Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

February 2011

家購入までの道のり : 4 家購入完了!

私は「バカは風邪ひかない」じゃないけれど、体は丈夫なようで、多分ここ10年くらい寝込むような風邪をひいたことがなかったんです。
が、やっぱりもう限界だったんだろうね、その前から過酷な仕事のせいもあって、体調が悪くなっている感じはしていたんですが、ここに来てダウンです。
 
本当は引越しのために荷造りもしなきゃいけないんだけれど、それもできず、ただただひたすら寝てました。
 
幸いに2日間のの療養でなんとか元気を取り戻し、月曜には出勤。私もデイブも忙しかったので、病み上がりなのにその日から残業・・・
でもまたダウンすることなかったのでよかった。
 
月曜日にまた銀行に行き、正式にローンを組み、あと3日間で今度は弁護士さんと土地と家の引渡しのやり取りを済まさなきゃいけないってことで、大忙しです。
そのためには火災保険だ、なんだとありまして、このときばかりはクイック・クロージングはいいことばかりじゃない、とため息が出ました。
それでも何とか滑り込みセーフで保険も加入、弁護士さんに税金やら料金も払い、無事1月下旬に家購入が実現したのであります!!
 

その頃には元のアパートの部屋のリフォームも始まっていて、ほぼ毎日様子は見ていたんですが、それはひどいもので、カビが生えていた床も古い床を剥ぎ取って新しいものを敷くのではなく、なんとその上に新しい床を敷いていた!
これ、衛生上にもどう考えてもダメでしょう?これもたった一日で済んじゃってたしね。

しかもこれらのリフォームをするのに勝手に自分たちのものも動かされて、掃除もされず、汚いまま。
管理人からは毎日のように「明日はこの作業をするからリビングに荷物を全部移して」とか指図され、かなり立腹しましたが、まあもうここには住まないと思っているから何とか堪えられましたよ。
でも洪水が起きてから今までたった一度も管理会社から謝罪もまったくなしです。どういう会社だか。
 
そんなこんなで家を買うまで、このアパートのリフォーム、仮設部屋でのぎこちなく不便な生活、プラス仕事は忙しいし、家購入の様々なこともやらなきゃだし、私は風邪でダウン・・・
2週間、ほんと嵐のような毎日でした。
 
家が正式に自分たちのものになった日の夜、すぐにヴァンを借りて簡単な引っ越しをしました。
とにかくアパートにいたくなかったもので・・・
 
このアパートには多分7年以上住んでいたんだけれど、年々テナントの質が下がってきて、しかもうちの隣にはサイコな人が住んでいて、一人暮らしなのにすごくうるさいし、数ヶ月目に越してきた向かいの部屋には叫ぶ子供。そのちょっと先にはどう見ても薬中の男性がいるし・・・
無職なのか、いつもアパートのエントランスで小さい子供のかたわらでタバコをふかす若い夫婦たちを見るたびになんだかげんなりしていたんですが、それともようやくおさらばさ!!
今まで何度も引越ししたいと思っても飲み込んできたのは、安い家賃のここに留まって家購入のために貯金をするためだったのですが、それがようやく叶った~。
 
家に越してきて、静けさと言うものがなんて贅沢なものか、と実感しました。
地図上で見ると家は鉄道路線に近いんですが、音も全然聞こえないし、エリアも住宅地で静かだし、言うことなし!です。
 
まだホーム・インスペクターに言われた様々な修理などをやらないといけないんですが、でも快適な暮らしを送っています!
 
ごめん、まだ続くよ~。

家購入までの道のり : 3 オファーとダウン

そして土曜日の夜、オファーの話し合いをすることになり、売主のエージェントのオフィス近くのレストランでエージェントさんと1時間ほど作戦会議。

私たち、家を買うまでのプロセスについてまったく知らなかったんだけれど、売り手と買い手の駆け引きを受け持つのがエージェントさんなのね~。
てっきり自分たちも同席して売り手と直接交渉するもんだと思ってました・・・
 
そして1時間半くらい通して待ったかな?一度目のオファー交渉は「値段が低い!」ってことでだめでしたが、売り手のほうがぽろっと「いくらくらいのオファーも受けた」ともらしてしまったらしく、
相手のラインが見えてきて、2度目のオファーで無事交渉決定!
 
