最近トロント・パブリック・ライブラリーへ久しぶりに行って、本を借りてきています。
幸いなことに、うちの会社の近くにあるブランチはたくさんの日本語の本も置いてあるので助かります。

読み終わった2冊を詳しく紹介。

鳥羽亮
「華町源九郎 江戸暦 はぐれ長屋の用心棒」

はぐれ長屋の用心棒―華町源九郎江戸暦 (双葉文庫)
はぐれ長屋の用心棒―華町源九郎江戸暦 (双葉文庫)
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多分この作者さんの作品を読むのは初めてです。

私は「長屋」ものは結構好きでして、これもなんとなく手にとって見た一冊でしたが、とっても面白かったです!
主人公が若くてかっこいいお侍さんとかではないのがいいです。

あと長屋の人々が協力して事件に関わっていく、アンサンブル的なストーリーの流れもよかった。

これははぐれ長屋の用心棒シリーズになっているんですね。知らなかったです。もっとこっちでそろえられるかしら?調べてみたいと思います。

もうひとつはこちら。

宮部みゆき
「人質カノン」

人質カノン (文春文庫)
人質カノン (文春文庫)
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もうご存知、の宮部みゆきさん。彼女の時代ものはいくつか読んでいたんですが、じつは現代ものはあまり読んでいなかったんですが、やはりさすが。
時代関係なく、面白い本を書ける人なのだな~と感心しました。

これは短編作を集めたものなのですが、いじめにあっている子供のことなどがいくつも出てきていたりして、今の社会の問題とすごく関わっていて、すばらしかったです。

きっと宮部さんはいろんな問題をきちんと自分に引き寄せて考えることのできる方なのではないか、と思いました。
外で起こっている様々な問題は、誰かの問題で、自分には関係ない、というのではなく。

他にも彼女のいろんな作品を探して読んでみようと思っています。模倣犯が読みたいんだけれど、こっちでは見つからないな~。

実はまだまだ紹介したい本があるのですが、長くなりそうなので次に続く・・・