私がほぼ日好きというのは何度か言っていますが、、ここ最近もいいんですよ~。
「石や木との対話」
ほぼ日の内装を手がけた会社の親方さんへのインタビュー。
もの作りについて、石や木という自然のものをどう活かしていくのか、ということについて。
いいなあ、かっこいいなあ、と思いました。
で、うちの父のことを思い浮かべました。
うちの父は大工です。今はもうリタイア状態ですけれどね。
インタビューされている親方さんとは比べ物にはなりませんが、でも、これ読んでいて、昔のことを思い出しました。
今はもう建て替えたからないけれど、昔は実家は家の両側が倉庫で挟まれていました。
バブルの頃で、建設ラッシュ。一つあった倉庫では間に合わなくて、反対側にも追加して。
倉庫には父の大工道具と材木がぎっしり詰まってた。
大きな木を裁断する機械もあった。
現場に行く前に、仕入れた材木を、切ったり、削ったりと言う作業はこの倉庫で行われていました。
父が作業する時、なぜか私もよく周辺をうろついていました。
材木に鉋をかける音。紙みたいにうすーく削ったものが出てきます。これが、きれいでね~。
木を裁断すれば、木屑が舞い、この香りは今でも忘れられないな。
あと、冬ならば、木屑やきれっぱしを燃やしてたな~。
それもなんだか楽しかった。
たまーに焼き芋をやったりして。
うちのころ君も一緒に父の周りをうろちょろして、木屑まみれになり、あとからもうっすら木の匂いがしてたな。
なんか、今自分がガーデニングにはまっているのも、こういうところとつながっているんじゃないか、と思う。
それからもうひとつ、木や自然つながりの「緑の丘に、つどいましょう。」
東北の海岸線に震災で発生した瓦礫を埋め込んだ丘を作り、それが津波を防ぐ防波堤となり、そこに木を植えていく、というプロジェクト。
元首相の細川護煕さんが理事長を務めています。
詳しいことはプロジェクトのサイトへ→http://greatforestwall.com/
他にもたくさんの著名人のかたが関わっているんですね~。
瓦礫、というどうしても今はネガティブにとらえられてしまっているものを、ポジティブなものとして内包していく考え方。
いいな、と思いました。
それを元首相の細川さんがこうやって、関わってるっていうのもいいですよね。
政治家や政府は防波堤というとコンクリートの防波堤を推奨するそうですが、それでは海が見えなくなる。
ずーっと海と共存してきた地元の人たちにとって、これはとても違和感のあるものだ、というのは、海のない県に育ってきた私でも、わかります。
日本では特に、昔っから、自然と共存してきたんですよね。
お月見、お花見、自然を愛でる風流な行事。
時代が変わっても、今でも春になれば、桜のお花見に感動し、秋は紅葉狩り、などなど、自然を愛でる精神は決して廃れていないのですよね。
ほぼ日のいいところは、こうやって、いろんな形で東北とつながっていること。
気仙沼にもオフィスを作って、事業を始めたりもしていますが、一般人の私たちも、すごく身近に東北に興味を持てるような形のインタビューなどをたくさん発表しているんです。
私のように海外にいると、自分から働きかけなければ、日本の情報が入ってこない場合、今、日本がどんな状況なのか、大震災後の東北のことなども、忘れてしまうことは、簡単です。
私には東北に特別なつながりもないし・・・でも、被災された方々は言うんだそうですね、「忘れないでほしい」と。
私のような一般人は、膨大な額を寄付できるほどのお金持ちでもないし、今の自分の仕事や生活を差し置いて現地に駆けつけることもできません。
でも「忘れないこと」、「気にかけること」はできます。
個人的に被害がなくても、自分の国のことを気にかけること、すごく大切なことだ、と思います。
何でも、自分にひきつけて考えること。だって、これは自分に起こっていたことかもしれない。
自分には関係ないことだから、といって無視するのは、簡単です。
でもすこしでも自分にひきつけられるものがあったら、気にかける、それだけでも、随分違うと思います。
アンテナを張ること。
そこから、ほんとうにいろんなことが広がっていきます。
ほぼ日を読んでいなかったら、まったく知らなかったであろう、いろんなお話。
いつも、ほんといいものを読ませてくれて、大好きです。
みなさんも、ぜひ。
