Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

August 2009

Liv Warfield : Music

2006年に発売されたLiv Warfieldのファースト・アルバム「Embrace Me」。

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オフィシャルのサイトがないのでこちらを→http://www.soultracks.com/liv_warfield.htm

CDBabyでMP3ヴァージョンも購入できますよ!→http://www.cdbaby.com/cd/liv


彼女はアメリカ、ポートランド出身。もともとは陸上選手だったと言うのはユニークなバックグラウンドの持ち主ですね。

アルバムではちょっと伝わりにくいんですが、ライブで歌っている彼女なんかを見ると、かなりパワフルでソウルフルな歌い方で、
その辺もやはりアスリートならではの力強さを感じさせなくもないです。

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私がこのアルバムの中で一番気に入っている切ないバラード「Feeling Lonely」↓




これはかっこいいグルーヴのメッセージソング「Sophisticated Sista」ライブ・ヴァージョンを↓




他にもアルバムの幕開けを飾る「ABC's 」もベース・サウンドでものすごくかっこいいです。

アルバム・タイトルにもなっている「Embrace Me」もスムース&メロウ。

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アルバム全体的にかっこいいジャジーでありながらもエッジーなかっこよいグルーヴの曲と、スムースメロディーの曲とのバランスがうまく融合しているな、と思います。

バックコーラスのアレンジもうまいし、どの曲も素晴らしいです。
でも全然知られていないのはどうしてだろう・・・

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アルバムの最後に入っているライブレコーディングの「Brotha Man」を聴くと、本当に彼女の声のすごさがわかるかと思いますが、
ぜひ次のアルバムはこのパワフルさを出した曲でまた違った顔も見せてくれるといいな?、などと期待しているのですが・・・

このアルバム発売は2006年、その後、次のアルバム制作の話も聞かないですが、Facebookでもファンページがあるし、きっとまた活動してくれるはず。
何か動きがあればまたお知らせしたいと思います!

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Ledisi : Turn Me Loose

またまた音楽紹介です。書く気になっている今、一気にいろいろ紹介していきたいと思います!

Ledisiの最新アルバム 「Turn Me Loose」がつい最近発売になりました。

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Ledisi レディシ / Turn Me Loose 国内盤


http://www.ledisi.com/

彼女のことは前にもクリスマスアルバムを紹介(http://hanapring.blog.drecom.jp/archive/556)しましたね。
このクリスマスアルバムはかなりかっこいいクリスマスアルバムで私のお気に入りの一枚。

この新譜、はじめ聴いたときは、実はあんまり気に入らなかったんですよね。
というのは今までのLedisiとはちょっと違ったから。

でも何度か聴き返して、やっぱり彼女のよさを実感しました。

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今までの彼女とは違う後ろの音(アレンジ)にばかりに耳を傾けず、彼女のパワフルな声にフォーカスをあててからはアレンジもすごくしっくりいくように聴こえるようになりました。

アルバムタイトルの通り、今回はLooseに、Freeに制作したというこの一枚、確かに本当にいろんなフレイヴァーの詰まったアルバムです。

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「Turn Me Loose」やRaphael Saadiqと組んだ「Love Never Changes」、「Please Stay」なんかはちょっと懐かしい感じのサウンドだったり、
バリバリかっこいいロック・ファンクといった感じの「Knockin'」、
スムースサウンドのラブソング「Goin' Thru Changes」、エレクトリックな「Trippin'」、ゴスペルをも連想させる壮大な「The Answer To Why」などなど、飽きさせません!

そしてLedisiのパワフルなヴォイスを十分に聞かせてくれるご機嫌な「Them Changes」。もうこれはすごいですね、こぶしがきいてるもの。
うまい歌手はたくさんいるけれども、ここまでソウルフルにうならせてくれる歌手というのはなかなかいないです。

個人的には「Everything Changes」とか歌詞もいいし、気に入ってます。

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全体的に抜群のノリのよさ。今までのどっちかというとメロウな感じのものを期待しているとちょっとショックかもしれないけれど、
ぜひ何度か聴き返してほしいです。彼女の新しいサウンドに耳慣れると、「あ、これが彼女が本当にやりたかったサウンドじゃないか」というのがわかってきます。

アルバムの中からはJam & Lewisプロデュースの「Higher Than This」を↓




もひとつライブの「Going Through Changes」を↓




英語ですが、Ledisiがこのアルバムの制作について語っているインタビュー。彼女、いい人だなあというのが感じられます↓




★Ledisiの他のCDも↓おすすめです

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Ledisi レディシ / Lost & Found 国内盤


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Ledisi レディシ / It's Christmas 国内盤

Colbie Caillat : Breakthrough

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2007年のデビューアルバム「Coco」に続くセカンド・アルバムがつい数日前に発売されましたね。

