Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

March 2009

Feist : Music

Feist  http://www.listentofeist.com/

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カナディアンのシンガーLeslie Feist。
日本でも知られているみたいですね。

彼女、繊細なヴォイスに似合わず、昔はパンクバンドで活躍していたり、歌詞も興味深いです。
普段、あまりこういうガール・ポップはもう聞かなくなったのですが、彼女の声はきいていて心地よい。
でも完全にリラックスできるような柔らかさ、というのではなく、どこかに暗さを潜めているようなところもいいね。

「Let It Die」は2004年のアルバム。

Let It Die


「One Evening」や「Inside And Out」といった有名どころの曲がやっぱりいいね。

アルバム「Let It Die」から「Inside Out」




「One Evening」(これもアルバム「Let It Die」から)




「L'amour Ne Dure Pas Toujours」ではフランス語でも歌っていて、すごいなあ?。

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2007年に出たアルバム「The Reminder」は「Let It Die」と比べると確実に音楽の幅を広げていて、よりポップになっているように感じます。

The Reminder



前作はどっちかというとまったり暗め、な感じでしたが、今回は全体的に明るくなっていますね。

「So Sorry」の詞もいいし、「The Water」なんかは奥の深さを感じさせて、彼女のアーティストとしての成長もうかがわせる曲です。

「I Feel It All」、「My Moon My Man」、「Sealion」といった個性的なアレンジの曲もいいし、
「Past In Present」の歌詞も切ないです。


Sealion




「1234」のピアノにトランペット、バンジョーみたいなギターの調べと手拍子と、賑やかなのもいいね。

「Past In Present」はロック調で今までの彼女の歌い方とはちょっと違った面を見せています。

でも彼女、2008年には音楽活動はちょっと中止したいといったそうですが、その後の活動が気になりますね・・・

Jason Mraz : Music

★私のブログにはもっと多くの写真を載せています

Jason Mraz 「We Sing. We Dance. We Steal Things」

http://www.jasonmraz.com/ 

We Sing, We Dance, We Steal Things


テレビのCMで見て聞いて気になったのでアルバムをゲットしてみました。

ポップで、ちょっとひねくれた感じがいいです。ブラスをたくさん使ったアレンジも私好み。

2002年にメジャーデビューしているんですね。

このアルバムは2008年に発売されたもので、シングルの「I'm Yours」がヒットしたようです。

このYouTubeのI'm Yours、 ライブヴァージョンもかなりいいです↓




他にも前に私が紹介した(http://hanapring.blog.drecom.jp/archive/511)女性シンガーColbie Caillatとのデュエット「Lucky」もシンプルながら印象的な1曲。

YouTubeでLuckyをどうぞ↓



全体的にいろんなジャンルのサウンドを織り込んでいて、バランスの取れた一枚かと。
でも歌詞はうーん、個人的にはそれほどフィットしないですが・・・まあその辺はみんなあんまり気にしないのかな??

普段ソウルをよく聴く私としては、男性ポップはあまり紹介しないので、ちょっと珍しいかな?

Ayo : Music

Ayo 「Gravity At Last」 

http://ayomusic.artistes.universalmusic.fr/

Gravity at Last


彼女のこのアルバムはほとんど英語で歌われていますが、彼女はもともとドイツ生まれ。
1980年生まれの彼女、ナイジェリアの血をひくそうです。Ayoというのはヨルバ語でJoyの訳だそう。

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2006年にヨーロッパでデビュー、北米には2007年にアルバムリリース。
このアルバムは2008年のリリース。
彼女、そんなにソウルの渋さやパワフルな声ではないですが、キュートさとブルージーな感じがうまく混ざっていて独特な雰囲気。
サウンドはそんなに凝らず、シンプルなバンドサウンド。
アコースティックなソウルにブルース、ロックといった感じ。
どの曲もなかなかキャッチーなフレーズを入れていて、やはりその辺が人気の秘密でしょうか?

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そういえば最近Banana RepublicのCity Storiesといういろんなミュージシャンたちの街に対するメッセージを添えた広告シリーズ
(Sarah BareillesやLiz Phairなんかも取り上げられています)
でも彼女が取り上げられています。それだけやはり注目されている、ということかしら?
このサイトでも彼女のインタビューやパフォーマンスを見ることが出来てお勧め。

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彼女、幼少期は母親が麻薬中毒になって、フォスターファミリーに育てられたり、と結構辛い経験をしているみたいですが、いいスマイルしてるね!

