2001年作、総指揮にはあのフランシス・フォード・コッポラの名も。

これはホラー映画です。
うちらはあまりホラーものって見ないけれどもね、普段は。

えー、まず感想はですね、そんなに怖くはなかったです。
見ている間はもちろんそわそわするような怖さを感じるんですけど、でもだからってすっごい怖いかって聞かれたら、「そんなでもない」と答えるかな?
が、個人的意見ですが、この作品の怖さって実は作品の終わりに何も明らかにされない、ってところなんじゃないかと思うんですよね。

そんなに怖くないなんていっておきながらですね、実は私これを見た夜、よく眠れなかったんですよね。
それは怖くて眠れなかったって言うんじゃないんだけど、なんか心に引っかかるものがあって、それがなんかちょっと怖いわけです。
というのはやっぱりこの作品に出てくる怪物みたいなのが一体どうしてこうなってしまったのか、とかその後どうなったのか、とかがわからないからなんですよ。だからなんかまだその辺にいるんじゃないか、って言う気持ちにさせるわけです。

でもまあ、そういう意味でうまいかな、と思いました。

物語の設定も姉と弟というの、いいね。
姉を演じた女優さんが「ロマンスが入ってないから、二人が一体いつキスするのかなんてことを気にしないですむじゃない」なんていっていたけど、そのとおりだな、と思いました。
二人の憎まれ口をたたきあいながらも仲のよいという感じもよかったですね。

で、気になるジャスティン、ドッジボールでみせたコミカルさは消え、ホラーなので全体的にまあまじめというか恐怖の演技がなんだか新鮮でした。
個人的にコメディ路線をやってる彼よりもこういう感じやマック(コンピューターのね)のCM(北米にいる方は見れますね)の雰囲気の彼のほうがいいなあ。

でも彼、ダイ・ハード4にも出演するってことで、今年ブレイクするかもね。
これからの活躍が楽しみな俳優さんです!

あとこれ見て思ったんだけど、なんかちょっとマトリックスの要素がある感じだったなあ。
怪物がアクロバティックに疾走してくる車をすんなりかわしちゃったりするところもそうだし、
オラクルを思わせる黒人の女性が思わせぶりなことを二人に教えたりしてね。

まあ、そのへんマトリックスに感化されたのかどうかはわかりませんが・・・

どうやらこれ続編も作られているようなので、何はともあれ、見るしかないですね。
それを見たら謎も解けてじっくり眠れるかな??