私は犬好き!というわけで今日は私が最近読んだ犬の本たちを紹介?!

まずは・・・
「ドクター・ヘリオットの愛犬物語」ジェイムズ・ヘリオット
という本。これは1と2があるんですが、日系の店で見つけて買いました。
どのストーリーもよいです。

ドクター・ヘリオットはイギリスの獣医さんであり、作家。1916に生まれたということなので、この本でかかれていることもまだまだ医療が発達していないだけあって彼の獣医としても奔走ぶりがおもしろいです。
この本の翻訳はムツゴロウさんこと畑正憲さんともうひとりイギリス人のかた。
ムツゴロウさんはヨークシャーの農民の方言を北海道の方言に当てはめて翻訳したそうです。

面白い話、寂しい話、犬だけでなく、そのオーナーの話。どれもすばらしいストーリーです。
mixi:http://mixi.jp/view_community.pl?id=141307
公式のサイトもあります(英語です)http://www.jamesherriot.org/

もう一つは「ヘンリー、人を癒す-心の扉を開けるセラピー犬」山本 央子著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/404365801X

セラピー犬って言うのは、ちゃんと訓練を受けた犬とその飼い主が病院や介護施設などを訪問して、そこにいる人々の精神的なサポートをしてるんですけれど、著者の山本央子さんはこれをNYでアニマルシェルターからもらってきたミックスのヘンリーとやったんですね。そのヘンリーとの出会いからセラピー犬となるまで、なってからの人々たちとのふれあいなどがかかれています。

やっぱり動物ってすごいね。小さな動物のちょっとしたしぐさ、その存在で、ずっと心を閉ざしていた人たちの心を開いてしまう。
犬が嫌い、怖いという人もたくさんいると思うけれど、こういう制度が日本でももっと広がるといいですね。(既に日本でもやっているようですけど)

この本で印象に残ったのはそれだけでなく、オーナーの央子(なかこ、と読むそうです)さんとヘンリーのしつけの日々。ヘンリーは本当に頭のいい犬で、央子さんのオーナーぶりというのをきっちり把握して、彼女のオーダーに従わなかったり・・・二人の信頼関係が一度崩れてしまったときの彼女の忍耐強さがすごかったです。

この本もぜひみんなに読んでほしい一冊です。

あともうひとつ。「犬はミステリー」アイザック・アシモフ他編(新潮文庫)というのも読みました。
題名の通り、犬が出てくるミステリー小説の短編集。
これも犬が主人公ってわけではないけれど、犬がいることで事件が発生したり解決したり、というストーリーたち。
なかなかおもしろかったですよ。


「ドッグ・ストーリーズ」 ジーン・シントウ編集
http://www.amazon.co.jp/0c90c30b00fb0b90c80fc0ea0fc0ba008N0a009-0b80fc0f3-0b70f30c80a6/dp/410242301X
これは上下巻あるんですけど、かなり前に買ったのにもかかわらず、まだ上の半分も読めていないというありさま。
文庫本にしてはけっこう厚めなんですが・・・

はじめに編集したシントウ氏(女性)のまえがきがあるんですけど、これ読んだ時点で「あれ?」と思っちゃいました。いわゆる「犬たちの感動ストーリーとかセンチメンタルなものなどを期待するな」というようなことを言っているんですけど、読み始めて確かに、と思った。
でもあまりにもどの作品も淡々としすぎていて味気ない。
犬への愛情があるのかないのかよくわからないような文章が続いて、はっきり言って読むのが苦痛。
それでも!となんとか読みすすめようとはしていたんですが・・・
しかもならランダムに読んでいこう!と思ったのに、目次がないというのもちょっと不親切だなあと思いました・・・

「犬はミステリー」はそのへん、目次もちゃんとあるし、各ストーリーが始まる前に作者の簡単なプロフィールもあったりするし・・・

でもまあ全部読んでいないからなんともいえないかな?もしこれ読んだよ!って人がいればどう思ったかぜひ教えてほしいです。

犬の話題ということでおまけのころ君写真3連発!

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