今年はデイブと一緒に試合のある日は毎日TVでここ、トロントのメジャーリーグチーム、ブルージェイズの試合を見ているのですが、そんな野球つながりでもう一つ。

こちらではこの春に公開された映画「42」をレンタルして見ました。

42


http://42movie.warnerbros.com/


日本では『42 〜世界を変えた男〜』という邦題で11月に公開だそうで。

公開、ずいぶん遅いんだなあ。もう日本でも公開しているものだと思っていました。

42というのはメジャーリーグ初の黒人選手として活躍したジャッキー・ロビンソン選手の背番号。

アメリカ国内での法の上での人種差別に終結をうった公民権法制定より何年も前の1947年、当時はニューヨークのチームであった、ブルックリン・ドジャースでジャッキーがメジャーリーグ初の黒人選手として活躍しました。

その彼のメジャーデビューの1年(というより多分数ヶ月)のストーリーを映画にしたもの。


やはりまだ人種差別意識の高かった頃に選手もファンも審判も白人ばかりのメジャーリーグで彼がプレイするというのは、非常に大変だったはず。


実際罵声を浴びられ、脅迫状も受け、他のチームの選手からビーンボールを投げられたり。

それでも決してその怒りをあらわにせず、ひたすら耐え、素晴らしい活躍を遂げたジャッキー。

メジャーリーグではジャッキーが初めてメジャーで試合をした4月15日をジャッキー・ロビンソン・デイと定め、この日は選手みんながジャッキーの背番号42のユニフォームを着て試合をします。


42-1


映画としては、思っているほど盛り上がりはないので、ちょっと退屈になってしまうかもしれませんが。

ジャッキーを演じた俳優さんもよかったし、ジャッキーを自分のチームに入れることを決め、また彼をチームに留めさせるために尽力を尽くしたドジャースの社 長でありジェネラルマネージャーだったブランチ・リッキーを演じたハリソン・フォードも、今までの彼とは違った感じでよかったです。

でも彼の台詞はききとりにくかったなあ~。

42-2


もしジャッキーが、数々の差別的攻撃に耐えられず、反抗したりしていたら、メジャーリーグにおける黒人進出の仕方が変わっていたかもしれません。

そしてそれはカナダに住む日本人である自分とも、決して遠くはなれたことでもないように思えます。

私たちが今こうして北米で暮らしていけるということ。
それは様々な人種差別と戦ってきた先駆者がいるからです。そしてそんな私たちを受け入れてくれた多くの白人たちのおかげでもあります。

肌の色や文化の違いなどではなく、一人の人間として、お互いを見ることができたらいいのにね・・・


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