ということで、ソウルクラシックアーティスト第2弾(?)行ってみましょう。
それはOtis Reddingです!
彼の 「The Very Best Of otis Redding」というCDを買いました。

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http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0000032XY/249-7287243-1097100?v=glance&n=561956

オーティスについてはこの辺でどうぞ→http://www.barks.jp/artist/?id=1022257&m=biography

ずっと名前は知っていて、気になっていながらも、きちんと聴いていなかったアーティストのひとりです。
私の好きなゴスペラーズが昔テレビ企画でアメリカに行って、そこでオーティスの奥様と会っていたりしたんですね、そのときに流れてきていた音楽がずーっと耳に残っていながらも、まだソウルの知識も何もなかった私はそれがオーティスの曲であることも知らなかったのです。

で、このCDを買ってその曲がI Can't Turn You Looseであることが判明。
聞いていると胸がわくわくするようなホーンです!
そして言わずと知れた彼の名曲Dock Of The Bay。
彼の声が実に哀愁を漂わせますね。

CDにはブックレットに彼の経歴などが書かれているのですが、そこで彼がこの曲を書き、それを聞いた奥さんがびっくりして
「あなたそんな曲書いて、変わったわね」というようなことを言ったら、
オーティスは

「なにか今までとは違う曲を作ろうと思ったんだよ。みんなが僕の今までの曲に飽き飽きしちゃってるかもしれないだろう」

といったそうです。

このアルバムにも初期の「These Arms Of Mine」、「Try A Little Tenderness 」などのバラードから「Shake」 「Respect」といったノリのいい曲がはいっています。(カーラ・トーマスとのTrampは彼女とオーティスとの掛け合いがおもしろいです!)

オーティスは1967年、26歳で飛行機事故で亡くなってしまったわけですが、彼の声を聴くと、20代という若さが信じられないくらい深く聴こえます。
声を嗄らしての彼のシャウトにいったいどんな思いがつまっていたのだろう、となぜか切なくなります。

そしてアルバムの最後が「I've Got Dreams To Remember」というのも泣けます・・・

オーティス、偉大なシンガー。でも彼も一つ間違ったことを言いましたね。

だって彼の死後何十年たった今でもみんなオーティスに飽きたりしていないもの。