その日はそれでアパートビルの空き部屋=仮設部屋(と呼ぶことにした)に戻る。
実は洪水が起こってからのこの2日間、かなり惨めな気持ちになっていたのです。
トロントには7年以上も住んでいるのに、どこにも行き場のないような、放浪者みたいな、受け入れられていないような、かなりの心細さで、そんな気持ちだと、見慣れていたトロントの風景さえも違うものに見えてくるくらいだったんですが、これで気持ちががらっと変わりました。
自分たちの家が持てる、あの最悪なアパートメントから出られると思うとかなり高揚した気分になったのでした。
 
が、家を買うってそんなに簡単ではないんですよね~。その後ホーム・インスペクター、日本ではなんて呼ぶんだろう?おうちのいろんな状態をチェックしてくれる人なんですが、その人を呼んでおうちを診断してもらう。
気になっていた水漏れとかの問題はなく、基礎もよいとのこと。でももちろんいくつも細かい問題点が浮かんでくる。
 
今回家購入のクロージング、つまり公式に自分たちの家となる日、が1月下旬になっていて、これは売り手のほうが設定した日付なんですが、かなり早いクロージング。でも早く今のアパートから出たい私たちにも好都合。オファーを出して2週間ほど先がクロージングだったんですが、普通は60日から90日はかかるそうです。
なので、「こことそこをクロージングまでに直してください」と売り手がわに頼むも、どうやら時間が足りずに直せない、ということで値下げ。
でも自分たちで業者を雇って直さないといけないんだけどね・・・
 
その他オファーが決まったときは、物件を見たときにあった家具のほとんどもついて来る、ということで、でも全部はうちらもいらないので、そのいるもののリストなんかを作成したら「いくつかの家具は自分たちの家具じゃないから譲れない」と。
どうやら売り手はここには住んでいなかったのか、多分おうちを貸していたみたいです。でもだったら「家具も譲る」とか言わないんじゃない?って感じなんですが・・・
細かいこと一つ一つに書類がついてくるので、ちょっと変化が生じるたびに新しくサインし直しで、一体何度サインしただろうか・・・
 
で、1週間後くらいに無事値段も最終決定し、じゃあローンの申請しましょう、と駆け込みで銀行へ。
 
が、しかし、その間もかび臭いもとのアパートに出入りしてパッキングしたり、仕事も一番忙しい時期だったり、体も心もストレスと疲労で困憊し、金曜日は朝から体調がすぐれず、
何とか1日仕事場に留まっていられたものの、1時間くらい仕事したら休まないと気持ち悪くて仕方ないと言う最悪な状態に。
それでも銀行との約束が仕事の後にあるし、ちょうど前日に仮設部屋のバスルームのタイルが次の本物のテナントが入るときのために張り替えられて(というか古いタイルの上に新しいのを貼っただけのごまかしリフォーム)、その接着剤の臭いが強烈で、体の弱った私にはこれがかなりこたえて、気持ち悪くても部屋に帰るわけにも行かず、本当に何とか一日持ち耐えた、と言う感じでした。
 
銀行でももちろんたくさんの書類にサイン、1時間以上ふらふらしつつも何とか耐えて終了。
 
それから土日はもう外にも出ず、ひたすら床に伏せりました・・・
 
まだ続きま~す!

