ということで第2弾。歴史好きの私としては、一番楽しみにしていたのがここ、タワー・オブ・ロンドン。
 
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http://www.hrp.org.uk/toweroflondon/ 
 
1080年ごろから建てられ、現在も宮殿と要塞という目的で使用されているすごいところ。
 
ロンドンはオリンピックを2年後に控え、街のあちこちで修復作業やら工事が行われていて、ここもメインのホワイト・タワーはシートに隠れていました・・・
 
私たちは無料の守衛さんによるツアーに参加。大体45分くらいかな?マイクを使っているわけでもないし、ブリティッシュの英語なので日本の皆さんにはかなり聞き取りにくいこともあるのでご注意を。

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★Yeoman Warderと呼ばれる(Beefeatersとも呼ばれます)衛兵さんが、入ったら二度と出てこられないといわれていたTraitor's gateを説明しているところ。なかなか素敵な制服です。

 
ここは思った以上に広い!
ただ歴史がある割には展示もあっけない感じ。なんていうか全体的にきれいに収まりすぎていると言うか、その辺はアトラクション的な雰囲気を全体としては感じました。
もっと歴史に根付いたいろんな展示や説明があったら面白かったのにな、というのが本音。行く前にちょっと予習していったほうが楽しめるかも。

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でもこの煉瓦に歴史が詰め込まれているのかな~、なんて想像しながら歩くのは楽しかった!

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★悪名高き、Bloody Tower


私たちが行った日はとてもいい天気だったけれど、でもこれが薄暗い、霧のロンドンの日や冬の曇りの日なんかだったら、かなりじめっとして、それはそれで血なまぐさいこの場所の歴史に見合った雰囲気が出るのかもな、などと思いました。

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★こんな長い剣やら鎧なども展示されています

 
クラウン・ジュエルという代々の王や王女たちの財宝が展示されているんですが・・・すごいです。
が、もともとあまり宝石などに興味のない私は「ふーん」って感じでして・・・すごいんだけれど、なんだろうなあ、それより「こんな高価なものを与えられた王族を、庶民はどんな風に見ていたのかな~?」とやっぱりそっちに思いが行ってしまうのです。

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私が興味があるのはそういう一部のものすごい高貴な人や裕福な人の暮らしではなくて、どんな時代でも今の自分のような「普通の人の、普通の暮らし」なのです。

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★教会もあります。質素だけれど、そこがいいです。

 
あまりにまばゆい宝石たちはばかばかしく見えるくらいで、こういったものを贋物でも手に入れたり、見ることすらあまりなかったであろう昔の人にはそれはもうあっと息を呑む壮観さだったと思うんですが、
今は贋物でもこういうきらきらしたものが出回っているからか、そんなに「うわ~!」とも思わなかったです。
 
すいません、ものすごく淡白な感想なんですが、でもそれが本音かな~。でも他の女性だったらまったく違う意見なのかも。

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だからか、昔の王様たちがどうだったとかよりも、今でもこのタワー・オブ・ロンドン内で暮らしていると言う守衛さんたちの暮らしなんかの方が興味あります。

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ここはかなり広いので一つ一つ時間をかけてみていたら1日かかってしまうんじゃないかな?
私たちも3・4時間はいたけれど、それでも全部はまわれず。
機会があればまたもう一度行って、もっとじっくり見てみたい所です。

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↓おまけにこれ。ここにもいました、ガードさん。
数分おきくらいにこうやってなにやら動き出してちょっと行進してまた元の場所に戻ってじーっとしています。

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これはその後姿。この制服と帽子を来たガードのほとんどはみんな若いのですが、おそろしく暇そうな仕事だけれど、楽しんでいるのだろうか・・・などと不謹慎にも思ってしまった。