Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

August 2014

Spring Bulbs : Early Spring

去年、春・夏のためにオーダーした球根たちを紹介しましたが(→ここ)、これ、自分で「あれ、なんて名前だったかな?」とか言うときにすごく便利だったので、来年用にオーダーしたものもまたリストアップしようと思います。

名前だけでなく、実際どんな色のお花が咲くのか、高さなどもオーダーしてしばらくすると、記憶があいまいになってきて(笑)、後で周辺に晩春に咲くペレニアルを植えようとして、そのコンビネーションがどうかとか考えるときなんかにも役立つので。

長くなるのでいくつかに分けて紹介しますね。
(写真は購入したお店からお借りしています。名前に続くのは植物の高さです)

まずはEarly Spring、春の初めに咲くものたち。
ですが、基本的にカナダの気候を基準にしていますので、日本で咲く時期とはちょっとずれるかもしれませんので、そこはご了承くださいね。

この時期はまだ緑が少なくて寂しい時期。
だからこそたくさんのお花がほしいので、今年はたくさんオーダーしましたよぉ!

去年も「たくさん球根植えつけた!」と思いましたが、実際咲いてみたら、「まだまだ全然足りない。もっとあってもいいな」と思ったので。

Für Elise Greigii Tulip 25cm
FurElise

これは去年も買って植えました。
今年も植えっぱなしでOK、Naturalize(年々増えていく球根のこと)するチューリップを選びました。
このピンクイエローの優しい色が思った以上に素敵だったので、もっと増やしたい、と思って今年もオーダー。

原種系のチューリップなので、葉っぱに赤い筋が入るのも面白いです。


Pulchella Chinese Coral Mini Botanical Tulip (and Mid Spring) 15cm Fragrant
PulchellaChineseCoralMiniBotanicalTulip

これは去年も買おうかどうか迷って結局買わずにいたもののひとつ。
今年はとにかくたくさん植えっぱなしOKのチューリップを買う!と決めていたので迷わず選びました。

ミニと言うようにとても背の低いチューリップ。
そういうのもいいかな~、と思って。
これは特にこの渋い色が気になって。
そしてフレグラントだそうです。どんな香りがするのかしら?


Anemone blanda 'Blue Star' 15cm
AemoneBlanda

これも去年から気になっていたもの。
アネモネというとコロナリアですが、アネモネっていろんな種類があるんですよね。
コロナリアのほうは、トロントでは越冬できないのですが、このブランダの方は耐寒性があって大丈夫なのです。

そのうちカーペットみたいに広がってくれたら素敵だろうな。
でもまずはどんな感じかをみたくて、今年は10個のみのオーダー。
一つの球根からどのくらいお花が咲くのかもわからないですが・・・
気に入ったらまた来年追加しよう。


Iris 'Katherine Hodgkin' 15cm
IrisKH

去年はミニアイリスは濃いブルーのハーモニーと言うものを植えました。
それがとても素敵だったので、来年にもまたミニアイリスを増やしたいな、と思いました。
それで、これも前から気になっていたKatherine Hodgkinをチョイス。

なんといってもこの透明感のあるような色合いのお花!
なかなか独特ですよね。
ミニアイリス、お勧めですよ。


Missouri Cupped Narcissi 45cm
MissouriCuppedNarcissi

水仙も増やしたいと思っていた球根の一つ。
去年は香りのするもので主に白のものばかりを植えて、それはそれで清楚でかわいいのですが、やはりこの時期もうちょっと明るい色がほしいな、と思いました。

それで今年はこんな黄色とオレンジのちょっと派手なコンビネーションの子も選んでみました。
この子は香りはないんだそうですが、去年オーダーして香りがするというものもあまり香りが目立っていなかったので、今年は香りのことはあまり気にせずにセレクトしました。


Narcissus Tete a Tete 25cm
narcissusTeteatete

これは実はオーダーしたものではなく、今年芽だし球根になっていたものを買ったのです。
これは先週末、ジャーマンアイリスを植えたときに一緒に地植えにしたので、ここにも加えておくことに。

この子はポピュラーな水仙ですよね。

フロントヤードに黄色、というと最初は考えていませんでしたが、早春には明るい色がほしいので、これはフロントヤードに。

同じように芽だし球根で買ったムスカリもあったので、これもフロントヤードに植えました。


Chionodoxa forbesii 15-20cm
GloryoftheSnow

こちらではGlory of the Snowと言う名でも知られているそうなんですが、日本ではチオノドクサと呼ばれているものです。
多分英語読みだとチオノドクサではなくてキオドノクサと呼ぶのかな?

これは自分でオーダーしたのではなく、オーダーのおまけでついてくるもの。
chionが雪と言う意味で、doxaが華麗と言う意味だそうで、その名の通り、まだ雪が残るくらいに寒い中でも咲くようですね。

和名はユキゲユリ、雪解百合と書くそうです。素敵!
植物の和名って趣のあるものが多いですよね~。


ではアーリー・スプリングに咲くものはこれで終わり。
ミッド・スプリングに続きます。


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週末の庭 : 8月第3週目

いやあ、この週末はほんとあっという間に終わってしまった感じがします。
日曜の夜、「ああ、まだ土曜日だったらよかったのにぃ~」と本気で思いました(笑)。

でも、9月頭に祝日があることが判明!(未だにこっちの祝日がいつにあるか覚えていない私・・・)
それまでじゃあ頑張って仕事しよう。


土曜日は午後から雨だったので、ちょっと花がら摘みなどをしたのみ。
あとは日本の実家から母が「ころ君の小さい頃の写真をなくしたみたいだから、もしそっちにあれば送って」と言うことだったので、チェック。