家購入までの道のり : 2 物件見学

アパート洪水から翌日、会社を休み、アパートに戻って管理人に会い、もう一度話し合いをする。水漏れを止めるのに4時間もかかったこと、水漏れが始まったときに会社のほうに一本も電話すらしなかったことをあげ、うちらのアパートが住めるようになるまで、同じビル内の空き部屋を使わせるくらいはするべきじゃない?とかけあってみる。
 
管理人はもちろん何の権限もないので、会社のほうに聞いてみる、と。
で、運良く空き部屋に移れることに。でも大きな家具を持ち込まないことと言われる。ベッドは持っていけないのでマットレスだけ持ち込む。
とりあえずこれで寝泊りの問題は解決。
 
そして洪水から2日後の土曜日、キャンセルしていた物件見学に行く。この2日間の間で私もデイブももうこのアパートにいるわけには行かないという確固たる気持ちになっていて、早くここから出たい、と思っていたのです。
うちらが興味を持っていた一軒とエージェントさんがよさそうだよ、といった物件も一応見ることに。
 
一軒目。メインフロアーはリフォームされていてなかなかよし。リスティングには詳しく載っていなかったアティック(屋根裏部屋)も思った以上に広くてこれはいいかも、と思う。
が、エージェントさん曰く、すでに一つオファーが入っていると。
ただベースメントは改装要といった感じ。しかもリスティングではこの家には誰も住んでいないと記載されているのにもかかわらず、多分2家族くらいが見学しに行った時もいて、どうなの?と思う。
持ち主は不動産エージェントだそうで、たぶんその親戚とかがテンポラリーで住んでいるみたいだったけど、あるベッドルームには「寝ているから入らないで下さい」とか張り紙がしてあるし・・・
全部の部屋を見たいのにさ!
 
ま、そんなことでオファーも入っちゃってるし、たぶんダメか、とちょっと落ち込んでこの物件をあとにする。オファーを通らなければうちらもオファーを出せるからちょっと待ってみよう、とエージェントさん。

そして次の物件へ。ここは自分たちが望んでいたエリアとはちょっと違ったんだけれど、交通機関も悪くないし、鉄道路線に近いから自分たちでリスティングを見ていたら多分ロケーションの問題で却下していたであろうというところ。

でも見てみたら、とってもいい!
リフォームもきれいにしてあって、キッチンもバスも新しい設備が整っているし、今まで見てきたほかの物件よりずっとベッドルームもバスルームも広さがあるし、ベースメントもきれいで上の階の音もそんなに聞こえない。
決して大きい家ではないけれど、うちらには十分なんじゃない?ということでほぼ即決。

ローンを組む前に銀行でいろいろとミーティングをしたときも、銀行員さんから「これ!という家は訪れたらすぐにピン!と来てわかるのよ」と言われていたんだけれど、いくつも家を見学したあと、そんな家にもめぐり合えず、本当かなあ、と思っていたけれど、まさにそうでした。
 
その日のうちにエージェントさんがオファーの申請をして、家購入への本格的な第一歩を踏み出したのでありました。
 
続く。

家購入までの道のり : 1 洪水!!

ようやく仕事も落ち着いてきたので家購入にいたるまでの経過をお伝えできるようになりました~。
いやあ、本当にね、かなり波乱な日々だったのですよ。
 
家探しをはじめたのが11月末。トロントは冬は寒いし、雪も降るんで、12月の不動産業界はオフピーク。
私たちも12月に入って仕事が忙しくなったので家の見学数も減っていました。エージェントさん曰く、1月下旬くらいからぽつぽつ物件が出てくるというのでそれを待っていようと思っていたんですが、1月13日、木曜日、夜に一つ物件見学の予定のあった日。家に帰って、アパートのドアを開けると・・・
ん、なにやらむっとしている・・・ドアを開けたのは私だったんですが、一瞬何が起こっているかわからず。
そしたらデイブが「洪水だ!」と。
 
それでもすぐにはその意味を理解できなかった私。だって洪水ですよ。それ、アパートにいて起こるものなの??てな感じで。
 
リビングの窓際とキッチンの壁が一番ひどく、電気のスイッチの隙間から水がぴゅ~と噴きだしている状態。
とりあえず急いでまだ水漏れしていなかったベッドルームに物を動かし、タオルとバケツを設置。
 
