ジョディ・フォスターの新作Flightplan(フライトプラン
を借りて見ました。

ロベルト・シュヴェンケという監督作。

全体的に無機質でクールな映像。
いかにもサスペンス、な感じです。

全体的にいえばよくできたサスペンススリラーです。
終わり方がちょっとなあ、という気もしないでもないけれど、
途中まではジョディ・フォスターがおかしくなったか?
という感じで見ているほうもわからなくなってきます。

それにしても、ジョディ、
今回もストレスたまった、神経質な母親役。
「パニックルーム」とにてるなあ、と思うんだけど。

でもやっぱり演技のうまい人ですから、
そのいらいらした人の演技をみて、
「彼女本人もこんな神経質な人なのかしら?」
と思わせてしまう・・・
んですが、スペシャルフューチャーなんかをみてると、
笑顔もかわいいし、気さくな人っぽい。

共演者はピーター・サースガード。
映画「隣人は静かに笑う」(原題はArlington Road。
私の今更新停止中のHPで前に紹介しました
に出てたティム・ロビンスのような
無表情さが不気味で危ない感じでよかった。

ほかにはエリカ・クリステンセン
(彼女にもっと何かやらかせてあげればよかったのにねえ)など。

そして、機長役にショーン・ビーン。
かっこいいの!機長のコスチュームがこれまた似合う!
前もLOTRで何度も見てても気にならなかったのに、
やあ、これ見て、かっこいいー!と感心。
彼のほかの作品を見てみたくなってしまいました。
・・・いやはや、私はどうも大人の男が好きらしいね。

映画としてはみて楽しめるんですが、
いかんせん「CRASH]をみたばかりだったので、
ああいう社会的で現実的な映画を見てしまうと
(しかもよくできた)
どうもこの「ありえないだろー」っていう印象が
強くなってしまってねえ。
なんか見ながらいろいろいいたくなってしまいましたが・・・

あとねえ、これは「映画だから」といって
さらっと流すべきなんでしょうが、
機内にいたアラブ系の人たちに
「うちの娘をどこにやった!」とかって詰問しちゃうんですよ。
で、それに便乗してなんだかんだ言う
乗客もでてきちゃったりして。
これはかなりのステレオタイプですよねー。
それもまあストーリー上のプランのひとつ
なのかもしれないけどさ、
いかがなものか、と思いました。

や、でもほんとたのしめるのよ、映画としては。
日本ではいま公開中ってことなので、ぜひ。