以前もブログで何度か紹介したことがありますが、アメリカのガーデン・ライターのマーガレット・ローチさん。

(興味のある方はブログの右側の「記事検索」のところに「マーガレット・ローチ」と入力してクリックしてみてください。いくつかリストアップされますのでー)

いつも彼女のサイトのニュースレターみたいのがメールで届くのですが、今回の特集、とても興味深いものでしたので、ちょっとシェアさせてくださいね。

うちでは家を買った時、芝生(と言うより芝と雑草が半々みたいなもの)を全部はがして基本的にはグラウンドカバーの植物かピー・グラヴェル(玉砂利)などで覆っています。

そうでないところは木片のマルチで雑草の繁殖や水分の蒸発、土が流れるのを抑えたりしているのですが、本当はどこもちゃんと植物のグラウンドカバーにできたらいいな、と思っているのです。

なのでグラウンドカバーにはいつも興味津々。

今回は「ポスト・ワイルド・ワールドの植栽」という題名のポッドキャスト(ですがリンクでは文章で読むこともできます。全て英語ですが・・・)でしたが、言い換えればどうやってレイヤーで植物を植えて、エコかつ、手間がかからなくなるか、といったことの特集でした。

アメリカ、ワシントンD.C.を拠点に活動しているトーマス・レイナー氏の本↓(Claudia Westさんとの共著)


をもとに話が進むのですが、もともとガーデン・デザイナーとして公園などのパブリックスペースのデザイン、植栽をすることも多い彼、最初の1年はいい景色を作れても、市など、依頼主のメインテナンスの予算がないと、綺麗な庭を持続することが難しいということに何度も直面。

そして周りを見渡して、たとえば雑草などはいろんな種類のものがごちゃごちゃになって繁殖しますよね。

これを見た彼、これは雑草だからこんな風にそれぞれの植物が競争せずに育つことができるのか?これを手間のかからないガーデニングとして庭つくりにも活かせないか?と思ったそうです。

それ、私も結構よく思ってたことなんですよねー。

ガーデニングをやっていてやはり普段から一番手間がかかるのって雑草問題だと思います。

ベアソイル(植物も植わっていなくて、マルチもかかっていないむき出しの土のエリアのこと)のままだと雑草が生えます。
エコロジカルの観点から見ても、ベアソイルは水分の蒸発が早くなります。
とはいえ、ベアソイルの全てをマルチで覆うわけにもいかないですよね。

自然界では大体は植物はレイヤーになって育っています。
木の下にシダが生えていたりしますよね。

シダが生えていることでベアソイルではなく、水分の蒸発を防ぎ(まあ、シダが生えるような場所はそれほど日当たりがいいところではないとは言え、これは例えですので)、木の成長を助ける。

木があることで、シダが育ちやすい陰を作る、といったように互いに相互作用があるのですよね。

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(↑こちらはマーガレット・ローチさんのサイトからお借りしましたが、これを見るとわかりやすいのではないかと思います)

そして自然界ではもちろん、競争に負けたものは生き残りません。
もちろん、まったく生育環境の異なる植物が一緒に育つこともありませんよね。

だから自然界でどのように植物が育っているのかをモデルにして、それをガーデニングにも取り入れる、というのがコンセプトなのかな?と私は理解したのですが・・・

面白かったのは、たとえばエキナセアなんかは庭で育てると倒れがちだけれど(確かに!)、自然界ではあまりそうなっていない。
なぜかと言うと、エキナセアと言うのはもともとはグラスなどの間に育つもので、花の形なども他の植物に寄りかかりやすいようになっているんだとか。

Aug3_echinacea

確かにメドウ向けの植物とかはそれだけだとふにゃっとしちゃいそうな植物も結構ありますものね。

でもそれを庭に取り入れるにはやはりどういう植物のコンビネーションがいいのかなどが気になりますよねー。

この本、ちょっと気になるな、買ってみようかしら。


あと、このレイヤード・プランティングと聞くと、どうしてもナチュラルな感じ、メドウ的なものと思い浮かべる人が多いかもしれないけれど、いわゆるグラウンドカバーの植物と、シーズナルの植物などの比率を変えることで、フォーマルな植栽にも応用できるんだとか。