当時はまだデジカメも主流ではなかったので、現像した写真を久しぶりに見てみました。
懐かしい~!
ころ君がうちに来たばかりのころの写真はあまりないんですが、貴重な写真を見つけました。

せっかくだから、うちにあるいろんなころ君写真を実家に送ってあげよう、と思って、でも焼き増しするのも面倒だし(会社近くのスーパーとかでもできるんですが、驚くくらい画像が悪いんです)、スキャンして画像をセーブしておくことに。

あとで母に電話して、「いろいろ送ろうか」と言ったら、「うちにもいっぱいあるからいい。小さい頃のだけ送って」ですって。
せっかくスキャンしたのにぃ~。

ま、バックアップとして置いておけばいいか。


と、いつもながら前置きが長くなりました。

週末の庭です。

この週末もあまり変化がないのですが・・・

Aug17_zinnia1

新しく咲いたものと言えばこれ。
ジニアは全部種からで、これはミックスのもの。

派手なピンクのようでいて、このベージュっぽい縁取りの色やすれ具合から、なんとなくアンティークな雰囲気が漂います。

Aug17_zinnia2

もう一つパープル・プリンスのほうもまだまだ綺麗に咲いていますが、こちらはまだ蕾が開いて、花びらが完全には開いていない時期のもの。

しばらくすると後ろにぼやっと写っているように結構肉厚な(と言う表現もなんですが)お花になります。

なんだかおもちゃの風車みたい。

ジニアって和名では百日草というだけあって、本当にお花が長く咲いていますよね!

 
あ、そうそう、日曜日はジャーマン・アイリスを植えましたよ!
浅植えにちょっと不安もあるのですが、ちゃんと育ってくれますように!

で、そのついでにフロントヤードにもうちょっと手をつけることにしました。

歩道に面しているところ、これからいろいろ植えていくつもりなんですが、今はまだランドスケープ・ファブリックを敷いてとりあえずの雑草を防いでいるのみの状態。

とは言えその下から雑草は生えてきていまして・・・
歩道にもそれがはみ出てくるし、やっぱりみっともない。
そのうちなにかグラウンドカバーになるものを植えようかな、とか思っていたんですが、来年まで待つのもどうかと思って(今年はあまり新しい植物を買えないので)、バックヤードでどんどん増えているセントーレアを掘りおこして、フロントヤードに植えつけました。

Aug17_centaurea

これ、宿根だし、寒さ暑さにも強く、初春かなり早い時期からラムズイヤーみたいなシルバーの葉っぱが出てきます。
こちらでは6月くらいから咲き始め、お花が終わったらばっさり切り戻すとまたぽつぽつと咲いてくれます。

普通、セントーレア・モンタナはこの白い部分も青っぽい紫ですが、うちにあるこれはアメジスト・イン・スノウという種類で、見たとおり、この白と紫のコントラストが美しいもの。

3年前だったかな?雑誌かどこかで見て、「いいな~、これほしいな~」と思っていたら近くのホームセンターで見つけて、ひょろっひょろの苗を3つ買ってきて植えたのが始まり。

そしたら、まあ、増える、増える。

今年はこぼれ種でずいぶんいろんなところまで冒険なさったようでして(笑)、ほんとあちこちに苗が発生していたんですよ。

これはエヴァーグリーンではないですが、広がるのも早いし、上にも書いたように春の早いころから芽を出してくれるし、お花もかわいいし。
いい雑草よけになるんじゃないかな、と思って。

乾燥にも強くて、実際バックヤードでも水やりはまずもってしていなくて、自然の恵みに頼っています。

といってもうちはほとんどの植物が同じように水やりをほとんどしないのですけれど。
でもまれに雨がなくて水やりしなきゃって時でもこれにはしないってくらい丈夫です。

なので、フロントヤードにぴったりじゃないかと。

本当は今頃の移植は一番いい時期ではないのかもしれないですが、まあ今のうちに植えておけば寒くなる間にちゃんと根が張って越冬にも支障はないでしょう。

土にもうるさくない植物なので、雑草を取り除いて、その場の土をしっかり掘り起こして、少し肥料を加えたのみ。
さて、ちゃんと根付いてくれるかな?


Aug17_agapahthus

アガパンサスの2番花も咲きました。
こんなひょろっとしたものですけれど、それでもかわいい。

1番花だけで終わっちゃうと思ってたので、また咲いてくれて嬉しいな~。


Aug17_sedumSD

セダムの一種、ストーンクロップのスターダストも咲くのはまだこれから。
これや宿根のアスターが咲きはじめると、いよいよガーデニングの時期も終盤。
北国のガーデナーにとってはちょっと複雑な思いになります。


今の庭はこの時期咲くお花を結構いろいろ植えているから、思っているよりは寂しくないのですが、うちの庭の中心でもあるクレマチス、ポーリッシュ・スピリットももう満開時期が過ぎてきました。

Aug17_clematisVDL

でもほら、こんな風にヴィル・ド・リヨンなんかはぽつぽつとまだお花を見せてくれています。


Aug17_bf

桔梗もワークホース(Work horse、その名の通り、よく働く馬のように、休みなく働くもののたとえとして使われます)。
どんどんお花をつけてくれて大活躍です。


Aug17_annabelle

アナベルもほとんどはもうグリーンに色変わりしていますが、ほら、まだいくつか白い子も。

今年は雨が多くて、枝が倒れないように支柱とワイヤーでしばっているからか、お花が綺麗に乾燥していなくて、茶色になっているのもあってちょっと残念。

でもドライフラワーは基本的にあまり好きではないし、ぱらぱら落ちて大変だから、今年はドライにしなくていいかな・・・


Aug17_astrantiaRC

これもドライフラワーになるらしいんですが、アストランティア、ルビークラウド。
本当はもっと赤くなるものだと思うんですが、うちではなぜかこんな薄ピンクにしかなりません・・・

