今朝起きてmixiを見てマイミクさんの日記題名でJames Brown死去のニュースを知る・・・

不死身だとばかり思っていたよ・・・
ソウルミュージックを聴かない人でも彼の名は知っているでしょう?

こうやって偉大なソウルシンガーが一人一人去っていくのは悲しいことです。

JB、クリスマスに旅立つなんて、やっぱり目立ちたがりのエンターテイナーな彼らしいですね。
安らかに、とはいいません。空の上でもきっとシャウトして騒いでいることでしょう。

Thanks for your energy and whole a lot of soul!!

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偉大なソウルシンガーの話が出たので、ちょっと前に見たDVDについて今日は紹介!
ここ最近デイブの手術だ何だと忙しかった割に、映画とかはかなり見ていて、ここで紹介できずにいる作品がたまっているのです。

「Gospel According to Al Green」というDVDをネットで購入しました。

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私がアル・グリーンのライブに行って、アル熱が高かったのはきっと皆さんもご存知とは思うんですが、
勢いでソウル系DVDを2枚購入したのです。

これはアルがまだかなり若い頃に撮られたもので、彼のキャリア、特にミリオンドラーシンガーという身から一転ゴスペルシンガー兼牧師となったそのいきさつや牧師としての彼の活躍をドキュメンタリーとしてとどめてあるものです。

彼の教会での説教、そこでのパフォーマンスがすごい!彼は前身汗だくになって語りかけ、歌い上げています。

よく言われるガールフレンドに熱いスープをひっかけられ、その後彼女が自殺、というところから神の道へ進むことを決意する、というのは違うようで、ディズニーワールドだかどこかでの公演の後、ホテルで神が彼に語りかけてきて、目覚めた、という風に彼は言っています。

もちろんこのスープ事件についても彼はこの映画の中で語っているんですよ。
3人の子持ちの彼女がアルに結婚を迫って、アルがまだ結婚をする気はないといったのが引き金になってしまったとか。
彼からすると「今でもそれが本当に起こったのか信じられない」という感じのようです。

全体的にはアルのポジティブでお茶目な雰囲気のインタビューの中でここだけやはり真剣な感じ。
でもあえてこのことに触れたところにアルの真摯な様子が受け取れる気がします。

教会でのパフォーマンス、ライブ映像も素敵だけど、インタビューシーンでギター片手に弾き語りするのが素敵です!

アルファンには見逃せない作品だと思います!!

アーティストとしてのアルだけでなく、牧師としてのアル、そしてこの作品全体からアルというひとりの男性を垣間見れるような、非常に興味深いものでした。
彼は本当にポジティブで、スマートな人なんだなあと思う。
ライブでも牧師だからといって、決してキリスト教を押し売りするようなことはしなかったし。

ひとつだけ知りたいのは、今でも牧師をしながら、アーティストとして活動しているけれど、ゴスペルを歌うのではなく、昔のヒット曲を歌っていること。この映画の中でも「神の歌を歌っていると、君を愛してる、っていうようなロマンスの曲を歌うのはとってもつまらないことのように感じる」といったようなことを言っているわけですが、そこから今までの数十年間の中で、どういった変化が彼の中にあって、今でもこうして昔のラブソングの数々を歌っているんだろう、ということ。

もちろん昔のヒット曲の数々を歌ってくれるのは非常に嬉しいことですよ。
彼はそのロマンスの曲を神への愛の曲として歌っているのかな。
その辺、もう一度ドキュメンタリー作ったら面白いんじゃないかなあ、と思うのでした。

余談ですが、この間アメリカでは有名なコメディTV番組 「Saturday Night Live」の25周年記念のDVDを借りてみたんですが、これはショーみたいになっていて、25年の歴史を紹介しつつ、いろいろとゲスト(コメディアンだけでなく、トム・ハンクスとか、たくさんの有名映画スターも出てくる!)が招待されているんですが、このショーの最後にアルが登場してました!!
おなじみの「Let's Stay Together」をノリノリで歌っていました。これは嬉しいサプライズでした。