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Joyful

Evan Almighty : Movie

最近ようやく仕事は落ち着いてきたものの、なかなか日記更新が出来ずにいます。申し訳ない。

たくさん観た映画や聴いた音楽のレビューがたまっているんですが・・・

仕事は激忙期からはようやく抜け出したのですが、会社で新しく開発されたソフトの習得や、新しいプロジェクトも始まってきて、また忙しくなりそうな予感です。


さて、今日もまた映画のお話。かなり前に見た作品ですが・・・

「Evan Almighty」

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http://www.evanalmighty.com/
http://www.universalpictures.jp/sp/evan/

私も大好きなアメリカのTV番組「The Office」(http://www.nbc.com/The_Office/)でおなじみのスティーブ・キャレル。
日本では「ゲット・スマート」などの映画でのほうが知られているのかな?
彼が主演の映画「Evan Almighty」を観ました。

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前はジム・キャリーが主演だった「ブルース・オールマイティー」のスピンオフ作品であるわけですが、スティーブ、出世したねえ?。

前に紹介した「ゲット・スマート」同様、さわやかなコメディとでもいいましょうか、ファミリーにもOKな作品。
まあ家族の大切さを描いた作品ですからね。

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ニュース・キャスターから政治家に転換したEvan。オバマ大統領じゃないけれど、「Change」、何かを変えたい、と神に願った彼。
そして神(モーガン・フリーマン。大好き!)のお告げはノアの箱舟を作れ、というとんでもないこと。

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初めはそんな神のお告げを無視していたEvanですが、神に逆らうことができるはずもなく・・・
作ることになってしまったのです、ノアの箱舟、を。

周りはもちろん、家族までもが「彼は頭が狂ったのか?」と愛想をつかされるも、Evanはこれが自分の使命だと思って箱舟を作っていきます。

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この作品は家族と環境といったテーマを描いていて、コメディとしてみるとそんなにがははと笑えるわけではなく、
その辺はスティーブの出演作に共通したところですが(テレビドラマのThe Officeでの彼のほうが断然おもしろいです)、
私が気に入ったのはこの作品のとったスタンス。

DVDで見たのでスペシャル・フィーチャーを見たのだけれど、監督がこの作品のストーリーに沿って、「グリーン」な映画にしたいということで、
スタッフたちには自転車をプレゼントしてスタジオ内の移動を自転車でしてもらったり、実際に作られた巨大な箱舟やセットも撮影終了後、チャリティ団体に寄付して、
その木材やガラスなどを再利用したりしたそうで、その努力が素晴らしい!

だから個人的には作品うんぬんというよりはそのビハインド・ストーリーのほうが実は印象的でした・・・

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そういう意味では政治家の汚職、環境問題などなど、コメディだけど、なかなか考えさせられることもあった作品でした。

エバン・オールマイティ [DVD]

MILK : Movie

ようやく見たいと思っていた映画「MILK」を見てきました。

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http://www.filminfocus.com/focusfeatures/film/milk/
http://milk-movie.jp/

ショーン・ペン主演、ガス・ヴァン・サント監督作。

実在のアメリカの政治家であったHarvey Milkの生涯を描いたもの。
同性愛者としてその権利を主張して行った彼の行動力は本当にすごいです。

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1970年代のアメリカ、特にサンフランシスコはゲイ・フレンドリーでありながらも、多くの差別もあり、
会社から解雇されたり、部屋を貸してもらえなかったり、ということがあったそうです。

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やはり実話の力というのはすごくて、今回も映画を見たあとちょっとミルク氏について調べてみたけれども、
うーん、彼のゲイとしての苦難を思うと胸が締め付けられますね。

人はみんなそれぞれ違いがあって、それは当たり前なのに、その違いを受け入れることの難しさ。
その違いを嫌悪し、罰しようとするのはやっぱりおかしいよね。
でもそれは個人的に私の周りにゲイの友達がいるというわけでもないし、どこか人事だと思っているからそういえるだけなのかもしれない。
もし自分の家族がゲイだと公表したら?自分はどう思うだろう?すぐにそれを受け入れられるの?
などなど、いろいろ考えさせられました。

でもやはりいろんな国、文化、宗教、人種といったバックグランドを持った人々が集まったここ北米にいる「日本人」の私として
こういう事柄にはやはりすごく興味を引かれます。

映画のストーリーについてはここでは触れませんが、それにしても、すごい映画だね。

ショーン・ペンは本当に素晴らしい演技をしていたと思う。やっぱり彼、すごいわ。

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オスカーにノミネートされたジョシュ・ブローリンはミルクの政治的敵対者となるダン・ホワイトを演じていましたが、
思っていたより彼の出番が少なくてびっくりでした。でも彼もいい演技をしていたと思います。

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脇役の役者さんたちもみんなよかったし、ぜひ見てほしい作品です。

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↑James Franco、最近大活躍ですね。男前だけれど、いろんな役に挑戦していて、これからも期待のできる俳優さんの一人

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↑Emile Hirschもかなり印象的でした

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↑Diego Lunaもよかった

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↑Alison Pillもとてもナチュラルでした


日本では確か5月に公開だったと思います。
いろいろ見て感じたことがあるのだけれど、なんだか言葉にするのが難しいな・・・
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