近くのバラの葉っぱは・・・見ないことにしておいてください。
うちは消毒も何もしないので・・・


Aug17_delphiunum

5月に苗を買ったデルフィニウムも、2番花が咲いて、でもこれも雨で倒れてしまって(いつも倒れちゃうんですよ~。支柱してるんだけど・・・)。

花茎が長くて、カットフラワーにしてもあまり長持ちしなくてもったいないので、下のほうのお花は一つずつカットして、水を張ったボウルに浮かべて楽しみました。

これは脇から伸びていた茎についていたお花。
よーく見るとクレマチスみたいに花びらの中心に筋が入っているんですよね。
中心の花弁(?)も薄くて白くて、まるでろうそくを削ったみたい。

ボウルに浮かべたものを見ていたら、なんだか全体がまるで布でできたような感じに見えたのが面白かったです。

本物なんだけれど、なんだかコサージュみたいな感じに見えて・・・

このデルフィニウム、また大きな花茎が立ち上がってきています。
どんどん咲いてくれるのは嬉しい!

今度は花茎のてっぺん近くくらいまでしっかり支柱をしないとだめかな。


Aug17_heuchera

アナベルの足元、この辺はいろんな植物がひしめきあっています。
あ、なんとヘレボラスのお花がいまだについてるわ!
ほとんどの花茎はカットしたのですが、いくつかそのままにしておいたのがまだ残っていたようです。

ここには2つのヒューケラが植えてあります。
グリーンスパイスという白い班入りのもの(ここでもよーく見ると右下のほうに見えます)と、パレス・パープルというもの。

真ん中に写っているのがそのパレス・パープルです。

パープルとは言うけれど、今はあまりパープルが出ていないですね。

でもなかなか独特な色合いで、渋くて私は好きです。

ヒューケラのお花はみなさん、どうしていますか?

あまり好きでなくてすぐにカットしてしまう、と言う方もいらっしゃるようですが、私はこのレースみたいな感じで咲くのが好きで、いつも好きなように咲かせています。


Aug17_vnSS

ビバーナム、サマー・スノーフレークもまだまだたくさんお花をつけてくれています。
これもほら、よく見ると、ちょっとカットレースみたいじゃないですか??
ちょっと不ぞろいな感じの一つ一つの花びらもかわいい。


Aug17_nigellaAB

白いお花って地味なようでいて、ぱっと光を集めるからか、やっぱり目立つんですよね。

これ、二ゲラのアフリカン・ブライドも青い二ゲラばかりの中で、たった一株だけ出現。

でも、これがほんと目をひくんですよ。

二ゲラ自体は細くてお花もそんな大きなものでもないのに。

やっぱり白いお花はいいな~、と思って、思わずまたシャッターをきってしまいました。
この子やっぱりかわいいから種をちゃんと取ろうと思って、いまから茎にマークをつけておきました。

こうすればお花が終わった後、青いものと区別がつきますからね~。


と、こんなところです。

朝顔も咲き始めているようなんですが、まだ目立たず。
もうちょっとしたら目立つようになってくると思うので、そしたら写真を撮りますね。
スウィート・オータム・クレマチスとのコラボが楽しみだな。


では今週もいい週になりますように~。


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Gardens Illustratedから

定期購読しているGardens Illustrated、最新号がちょっと前に届きました。

いつも素敵なんですが、この号は、いや~、すごくよかった!
いつも雑誌が届くと、最初はきちんと読まずに、全体をパラパラとめくって見るのですが、そのときからすでに「この号はいいぞ!」とわくわくしていました。

なので皆さんにもちょこっとお裾分け。


一番興味深く、そして気に入ったのはStylish ideas for small gardensという特集。

gi1

5つのお庭が紹介されていて、確か全部がロンドンのお庭だったかな?
今手元に雑誌がないので確認できないのですが・・・

もちろん、みなさん「スモール・ガーデン」といっても、イギリスのガーデンの感覚での「小ささ」ですので、そこはご了承ください。

そしてどのお庭もほとんどデザイナーさんの手が入っているものなので、まあ素敵なのは頷けるんですけれどね。

でもこの上の写真の壁に匍匐性の植物が絡んでいる様子とか、落ち着いた色彩、アリウムのある風景などにやっぱり惹かれてしまいます。

gi2

上の写真2枚とも、Neisha Croslandさんというテキスタイル・デザイナーさんのおうちのお庭。
彼女のサイト(こちらです)もかわいいですし、彼女デザインのウォールペーパーとかも植物にインスパイアされたものが多くて素敵ですよ。