そのうちお隣さんや野次馬テナントが集まってきて、ことの次第が明らかになってきたんですが、あきれたのはなんと水漏れが始まったのが午後3時くらいだったとか。
うちらが家に帰ってきたのが6時ごろ。3時間も水でっぱなしですか??
急いで管理人に水道の元栓閉めろ、と言うと「あと数時間もすれば他の人たちがシャワーを浴びたりする時間だし、元栓を締めるのは応急処置にしかならない」とか言うんですよ!
で「水道屋を呼んだからあと15分もすれば来る」と・・・
 
来たのは多分1時間もたってからですよ。
その間に水漏れがひどくなり、ベッドルームにも広がり、壁は湿気であぶくがでたようになり、床も水でふやけて盛り上がる・・・
窓際はお湯が噴出しているから、サウナみたいに湯気で曇り、それはそれはひどいものでした。
 
そのうち他のテナントが管理人からは禁止されていた消防署への連絡を勝手にしていたらしく、アパートと同じ道にある消防署なのですぐ来てくれて元栓を締めてくれた様子。
被害の様子をみた消防士のみなさん曰く、うちらの1つ上の階の水道管が粗末に修理されていて、それが破裂していた、と。「こういうときはすぐ消防署に電話しなさい」と言われる。
もちろん消防署を呼んでほしくなかった(消防車が来ると1回20万くらい取られる、と他のテナントが言っていたけれど、本当かしら?)管理人・管理会社としてはこれには立腹のご様子。
とはいえ、こっちは何も悪くないのにこんな被害にあって文句をいわれる筋合いもないわけで・・・
 
元栓を締めてもすぐに水漏れがとまるわけもなく、呆然となる私たち。今夜はどう考えてもアパートで寝るわけにも行かず、どうしようか、と悩む。
管理人に今後のことを聞いたら、管理会社は水道管の修理と部屋の修理、掃除は受け持つけれど、被害については何もできない、と。賃貸保険に入っていないおまえたちが悪い、と、まあそういうことです。
幸いにも家具とかの被害はほとんどなかったんですが、部屋が乾いて修理が終わるまで、どこかに泊まるとしても、その経費も出ない、というわけです。
 
部屋はベッドルームを除いてほぼ浸水していて、古いアパートなので床に黒かびが浮き出ていて、かなり臭う状態。乾くだけでも数日かかるだろうし、修理するにも時間もかかるし、途方にくれる。
しかも管理人は「水は止まったんだし、部屋に戻れるわよ!」なんて言うし!あんたクレイジーなんじゃない?と思いましたよ。
とりあえずはデイブママのうちへ行くも、1ベッドルームのベースメントアパートメントに親娘二人で住んでいるからうちらを泊めるスペースがあるはずもなく、その夜だけは泊めてもらいましたが、一睡もできなかったのです・・・
 
まだまだ続きます・・・

家購入!!

ご無沙汰しておりました。

タイトルにもある通り、日記を書いていなかったこの数週間、もういろんなイベントがあったんですが、とりあえずは家を買ってとても嬉しい現在でございます。

とはいっても、そこに行き着くまでかなりの紆余曲折があったんですが、まあそれは後々報告するとして、まずはご報告まで。

まだ家も段ボールが積まれた状態で、チェストやテーブルとかは今週運び込むので、完全に落ち着いたと言うわけではないんですが、とにかくアパート暮らしから抜け出せたということでほっとしています。

運良く仕事は忙しい時期もほぼ終わりに近づいてきたので、また近々日記再開できそうです。

1月はそういうことで怒涛のように過ぎ、気がつけば世間はバレンタインだ、と騒いでいるんですね~。

みなさんはバレンタイン・デーに向けて何か準備しているんでしょうか??

ではまた!
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