このデビュー・アルバムは数曲は結構気に入ってリピートして聴いていたので、次もどうかな?、ときになって聴いてみました。

第2作目は「Breakthrough」というタイトルです。

Colbie Caillat / Breakthrough (Deluxe Edition) (輸入盤CD)【NEW】


http://www.colbiecaillatmusic.com/


1st Album ↓
Colbie Caillat / Coco (Deluxe Edition) (輸入盤CD)



全体的には前回のさわやかさをそのまま持ち越していますね。
まだアルバム全体通して3回くらいしか聴いていないんだけれど、第一印象はまずまず。

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私はiTunesのDeluxe Versionを買ったのですが、これだとボーナストラック含めて全18曲。
ただ、彼女のサウンド自体がどれもナチュラルポップであまりインパクトがないので、18曲ずーと聴いているとちょっとだれるかな。

まあ私はどっちかと言うとパンチのあるソウル・ミュージックが好きなのでそう思うからかもしれないけれどね・・・

こういうさわやかガールズポップが好きな人には18曲もついていて嬉しい一枚かも。

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彼女、とってもお行儀のいい感じがしますね。詞もそうだし、こっちではいわゆる「girl next door」的な等身大さが受けているみたい。
カリフォリニアのさわやかな風を思わせる、力の入り過ぎない感じ、でも軽すぎず、というのがいいね。
変に高音を頑張って歌うよりも、ちょっと低めの声で歌っているところも好感が持てます。

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ただ、今回、サウンドにちょっと幼さを感じたかな?。曲のメロディは悪くないんですが、アレンジがもうちょっと工夫したらよかったんじゃないかな、と言う印象を受けました。
そういう意味では思いっきりシンプルに持っていたほうがよかったかも。

それでも「I Never Told You」、「Fearless」なんかは切なくて気に入りました。
ボーナストラックの「Begin Again」レゲエヴァージョンもオリジナルより、こっちのほうがいいな?。







全体的にはとてもよく出来ているので、こういうのが好きな人にはおすすめ。
でも私みたいにソウル好きな人にはちょっと物足りないかな・・・

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また買ったばかりなので、またこれからもっと聴き返してみようと思います。

Jennie Laws : Music

かなり久しぶり、ミュージックレビューです。

今日はカナダ人女性シンガーの紹介。

Jennie Laws
「Introducing Jennie Laws」 - EP 2008年発売。

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http://www.jennielaws.com/

トロント出身で、多分今はアメリカで活躍しているのかな?

これはミニアルバムで6曲収録。

彼女、白人ですが、かなりソウルフレイヴァーにあふれていていいです。

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YouTube(↓)でも見ることのできる「Heavenly」はメロウでソフトでかわいい感じですが、





続く「You Choose」ではファンキーな感じでメッセージのある歌詞もなかなかいいです。

「Space」もさわやかな1曲。

私が個人的にすきなのは、「I Just Wanna Be Close to You」と「So Deep」。
「I Just Wanna Be Close to You」はちょっと切ない感じ、「So Deep」は一番のおすすめ曲。
カナダ出身の彼女らしく、フランス語のアンニュイな囁きも入った、実にかっこいい1曲です。
これはジャジーで、彼女の才能を感じさせられますね。

最後を締めくくる「My Soul」もソウルとジャズフレイヴァーをそのまま引き込んで、心地のいいヴォーカルの渦に浸らせてくれます。

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彼女、バークリー音楽学校でも学んだと言うことで、まだ若さを感じさせるところもありますが、ヴォーカルアレンジとかもいいし、詞も曲もかなり丁寧に作っているし、
これからが楽しみなアーティストです。

Inglourious Basterds : Movie

タランティーノ監督最新作、ブラッド・ピット出演の映画、「Inglourious Basterds」を見てきました?。

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http://www.inglouriousbasterds-movie.com/

日本では11月に公開だそうですね。かなり先だな?。
http://i-basterds.com/

個人的にはタランティーノ監督の作品はどうもわからないので、特に興味があったわけではないのですが、デイブがタランティーノ好きなので・・・
こちらでは今週公開されたばかり。

第二次世界大戦を舞台に、アメリカのユダヤ人部隊の面々がフランスでナチス・ドイツをやっつけよう、というのがストーリー。

期待も何もしないで行ったけれど、これは面白かった!
タランティーノファンでない私にも理解しやすかったです。

でもタランティーノファンにはもしかしたらどこか物足りなさを感じるかも。

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でもやはりダイアログを大切にする監督らしさ、個性的なキャラクターたちなどは健在。
ユーモアもたっぷりでした。

ブラピばかりが目立ってしまうようだけれど、はっきり言ってこの映画の本当のスターは、ナチスの大佐であるランダ氏。

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↑この人

憎い役なんだけれど、どこか憎めない感じで、ねちねちと長話をして敵にプレッシャーを与えるところとか、いい演技してました!