このお庭はやはりデザイナーさんの手がけたものですけれどね~。
でもやはり庭主さんがアーティストだけあって、お庭もやっぱりアーティスティックですね。

写真はないのですが、彼女のお庭にあったCercis canadensis 'Forest Pansy'(アメリカハズオウ ’フォレスト・パンジー’)がとても素敵で、うちにもほしいな~と思ってしまいました。
植物名にカナダの名前も入ってますしね。
春にお花をつけて、その後葉色が楽しめる木のようです。
チェックしてみよう。


gi3

こちらはガーデン・デザイナーのクリス・モスさん自身のお庭。
男性らしい黒を基調とした、クールなお庭です。

これはこれで、すごいかっこよくて、私はこういうのも好きです。
実際自分の庭がいくつか持てるのならば、こんなお庭があってもいいな~、と思います。

一つしか持てないなら(もちろん一つしか持てないのですが!)やっぱりいろいろ植えたいし、お花も楽しみたいし、無理ですけれど。

でもこちらのお庭、奥には野菜を植えているベッドがあったりもして、ちょっと意外。

彼のサイトでどんなお庭をデザインされるのかを見ることができます→こちら
彼のこのお庭のようなスタイリッシュでモダンなものもあれば、コンテンポラリーかつコテージガーデンっぽいのもあって、なかなか幅広いデザインをされる方のようですね。


もう一つよかったのはオランダの詩人でガーデナーのHeikie Hoeksma氏(なんて読むのか、わかりませんが・・・)のおうちのお庭。

gi4

とても素敵なボーダーが印象的でした。
ダリアがまるでバラみたいに見えて・・・

こんなロマンティックなお庭の持ち主ですから、女性の方なのかと思いきや、Hoeksma氏はこんな方です↓

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この髭といい、お庭の感じとはずいぶんかけ離れた(失礼!)感じですが、でも自然を愛している感じが、この記事を読んでもわかりました。

特にデザイナーさんに手がけてもらったというようなことはかかれていないので、全部ご自分で植栽されたようです。
外国に行ったこともないから、「インスピレーションは他のガーデナーやナーサリーから受けている」というようなことを言っていましたが、やっぱりもともとのセンスがあるのでしょうね。

Hoeksma氏のサイトもあるのですが、すべてオランダ語です。
でもいろいろクリックすると植物の写真もあったりしてなかなか興味深いですよ。


そしてイギリスのガーデンニングに興味のある方ならば、一度は名前を聞いたころがあるであろう、ガーデナーでガーデン・ライターの故クリストファー・ロイド氏の「グレイト・ディクスター」。

雑誌ではそのグレイト・ディクスターのキッチン・ガーデンの管理をしているAaron Bertelsen氏にスポットを当てて、ディクスターでの野菜栽培について、またいくつかロイド氏から受け継いだレシピの紹介もありました。

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美しく、でも機能的なキッチン・ガーデン。
写真も素敵でした。

ロイド氏はお気に入りの野菜を栽培するだけではなく、病気になりやすいものや近くの農家から買ったほうが安くていいものなどは植えないという、とても合理的な方でもあったようです。

ちなみにロイド氏の本は私も読んでいて、ここでも紹介しています。

Bertelsen氏はニュージーランドで育ったと言う方だそうですね。
彼のグレイト・ディクスターのヴェジタブル・ガーデンのブログもありますよ→こちら

彼、7月にシンポジウムでアメリカに滞在していたようなんですが、そこで私がついこの前も紹介したマーガレット・ローチさんのことも書かれていました!

それだけなんですが、なんだか嬉しくなってしまいました。

でもこのブログ、英語ですけれど、一つ一つのポストは文章も短いし、わかりやすい英語で読みやすいんじゃないかと思います。

私はウィークエンドガーデナーでなかなか野菜栽培まで手が回らなくて、普段はあまりキッチン・ガーデンについてはチェックしないのですけれど、彼のブログはシンプルで気に入りました~。


gi6

上の写真はParsonage Houseというナイジェル・ターナー夫妻のおうちのお庭を紹介していたページから。

ここのお庭も実にイングリッシュガーデンらしくて素敵なんですが、あまりに広大すぎる敷地だし、ちょっと親近感が沸かず、一番印象的だったのがこのかわいいジニアの写真だったので・・・

Parsonage Houseのお庭についてはここでたくさん写真を見ることができますよ。


やっぱりGardens Illustrated、いつも素敵なお庭が紹介されていて、楽しいです。


さて、今日は嬉しい金曜日!
この週末は届いたジャーマン・アイリスを植えるぞ!

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ジャーマン・アイリスが届きました!

水曜日にオーダーしていたジャーマン・アイリスが届きました!
苗ではなく、いわゆるベアルートみたいな形のものです。

20140813_184249
(携帯で撮った写真なのでぼけぼけですが・・・種類の名前がそのまま葉っぱに書かれているのがすごい)


8月中旬に配達と言うのは聞いていたんですが、来るのは来週くらいかな、と思っていたんです。

だから思ったより早かったな~。

アイリスはもともとは2年前だったかな、ダッチ・アイリスをバックヤードに植えて、それが素敵だったので、もっと植えたいと思うようになりました。

May31_iris
↑これがそのダッチ・アイリス


だいたいうちにはアイリスのようにしゅっと伸びる葉っぱや花茎のものが少ないのでね~。

ダッチ・アイリスはその後、球根にたくさん子球根がなっていたので、他の場所に植えたのですが、だからまた咲くまでは時間がかかるかな?
今年はお花が見られず。

もともとはダッチ・アイリスのスマートなお花のほうが私好み。
でもこちらではダッチ・アイリスよりジャーマン・アイリスのほうが人気。

ちなみにこちらではジャーマン・アイリスとは呼ばず、Bearded Iris=ベアーデッド・アイリスと呼ばれています。

私の中でジャーマン・アイリスってフリフリしていて、なんとなく私らしくない、と思いこんでいたのです。

でも、見てみたら、本当にたくさんの種類があって、素敵なものがたくさんあるじゃないですか!