つまり、どういうスタイルにも適応できるということなのですねー。

そしてレイヤード・プランティングの場合はメインテナンスというよりはマネージメント、と言っていたのも面白かった。

メインテナンスと言うのは、それぞれの植物にあった作業(支柱を立てるとか、プルーニングするとか)をするのに対し、マネージメントというのは、たとえば春にレイヤード・プランティングしたエリアをまとめてカットして終わり、と言うような違いだとか。

これを聞くと、フォーマルな植栽にはちょっとどうなのかな、とも思わなくもないですが、でもまあグラウンドカバー(日本語でこういうとどうしてもとても背の低い、地を這うような植物のことを思い浮かべるかもしれませんが、結構な高さのあるもの、ホスタなどもグラウンドカバーとして呼ばれます)があることで雑草取りや水やりの頻度が下がる、というのではやっぱり手間がかかりにくくなる、と言えるのかな?

なんだかだらだら書いてる割に、言ってることがよくわからないですよね、すいません。


そして、これは最新のポッドキャストではないですが、先週のものだったのかな?
紫陽花についての回も興味深かったです。

これ読んで、やっぱりトロントでビッグ・リーフ・ハイドランジア(Hydrangea macrophylla、いわゆる普通の青い紫陽花のことです)を育てるのは難しいのかもなー、と。

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プルーニングの時期うんぬんではなく、やっぱり冬の寒さで花蕾となる部分がダメになってしまうもんなー。

その代わりにHydrangea serrata(日本だと山紫陽花、または蝦夷紫陽花)のほうがもう少し耐寒性もあるから代用できる、みたいにここでは言われていました。

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(画像はお借りしました)

でも、この回のポッドキャスト・スピーカーの方はそれほどの寒さのある地域でもないみたいだからなー。

調べるとHydrangea serrataもゾーン6までの耐寒性はあるって言うけど、トロントはゾーン5だしね・・・
最近の大寒波のことを考えたら、最低でもゾーン4くらいまでの耐寒性がないと安心できないしなぁ~。
山紫陽花の見た目、好きなんだけどなー。

ただHydrangea macrophyllaもトロントで育てられないと言うことではないんですよ。
毎年ちゃんと春になれば新芽を出してくれます。

でもお花を咲かせるという意味で難しい、ということなんです。

やっぱりうちに植えているHydrangea macrophyllaのキング・ジョージも他のコンパクトなシュラブと取り替えたほうがいいのかなー。

***

今日からお休みを頂いたのですが、デイブは休めないので、朝はいつも通りに起床。
デイブを送り出してからちょっとゆっくりしてすぐに外に出てポテンティラを植えたり、庭作業をしました。
まだ他の日も休みだから、何時間も庭作業をするということはせず、と言っても結局2時間近くはやってたのかな?
その後はこまごました家事をこなし・・・

休みなんだからもっとゆっくりすればいいのにねー。
この性格どうにかしたい。

と言うことで午後は1時間ほど昼寝。
普段昼寝をまったくしないんですが、昼寝ってすると余計疲れる気がしてしまって、後悔すること多し。

結局その後もバナナが熟れているものがあったので、バナナ・ブルーベリー・マフィンを作ったり、とうもろこしを茹でたり、今週は仕事のある日はなんだかずっと疲れていて、あまり野菜と果物のジュースを作ることができなかったので、これも作って。


(Instagramより)

なんだかんだで、いつも通り動き回ってる休みの日になってしまったー(笑)。

でも仕事行かないってだけでやっぱり時間に余裕があるから、気持ち的にもストレスにならない、それが一番大きいかな。

明日はちょっとほしいものがあるので、その偵察をしに行く予定(笑)。

みなさんもよい週末を!

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