彼だけでなく、作品冒頭に出てくるフランス人の俳優さんだとか、グッバイ・レーニンでおなじみのドイツ人俳優Daniel Brühlもこれまたいい人なんだろうけれど、しつこい感じとか、なんだかおちゃめで、アメリカ人俳優たちを喰ってましたね?。

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今回は英語以外のフランス語、ドイツ語での台詞がかなり多かったけれど、これもその国の役者さんたちを使って演じさせたのは正解。
前のキル・ビルのどうなの、それ、っていうユマ・サーマンやルーシー・リウのなんちゃって日本語みたいになってなくてよかった。

マイク・マイヤーズやジュリー・ドレイフェスなんかもゲスト出演してますよ。あと声のみでサミュエル・L・ジャクソンも。
こっちではドラマThe OfficeでおなじみのライアンことB.J. Novakも出てました。(台詞はほんと少ないけど)

出演者のほとんどが男性の中で紅一点というか二人だから二点かだったのが、フランス人女優のMélanie Laurentと元スーパーモデルでドイツ人のダイアン・クルーガー。

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ダイアンはアメリカで活躍してますが、今回は故郷ドイツの女優という役どころ。
彼女のことはモデル時代を知っていますが、女優として彼女の作品を見たのはこれがはじめて。

でも、う?ん、どうなんでしょう、もうちょっと演技力がほしかったかな・・・
ドイツの有名女優にしてイギリススパイという役どころにしてはちょっと貫禄に欠けた感じがしたな。

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作品はやはりアメリカ的ではありますが、それでもいろんな国の言葉が飛びかう国際的な作品で
なんだかんだいっても、非常にエンターテイナーな作品で私は満足しました。

でもやはり暴力的なのが苦手って人にはあんまりおすすめできないかも。

それでも今までのタランティーノ作品はちょっと・・・という私みたいな人にもこれなら楽しめるかも。おすすめです。

The Harder They Come : Musical

今日はまたまたミュージカルを見て来ました。
「The Harder They Come」という72年に発表されたジャマイカの映画のミュージカル版。

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http://www.mirvish.com/thtc/
http://www.cbc.ca/arts/theatre/story/2009/07/20/harder-come.html

このミュージカルはイギリスでオープンして、北米に来たのはこのトロントが初めてだとか。

有名なレゲエ・シンガーであるジミー・クリフが映画で主人公を演じたそうで、題名にもなっている歌がヒットしたそうですが、
実は私はそういう詳しいことは何も知らず、でも興味があったので見てきました!

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個人的には主人公のIvan役を演じた役者さんの声はあまり好みではなかったけれど、全体的な歌と踊りのパフォーマンスは楽しくてよかった。
ただ、ダイアログはものすごいアクセントがきついので、ほとんど何言っているのかわからなかった・・・
とはいってもミュージカルなので、ストーリーはシンプルだし、内容は問題なく理解できたからいいけれどもね。

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でもプロフェッショナルなブロードウェイとかのミュージカルを想像するとちょっとそこまでのプロフェッショナルなセンスには欠けるかも。

ステージの舞台装置、美術とかはお金かけてなさそうだったしね・・・
それでもミュージカルが始まる前、出演者たちが普通に劇場をうろついて観客に挨拶していたり、なんだかすごく身近な感じなのはよかった。

音楽も大衆向けを考えてか、聞きやすかったしね。

出演者たちもみんな個性的でよかった。特に女性出演者。決していいプロポーションっていうわけでもないんだけれど、彼女たちの踊り方とか、やっぱり体にリズムが染み込んでるというか、かっこよかったな?。

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ミュージカルの最後のほうはお客さんもみんな立って一緒に踊ったりって感じだったのですが、一緒に体を揺らせながらも見ていたけれど、
やっぱりアフリカンの血を引く人たちのリズミカルさは抜群だね?。そういうのをみていてなんだか嬉しくなったり。

物語は決してハッピーではないんだけれど、なんだか気持ちの明るくなるミュージカルでした。
残念ながらトロント公演も明日で終了ということなのですが、もし機会があればおすすめです。


びっくり!

最近また忙しくて、ブログ更新していなかったのですが、今行ってみたら、ものすごい数のアクセスがあった!

数年前に書いた宇野千代さんの本のレビューのページ↓
http://hanapring.blog.drecom.jp/archive/233

18日に集中的なアクセスがあったけれど、日本ではテレビで彼女のことが紹介されたの??

どうも皆さん「離婚十戒」をサーチしたみたいですけれど・・・

そういえば最近は日本語の本を読んでないな?。
同僚とたくさん英語のサスペンスというか刑事ものの本を貸し合いしているので、それを読んでいるのです。
これもそのうち紹介しますね。

でもやっぱりたまには日本語の文章が読みたくなるな?。

一番最近に読んだのは「読むクスリ」シリーズ。これ、おもしろいね!ショートコラム系でさくっと読めるのもいいし、
全体的にポジティブなのもGood!

また日本語の本を漁りに行くか?。
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