それでローカルのアイリス専門のナーサリーを見つけたので、そこで初のジャーマン・アイリスをオーダーしたのです。

今までいろんなお庭を見て、アイリスがかたまって咲いている光景にいつも惹かれてきました。

iris2
↑こんなのや

iris1
↑こういうの


「うちでもこんな風景を作りたい! 」ということで、どんな色にしようか、ずいぶん悩みましたが、やはり好きな青系のダスキー・チャレンジャーというものを選んでみました。

Dusky_Challenger

こんな深い青のお花が咲くそうです。
お花が大きく、(高さも結構ある種類です)花つきもよいとか。
香りはなしで、返り咲きもしないということですが、いろいろ賞を取っていたりもして、調べるとレビューがよかったので。

これをフロントヤードに植えようと計画中。

ジャーマン・アイリスは水はけのいい場所を好み、球根の上部が土から出るような浅植えをするといいといいますよね。
こちらで植え方がわかりやすく説明されていました~)

それはいいんですが、問題は冬。
寒いし、雪解け水も心配。
でも耐寒性はかなりあるようなので、心配なのはやっぱり水だな~。
そのため、冬の間は砂をマルチ代わりにするといいんだそうで。

それでこの間、砂も土のオーダーと共に頼んだのですよ。


せっかくだから一つ、二つではなく、まとまって植えて、咲かせたい。

↓こんなのや
iris4
(Pinterestより)

iris5
(こちらもPinterestより)↑こんなふうに。これはジャーマン・アイリスではないと思いますが。


それで今回いくつかまとめてオーダーしたのですが、嬉しかったのは、おまけの苗がついてきてたこと!

オーダーしたところのウェブサイトを見てみたら、最初っから「おまけがつくよ」って書いてあったのに、昨日までまったく気がつきませんでした。

一番上の写真でも見えるように、おまけでついてきたのはハリウッド・ナイツというものでした。

Hollywood_Nights

こんなお花が咲くそうです。

私がオーダーしたのと似てるなあ、と思ったら、ダスキー・チャレンジャーが元になっている品種のようです。

オーダーしたところのスタッフさん、似たようなものを選んでくれたのかしら?
それともたまたま似たようなものになったのかなあ?

でも、おまけがつくとはしらなかったので、これはすごく嬉しかったです。

ダスキー・チャレンジャーは香りがないですが、これは香りがするんだとか!

これはバックヤードに植えようかな。

でもこうなると、今度は白地にちょっと青がはいるのとか

Forever_Blue
こういうの(Forever Blue)や、

Autumn_Circus
こういうの(Autumn Circus)もおしゃれね~。

または白から青のグラデーションみたいになっているこんなの↓もいいかも。

Clarence
(Clarence)

こんな↓うすーい紫がかったものも上品で素敵。

Canadian_Kisses
(Canadian Kisses)

背の高さの違いや、香りのあるもの、リブルーマー(返り咲きするもの)など、いろいろな種類があるので、毎年追加するのも楽しいかも~。


そういうことで、この週末のうちにアイリスを植えないとね!

みなさんのおうちには、アイリス、ありますか?

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週末の庭 : 8月第2週目 その他

今日は20度くらいまでしか上がらないそうで。
明日も予想は18度ですって。
その後また気温は上がるそうですけれど、それも25度行くか、というところ。
このまま秋に突入するのかしら~?

暑くないのはいいのですが、秋が来ると、すぐ冬が来るからなあ~。
ちょっと微妙な気持ちです。

うちのさくらんぼの葉っぱもすでに落ち始めてきていますしね・・・


では週末の庭、第2弾。

Aug10_zinniaPP

ジニア、パープル・プリンスにも黄色いお星様の輪っかが出現。
なんてかわいいんでしょう。

この色はちょっとクレマチス、ヴィル・ド・リヨンの色に似ていて、ぱっと周りを明るくしてくれます。


Aug10_rozanne

ジェラニウム、ロザンネイはいつもながらずーっとお花を咲かせてくれて、大活躍。

これで2株の苗だったんですが、ずいぶん広がりました。

フロントヤードは去年秋に植えたばかりで花が咲くのは今年が初めてなので、まだこんなふうにカーペット状にはなっていませんが、あと2年もしたらこんな風になってくれるんじゃないかな。

こちらには4苗植えたので、そのうちこれ以上こんもりと咲いてくれるかしら?


Aug10_ps

クレマチス、ポーリッシュ・スピリットもまだまだたくさん咲いています。

わーっとこの北側のフェンスを紫で埋め尽くすくらいぎっしり咲いているのも壮観だけれど、このくらい緑とのバランスがあるほうが実は好きです。


Aug10_mg

反対側の南側のフェンスにはスウィート・オータム・クレマチスと朝顔を絡ませています。

スウィート・オータム・クレマチスはペレニアルで、知らぬ間にどんどん葉っぱを伸ばしていきます。
冬の間はやはり全体が枯れてなくなるのですが、ほんと、気がつくと蔓が伸び始めていて、いつごろからそうなってくるのかの記憶があまりないんですよね~。

で、気づくころにはもうかなり絡み合っている、と言う(笑)。

お花が咲くのはかなりあとで、9月になってからかな。
白くて小さな星みたいなお花が咲くんですよ。


朝顔はもともとはフェンスの向こうのお隣さんが植えていたものがこちらに入ってきていて、そのこぼれ種や自分で採取したものを春にばらばら蒔いたりもしています。

というのも、この朝顔は青紫のお花の咲くもので、スウィート・オータム・クレマチスと同じくらいの時期に咲いて、その白と青紫のコンビネーションが気に入って、毎年楽しみにしているので。

私の好みの色の朝顔を植えてくれて、ありがとう、お隣さん!