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「石や木との対話」
ほぼ日の内装を手がけた会社の親方さんへのインタビュー。
もの作りについて、石や木という自然のものをどう活かしていくのか、ということについて。
いいなあ、かっこいいなあ、と思いました。
で、うちの父のことを思い浮かべました。
うちの父は大工です。今はもうリタイア状態ですけれどね。
インタビューされている親方さんとは比べ物にはなりませんが、でも、これ読んでいて、昔のことを思い出しました。
今はもう建て替えたからないけれど、昔は実家は家の両側が倉庫で挟まれていました。
バブルの頃で、建設ラッシュ。一つあった倉庫では間に合わなくて、反対側にも追加して。
倉庫には父の大工道具と材木がぎっしり詰まってた。
大きな木を裁断する機械もあった。
現場に行く前に、仕入れた材木を、切ったり、削ったりと言う作業はこの倉庫で行われていました。
父が作業する時、なぜか私もよく周辺をうろついていました。
材木に鉋をかける音。紙みたいにうすーく削ったものが出てきます。これが、きれいでね~。
木を裁断すれば、木屑が舞い、この香りは今でも忘れられないな。
あと、冬ならば、木屑やきれっぱしを燃やしてたな~。
それもなんだか楽しかった。
たまーに焼き芋をやったりして。
うちのころ君も一緒に父の周りをうろちょろして、木屑まみれになり、あとからもうっすら木の匂いがしてたな。
なんか、今自分がガーデニングにはまっているのも、こういうところとつながっているんじゃないか、と思う。
それからもうひとつ、木や自然つながりの「緑の丘に、つどいましょう。」
東北の海岸線に震災で発生した瓦礫を埋め込んだ丘を作り、それが津波を防ぐ防波堤となり、そこに木を植えていく、というプロジェクト。
元首相の細川護煕さんが理事長を務めています。
詳しいことはプロジェクトのサイトへ→http://greatforestwall.com/
他にもたくさんの著名人のかたが関わっているんですね~。
瓦礫、というどうしても今はネガティブにとらえられてしまっているものを、ポジティブなものとして内包していく考え方。
いいな、と思いました。
それを元首相の細川さんがこうやって、関わってるっていうのもいいですよね。
政治家や政府は防波堤というとコンクリートの防波堤を推奨するそうですが、それでは海が見えなくなる。
ずーっと海と共存してきた地元の人たちにとって、これはとても違和感のあるものだ、というのは、海のない県に育ってきた私でも、わかります。
日本では特に、昔っから、自然と共存してきたんですよね。
お月見、お花見、自然を愛でる風流な行事。
時代が変わっても、今でも春になれば、桜のお花見に感動し、秋は紅葉狩り、などなど、自然を愛でる精神は決して廃れていないのですよね。
ほぼ日のいいところは、こうやって、いろんな形で東北とつながっていること。
気仙沼にもオフィスを作って、事業を始めたりもしていますが、一般人の私たちも、すごく身近に東北に興味を持てるような形のインタビューなどをたくさん発表しているんです。
私のように海外にいると、自分から働きかけなければ、日本の情報が入ってこない場合、今、日本がどんな状況なのか、大震災後の東北のことなども、忘れてしまうことは、簡単です。
私には東北に特別なつながりもないし・・・でも、被災された方々は言うんだそうですね、「忘れないでほしい」と。
私のような一般人は、膨大な額を寄付できるほどのお金持ちでもないし、今の自分の仕事や生活を差し置いて現地に駆けつけることもできません。
でも「忘れないこと」、「気にかけること」はできます。
個人的に被害がなくても、自分の国のことを気にかけること、すごく大切なことだ、と思います。
何でも、自分にひきつけて考えること。だって、これは自分に起こっていたことかもしれない。
自分には関係ないことだから、といって無視するのは、簡単です。
でもすこしでも自分にひきつけられるものがあったら、気にかける、それだけでも、随分違うと思います。
アンテナを張ること。
そこから、ほんとうにいろんなことが広がっていきます。
ほぼ日を読んでいなかったら、まったく知らなかったであろう、いろんなお話。
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