私がガーデニングをはじめたのは、カナダに来てからです。
それもまだ今年でガーデニング3年目。

それでも小さくとも自分の庭を持ち、自分で庭を作り始め、自分がどんな庭を好むのかもわかってきました。

日本ではいろいろな人のプライベートガーデンが一度に覗けるサイトなどは結構たくさんあると思います。私もいろいろなサイトを覗いています。

でもここはカナダ。トロントは夏は涼しいですが、冬は長く、気温も-10℃ほどになることもあります。
今年のように雪も積もります。
霜の心配がなくなるのは5月に入ってからです。

ですから、日本のガーデナーさんの庭を見ていて、あ、いいな、と思ってもここでは越冬ができないものが多かったり・・・
温室のあるような家ならばいいのですが、うちはガレージすら車を停めればそれだけでスペースがなくなってしまうほどの狭さです。

そうなるとやはりこの地でしっかりと越冬もしてくれる植物だとありがたい。

それに日本で流行っている様子の「ナチュラル・ジャンク・ガーデン」や「シャビー・ガーデン」はどうも私にはしっくり来ず。
やはりその国、エリア独特のガーデニングというのがあるのだと思います。

私も女性なので、ガーデニング雑貨に限らず、小物を見るのは大好きです。
ほしいなあ、と思うものもたくさんあります。

でもじゃあ実際自分のうちの庭で使いたいか、と問われたら、多分「ノー」と言うでしょう。
ガーデン雑貨はほんのちょっとで、やはりランドスケープやガーデンデザインで植物そのものを楽しめる庭にしたい、というのが私の理想です。

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私の好きなガーデンスタイルはこれ!という明確なものはありません。
だからこそ、なかなか「あ、いいな」と思う、自分の庭のお手本にしたいようなお庭に出会うことも少なく、その前に、なかなかカナダ・オンタリオ、または同じような気候でのプライベート・ガーデンを手軽にウェブで見ることのできるサイトを探しても見つからず。

でも、ふふふ、つい最近、とっても素敵なブログを見つけたのです。

というブログは、ブログ主のジェニファーさんの詳細は載っていませんが、読むとトロントにお住まいの方。
この方が様々なオンタリオ州のプライベート・ガーデンからパブリック・ガーデンなどを訪ね、レポートしてくれています。

ジェニファーさんの日々のポストであるメインのブログページは私もまだちょこっとしか覗いていないのですが、まずは'More Ontario Gardens'というページに行くと、そこから様々なプライベートガーデンなどを訪問したページがリンクされていて、ここで紹介されている庭がどれもとてもよいのです。

それこそ、ものすごいお金持ちのプロの庭師さんが世話しているのだろうな、というすごいお庭から、トロント郊外の農場風のガーデンや、ポンドがメインの庭など、様々なスタイルのお庭を見ることができます。


メインのブログページでもまだまだたくさんプライベートガーデンの様子が紹介されています。
全て英語ですが、写真を見るだけでも楽しいと思います。

そして日本のガーデンとはまた違った、カナダ・オンタリオ州のガーデンから、
日本にお住まいのみなさんも何かインスピレーションを受け取ることができるのではないでしょうか。


このジェニファーさんの文章もとてもよくて、もちろんジェニファーさん本人もガーデナーなのですが、彼女の本音の庭に対する思いなどが綴られているのも、好感と親近感が持てます。


例えば、トロントで高級住宅地と呼ばれるローズデール地区。
このエリアのプライベート・ガーデンツアーに参加したジェニファーさんは、40ドルもの参加費を払った50人近くの参加者と一緒に設計され尽くしたお庭を見学します。

ツアーガイドさんには「芝生に入らないように!」と言われ、ちょっとグラベル(砂利)エリアに片足が入っただけで注意されると言う有様。
そしてこのツアーがまるで何かのショウを見るような、またはエキゾチックな動物を博物館かどこかでみるかのようで違和感を感じた、と。

そんな彼女に対し、他のガーデナーさんたちのコメントも「そういうお庭はあまりにも完成されすぎていて、魂を感じられないと言うよね」とか、
「プロが設計し、メインテナンスをしている庭と、自分で庭つくりをしている人の庭ではやはり何かが違う」と言った意見があったり、

「でもこうやってとてもよく設計された庭があることでその家に住む家族の生活を変えることもある。自分で土に触わることだけが庭を楽しむと言う意味ではないのでは?」
と、ガーデン・デザイナーの方がコメントしていたりして、それもまた興味深かったです。

でも私も、プロに設計されて、きっとお世話もされているんだろうなと言うのが一目でわかる素晴らしい庭というのは、見ていてすごいとは思いますが、でも自分がその庭の持ち主になって楽しいか、と聞かれたら、どうかな?という気がします。

これはただの立派なガーデンを持っている人への僻みなだけなのかもしれないけれど。

でも、私はやっぱり自分で悩んで植物を選んだり、汗水たらして植え付けて、移植がうまくいったかドキドキしたりしたいなあ。

うちは夫は庭にはちっとも関心がないし、日曜大工的なことで手伝うこともしてくれないですから、全部自分ひとりでやっていますが、だからこそまだまだ手をつけていないエリアも(狭い庭なのに)あるし、決して人に自慢できるほどの庭ではないですけれど、でもだからこそ、時間をかけて作っていく楽しみがありますしね。

庭の楽しみ方は人それぞれですから、他人が「それは真の庭の楽しみ方じゃない!」とかいうのはおかしいですけどね。
お庭の持ち主が、心地よいと思えるならば、それで十分ですものね~。


もう一つガーデニング・アイデア満載のサイトがあるのですが、それはまたあとで紹介しますね。 


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