スウィート・オータム・クレマチスは葉っぱが小さめですが、朝顔のこの大きなハート型の葉っぱとのコントラストもなかなか素敵です。


Aug10_ss

ビバーナム、サマー・スノーフレークもずーっと長くお花が楽しめるものの一つ。
決して派手さはないですが、この時期の緑と白のコンビネーションはやっぱり爽やかでいいですよね。

シュラブ類はあまり手がかからず、でも毎年お花を咲かせてくれるので助かります。


Aug10_delphinium

デルフィニウムもまたお花を咲かせてくれました。
2番花だから小さくなるかな?と思ったけれど、思った以上に立派!
ちゃんと越冬できるといいな~。


Aug10_hostaHalcyon

去年、ベアルートをオーダーして植えたホスタ、ハルシオンにもお花が咲きました。
他のホスタたちはずっと前にお花を終えていたので、この子は今年はお花をつけないのかと思っていました。

このシルバーグレイというか、ブルーがかった色に惹かれて。
もう一株植えてあって、そちらも花をつけています。

一つはそのうちフロントヤードに移植しようと計画中。

上に見えているのはアストランティアとバプティシア(ムラサキセンダイハギ)。


Aug10_xenox

セダム、ゼノックスもこの渋い葉っぱと花茎の色がいいアクセントになってくれています。

これも上のセダムと同じときにオーダーして今年2年目。
今年はずいぶんいい感じでこんもりと育ってくれています。
オーダーしたのは確か1苗だったと思うんですが。


私は球根のオーダーはすでに終えましたが、店頭に並ぶのはこれからですし、そしたらまた買うのは必然ですし(笑)、というか、クロッカスとかシラー・シベリカとかは特に変わったものではなく、手軽にどこででも手に入るものでいいと思っているので、もともとオンラインでオーダーするのではなく、店頭で買おうと思っているのです。

でも、もう頭は来年の庭の構想にかなり傾いてきています。
といっても、いつも「ここにこういうのがあれば」とかって言うのは考えていますが。

あとは種、そして冬の間には来春に植えるペレニアルのオンラインオーダーなど。


ガーデニングは同じものを植えていても、年によって変化があるし、だからこそ面白いですよね~。

皆さんの来年はこれがほしい!というものはなんですか?

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週末の庭 : 8月第2週目 バンブルビー、ハーブ、香りのする花たち

週末の庭ですが、この週末は特にこれが咲き始めたよ!という目立った変化もなく。

でも土曜日にバルク(Bulk=たくさんの量、と言うような意味です)で土やマルチ、玉砂利などをオーダー。

玉砂利以外はその日のうちにデリバリーしてくれました。
以前もフロントヤードの傾斜つけのために土をオーダーしたのだけれど、これは園芸用のものではなく。

うちから近いローカルストアでのオーダーでしたが、今回はまた違うローカルストアにしてみました。
というのはこのお店のほうがオーガニックのローカルの土を扱っていて、以前、トロントの雑誌の「ベスト・オブ・なんとか」とかの特集で、野菜作りの土部門で選ばれていたそうで。

しかもうちから一番近い。

せっかくならやっぱりローカルのものを使いたいですし、ローカル・ビジネスを支援したいし。

これで来るジャーマンアイリスや春用の球根、この冬支度(早いですけれどね)もOKだわ!

でも昨日玉砂利がデリバリーされたのはいいのですが、私たちのいない間に玄関前にドロップオフされていたのですが(そうなることは事前に言われていて承諾していた)、仕事から帰ってきて、袋詰めされたこの玉砂利を手押し車にのせて、バックヤードに運ぼうと思ったのに、まず重過ぎて手押し車に乗せるまでに苦戦。

デイブは仕事があるからってことで口出しだけして手伝ってくれないので、この私の細腕で(ほんとか?)なんとか全部バックヤードに運びましたよ。

でも仕事終わって疲れてるし、夕飯前でお腹もすいてたから、まあ、疲れた!
なんかもう変な汗出てくるし(笑)。

で、こういうときに限って、お隣さん、バックヤードの芝刈りしてるし。
いつも外で作業したいときに限ってやるんだもんな~。
で、そのローンモウワーがガスのものなので、排気ガスがもくもくとすごいんですわ。

ブルーグレイのもやもやがうちのバックヤードに漂ってくるし、臭いもすごいし・・・
音もうるさいし、ほんと、嫌なので使うの辞めてほしいんですが、まさかそんなこといえないですしね~。

まあ、この時期はもう毎日のように近所のどこかしらでこの「ブーン、ブーン」という芝刈り機の音が聞こえるのですけどね。

では、あまり変わり映えもしませんが・・・

Aug10_sky

この週末、2日間ともとてもいい天気でした!

いつもどおり、たくさんのバンブルビーたちがうちの庭を訪問していましたよ。

Aug10_bf2

桔梗にも。


Aug10_dahliaAmbitious

ダリアにも(ちょっと見づらいですね)。


Aug10_nigella

二ゲラにも。

写真は撮れませんでしたが、他にもエキノップスやエキナセアも人気でしたし、ミニトマトのお花にもよく止まっていました。


Aug10_mt

そのミニトマト。

まだ熟しません。
まあ、こぼれ種で勝手に生えてきたものなので、きちんと苗を準備して早くから植えていた、と言うわけでもないのですが。
でもこの夏は30度にいくことも少なく、ちょっとした冷夏っぽい感じなので、やっぱり熟すのに時間がかかるようです。

でもね、うちのトマト、じつはあんまりおいしくなかったりするのですよ・・・
でも今年はここで紹介されているハーブド・ローステッド・トマトーズにしてみようかな。
ローストしたら、味が凝縮されておいしくなるかも?
冷凍してストックすることもできるって言うし。

以前も紹介したマーガレットさんのこのサイト、おすすめですよ(全部英語ですが)。
で、このハーブド・ローステッド・トマトーズ、もともとのレシピはAlana Chernilaさんという方のレシピで、詳しいレシピは彼女のブログのこのページでも見られるそうです。


Aug10_parsleyLavender
 
食べ物つづきで、ハーブのパセリとラベンダーは順調。


Aug10_basil

パセリもたくさん使っていますが、どんどん新しい葉っぱが出てきてくれるので重宝します。

うちではピッツァやピッツァもどき(パンにスライスしたトマト、ハムやバジル、チーズをのせてトーストしたもの)にも大活躍しますし、パスタにしたり、以前も紹介したハーブオイルにしたり。

でもハンバーガーとかで他のお野菜と一緒にパンに挟んで頂くのもいいですよ。
バジルの独特の味でいつものバーガーがよりフレッシュに感じられます。
白身魚のフィレで同じようにするのもおいしいですよ~。


ハーブはどの子もちょっと触れるだけで、ぱあ~っといい香りが漂って、癒されますね。


Aug10_cb

香りというと、カサブランカがとてもいい香りで庭を満たしてくれています。

私は香りのあるお花に弱くて、いろいろ植えてはいるんですが、うちの子たちはなぜかあまり香らなかったりするんですよ。
バラにしてもそうだし、藤や水仙、スウィート・オータム・クレマチスも香りがするっていうけれど、気がついたためしがありません。何が足りないんだろう?

でもカサブランカは別。
やっぱりとてもいい香りです。

人によっては芳香性がきつすぎるかもしれませんが、私はこの香りが大好きです。

フロントヤードにもいくつか植えていますが、昨日も玉砂利運びの作業の間もとてもいい香りがしていて、きっつい作業が緩和された気がします(笑)。


Aug10_sweetpeas

スウィートピーもいい香りがしますよね~。

これはカサブランカのように離れていても漂ってくる、というほどではなく、近づいたり、風にのって、ふと香る、と言う感じですけれど。

ライトパープルのお花が咲くというシードカタログサイトからオーダーしたこの子。
ピンクとパープルが混ざり合ったような、グラデーションになったような微妙な色合いがなかなか魅力的。

うちではスウィートピーは濃いパープルの子が先に咲き始めて、しばらくはかなりの勢いで咲いていましたが、今はこの子が巻き返している感じ。
レイト・ブルーマーなのかな?

スウィートピーって切花にするとあまり長持ちしないですけれど、その時、花瓶にあまりたくさんの水を入れないといい、と聞きましたよ。


Aug10_ssp

同じくピーといえば、シュガー・スナップ・ピー。
すでに実がなり始めています!

お花が終わってから実になるまでがずいぶん早い感じ。
今年は時期をずらしてたくさん植えたので、長く楽しめそう!

ぷっくらしてくるのを見るのもわくわくします。

Aug10_ssp2

でもこちら、お花も白くて清楚でなかなかかわいらしいのですよ。
スウィートピーと違って、香りはないですし、お花も一つ一つはそんなに長く咲いていないのですけれどね。


皆さんのお庭でいい香りのする植物はなんでしょう?


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Rest in peace, Koro.

大・大・大好きな、実家の愛犬、ころ君が亡くなった。

昨日の夜、父から電話で、8日の夜に息を引き取った、との知らせがあった。


父は17歳と言ってたけど、私が大学入ってすぐのときにうちに来た子なので、16歳だと思う。

どっちにしても、大往生。

老衰で、苦しむことなく、眠るように亡くなったとか。


koro

ころ君は母の友人のわんちゃんが子犬を産んだ、ということでもらってきた子。
ミックスで、真っ白、でも耳だけ茶色。

両親ははじめは黒い子犬もいいかな、と思っていたそうだけれど、靴に頭を突っ込んで、一番やんちゃそうだった子を連れてきたということでした。

もらってきたときはまだ1ヶ月とかだったのかな?ふわふわで、両手に乗るくらい小さくて。

哺乳瓶を買ってミルクを飲ませようとすると、飲まない。
子犬のころからそういうところは結構うるさい子でした。

そしてやんちゃ!
あるとき親に電話したら、いきなり電話が切れる。
どうしたのかと思ったら、電話のケーブルをころ君が噛んでしまったそうで。

実家を建て直すというときは、別の家にしばらく移っていたのですが、そこに引っ越したときには引越しのどたばたの中、脱走。
近くにはトラックが行きかうとても交通量の激しい道路があって、みんなで真っ青になって探したり。

koro2008_3b

ころ君は中型犬ですが、うち犬で、両親の赤ちゃんみたいに甘やかされて育ったので、ほんと甘えん坊で、このころ君の前にうちの家族が飼っていたころ君シニア(同じ名前・・・)は外犬で見た目もワイルドで、実際ワイルドな子だったのに比べ、このころ君はお散歩に行ってリードを外しても、数十メートルは一人で行くけれど、すぐに振り返って、「あれ、お母さんは?」と確認しているような子でした。

うちの母が大好きで、多分自分のことを犬と思ってなくて(あまり他の犬には興味ない子でした)、うちの母から生まれたと思ってるんじゃないか、っていうくらい母ラブで。
いっつも母にくっついてました。 

父が怒ったりすると、「お母さんに怒るな!」と言うように父の元に行って、顔を舐めたり、とにかくどれだけころ君がいたことで場が和んだか!

私がころ君と一緒に暮らしてたのは10年にも満たないんですが、でも自分の弟みたいな存在だったので、やっぱり悲しい。すっごく、悲しい。
実家に電話しても、必ず「ころ君はどうしてる?」と聞いてたもんな。


1週間くらい前に実家に電話したとき、 尿が出なくなって、お医者さんに連れて行ったら、老衰の症状でしょうと言われていて。

夜も寝れずにバタバタすることが多かったので、睡眠薬をもらっていたんだそうです。

いつもはこの薬をあげるのは父の役目のようなんですが、その日は母があげて、薬が効くまでの10分間くらい、母がころ君を撫でてあげていたんだそうです。
そして母が「あ、ころ君、息してない」と気がついたとか。

大好きなお母さんに撫でてもらって、安心したんだね。
苦しまずに安らかに息を引き取って、よかった。

IMG_3038

この5月下旬に帰国したとき、すでに後ろ足はあまり動かなくなってきていて、お散歩もちょこっとしか行けず、実家は1階が事務所とガレージになっているので、住まいは2階。
その階段ももう自分で上がれなくなっていたし、お座りの体形をしようとすると、だーっと伏せみたいになっちゃっていました。

それでもお散歩は好きだし、ご飯ももりもり食べてたし。

目はもうかなり見えなくなってきていたけれど、2年ぶり近くに会う私のことも覚えてたし、それ以上会っていなかったデイブのことも、多分覚えてたと思います。


母は病院に行ったとき、すでに「あと1週間くらいでしょう」と言われていたことを私には電話では伝えず、それは昨日父から聞きました。
「それでも13日も持ったからなあ~」とは父。
「まあ、みんなにかわいがられて幸せな犬だったよ」と。

うん、本当にそうだと思う。
ころ君はとっても優しい子で、人を噛んだりすることはまったくない子でした。

人が好きで、来客があると喜んで、お菓子のおこぼれに預かろうと、来客のすぐ近くに座ったりしてね。

あと、ほんとよく食べる子だったなあ。
ドッグフードは好きじゃなくて、家族の食事時はもうみんなのところに行って、「くれくれ攻撃」。
チョコやチーズも大好きでした。
両親もころ君がかわいいから、またあげちゃうしね。

本当は犬にとって人間の食べるものをあげるのはよくないのですが、でも大きな病気一つせず、ほんと健康でした。

May25_koro1S

そうそう、あるとき私たちが帰国したとき、トロントから犬用のクッキーをお土産に買っていたんですよ。
チョコみたいに見える、でもチョコではないというのとか、アイシングがかかってるように見えるものとか。

でも、「こんな偽のクッキーにはだまされないぞ」とでもいうかのように、一口齧っただけであとはもう知らん振り。
そんな子でした。

koro_monkey

母大好きなころ君は、母が出かけると帰ってくるまで落ち着かなくてね~。
私がまだ実家で暮らしていたころは今に誰もいないと寂しいからか、私の部屋まで来て、「ベランダに出せ」と言ってはピーピー鼻をならし、今度はドアを開けろと催促し、母が帰ってきたと知るやもう、早く玄関でお出迎えしたくて、ドアをがりがりして。

母が泊まりだったりすると、私の部屋で寝て。
ちゃんと寝床は用意してるのに、私のベッドに上がってきて、我が物顔で占領してたなあ。
夜中トイレ行きたいといってベランダのドアをがりがりし、トイレが終わってもベランダで夜涼みとかしてね。それが終わるとまた水を飲んで。

私のことは同類くらいに思ってたんじゃないかなあ~。
父のことはね、やっぱり逆らえないとわかってたみたいです。
ころ君大好きな父はいつもころ君を膝に乗せたり、寝るときに一緒に布団に入れたりしてたんですが、ころ君は「しかたないな。お仕事だからやるか」的な対応で(笑)。

お散歩のときも父だとまあ力があると言うのもありますが、あまりひっぱったりしない。
でも母や私のときはもう「行こうよ、行こうよ、早く!」と、もうひっぱる、ひっぱる。

それでいて、まだ祖母が生きていたころは、やっぱり祖母に対しては対応が違うんですね。
もともとそんなに犬好きと言うわけでもない祖母だったのですが、でもころ君は優しいので好きで、でもやたらめったら祖母にわーっとじゃれついたりはせず、でも尊敬の意を表すような。

白くてぽわーんとしてたし、うちの両親もそんなに大したしつけをしてたわけでもないので、どうも間抜けな感じでしたが、でもそれは飼い主のせいで、きっと本当はスマートな子なんだよね。

koro


思い出がありすぎて、いくらでも書いていけそうですが・・・

とにかく約3ヶ月前に最後、会えて、よかった。
最初帰国が決まったころは、それまで生きていられるかな?と心配もしてたし、帰国中も出かけるたびに帰ってきたら息を引き取ってた、なんてことになってないかと心配してたのです。

ふわふわの白い毛に顔をうずめた感触が忘れられません。
鼻の頭の上に小さいハートマークみたいなのがあってね。
まだ子犬のころ、父に抱かれていたのに「下ろせ!」と暴れて、落っこちて、すりむいた痕なんじゃないか、とみんなで話してたんですけど。

甘えん坊で、しょっちゅうピーピー鼻を鳴らしてたなあ。

優しくて、本当に天使みたいな子だったな~。
帰国するたび、ころ君に会うのが本当に楽しみで・・・


たくさんの笑顔と思い出をありがとう。
大好きだよ!


Rest in peace, Koro.

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