Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

January 2009

The Wrestler : Movie

年が明けたばかりと思っていたら、もう1月も下旬!
この時期気になるのはやはりオスカー。

数日前にノミネーションが発表されましたね。
詳しくはこちらを→http://www.oscar.com/nominees/?pn=nominees

去年はあまり「これ!」という映画がなかったような気がするのですが、
この時期、いいドラマが公開されるので、うちらもようやく映画館に足を運んでいます。

今日も前から気になっていた「The Wrestler」をみてきました。
http://www.foxsearchlight.com/thewrestler/

feec4723.jpg


日本語で作品紹介を検索すると、かなりのストーリーラインが紹介されているのね・・・
個人的には知らないでみたほうがいいような気がします。

ミッキー・ロークが年老いた人気レスラーを演じてゴールデン・グローブもとりましたね?。
この作品自体もベネチアで金獅子賞に輝いた作品。

257c715c.jpg


でも、たんなる「いい映画」を想像して見に行くと危険かも。

映画前半はいわゆる主人公の生活を見せるためのもので、レスリング(プロレスね)ばかりなので・・・
実際見に行った映画館でも観客の平均年齢は高め。
おばあちゃんたちはたぶん「思ったのと違う」と思ったのか途中で出て行っちゃったし・・・

でも後半はね、いいです。
人によって好き嫌いが分かれそうな作品だけど。
私は気に入りました。
ミッキー・ローク、すごくいい演技をしていました。強いレスラーなのに、寂しそうでレスリングのリング以外では彼は弱い。
その弱さが切なく、深く、リアルでした。オスカーノミネートも納得。

マリサ・トメイはストリッパー役で、これまたすごくリアルな演技でした。彼女もオスカーにノミネートされました。

c7735121.jpg



娘役のEvan Rachael Woodもよかったですね。彼女、真っ白な肌でとってもきれいですね。(マリリン・マンソンと付き合ってるんだってね。知らなかったよ・・・)

85714b77.jpg



全体的に寂しい感じだし、決して見てハッピーになる映画ではないけれども、それが「人生」なんだよな?、と思う。
個人的にはちょっと前に観た「Benjamin Button」よりよかった。
「Benjamin Button」はオスカーの作品賞をはじめ、いろんな部門でノミネートされていますが
「The Wrestler」も作品賞にノミネートされてもよかったんじゃないかな?。

この作品日本では夏に公開ということですから、まだまだ先ですね・・・

af8491cd.jpg


で、オスカーなんですが、この2作以外にも、結構びっくりしたことにうちらが見た作品のいくつかもノミネートされてました。
たとえば・・・

ヒース・レジャー 『The Dark Knight ダークナイト』
ま、これはみんなも予想通りのノミネートでしょうが、
個人的にはオスカーノミネートされるほどではなかった、と思う・・・

タラジ・P・ヘンソン 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』
ブラッドの「ママ」役を演じた役者さんです。確かにいい役でした。派手な役ではないけれども、優しい「ママ」がノミネートされたのは嬉しい。

リチャード・ジェンキンス 『The Visitor ザ・ビジター』
これはびっくり!前に私の紹介した作品です(→http://hanapring.blog.drecom.jp/archive/563
この作品は有名でもないけれども、とてもいい作品だったので、これまたその主演の彼がノミネートされて嬉しい。

ロバート・ダウニー・Jr. 『Tropic Thunder トロピック・サンダー/史上最低の作戦』
これが何よりもびっくりしたよ。
つい最近DVDで観たんですが、まさか彼がこれでノミネートされるとは・・・
確かに黒人役をうまく演じていたけれども、これもオスカーに値する演技かなあ??
でもアカデミー、変身ものだいすきだもんね。または本当に他に何も思いつかなかったのか・・・

この先、ノミネートされているので見たいのはショーン・ペンの「Milk」、あと「Slumdog Millionaire」です。

今年のアカデミー賞は2月22日です。楽しみ!
そういうことで、これからまた映画作品紹介が増えると思います。

今日の一枚 : Italian White Wine

久々に「今日の一枚」復活!
っていうか、別にタイトルに「今日の一枚」をつければいいだけなんですが・・・

こちらトロントは昨夜から降った雪でまたまた白い景色です。
今週末は仕事に行くのをやめて、家でゆっくりしています。

ここ数ヶ月、忙しい仕事のあとの楽しみが、家でゆーっくりとワインを飲んでリラックスすること。
一杯飲むだけでもなんだかほっと一息できます。

個人的には白ワインが好き。

去年はドイツやオーストリアのワインやここカナダ、オンタリオ州のローカルワイナリーのデザートワイン系などを中心に味わってきましたが、
今年はまた違った国のワインも試したいなあ?、と思っているのです。

この週末選んだのはイタリアのブーツのかかとよりちょっと上に位置するOrtonaという地域からの白ワイン。

Casal Thaulero Pinot Grigio Asco 2007
http://www.casalthaulero.com/en/index.php

ea64784c.jpg


かなり歴史のあるワイナリーのようです。

クリスプなドライな味ですっきりとした感じ。ちょうどいいくらいのアルコールの味もします。
個人的にはもうちょっと甘みのあるほうが好きだけれど、さわやかで、なかなかです。

イタリアもかなりたくさんのワインが作られているので、いろいろ試すのが楽しみです。

The silence of snow

19c01be8.jpg



昨夜、ふとバルコニーのドアを開けたら、知らぬ間にちょっと雪が降っていたみたいで、
うちのバルコニーも通りも、みんなまた真っ白に塗り替えられていた。
夜遅かったので、見渡す限り、足跡もなく、ただお隣の駐車場にタイヤのあとが二本残っているだけだった。
でも何よりもはっとしたのは、そのあまりの静けさ。

うちのアパートのビルディングのある通りはいつも車が行きかっているのに、その瞬間は車の音もまったくせず、
まるで雪がすべての街の音を飲み込んで吸収してしまったかのようで、寒さも感じずに、しばらく外をぼーっと眺めていた。

40d3e4d1.jpg


そんな何てことない瞬間に「幸せだなあ」とそう感じた。

それからそんな「幸せ」は案外日常のいろんなところに転がっていることに気がついた。


週末の朝の、時間を気にせずにゆっくりと楽しむコーヒータイム。

それにデイブとの何気ない会話。

夜の寝る前の読書時間。ベッドでリラックスしていい本を読むその贅沢さ。

会社での同僚たちとジョークを言い合うちょっとしたブレイクタイム。

会社からの帰り道の日没前のきれいなグラデーションの空を眺めるとき。

その溶けるような青や、紫、黄色の背景に映る木々の影の美しさ。

おいしい白ワインを飲んでいるとき。

チーズもあるとなおいい。

いい仕事をしたとき。


最近ずっと忙しくて、それはそれでやりがいもあっていいのだけれど、やっぱりどこか心のゆとりがなくなっていたことを
その雪の夜の静けさではっと知らされた感じ。

こういうちょっとした幸せがあるから、生きていける。

それを忘れず、感じられる、私でいたい。

71dc9755.jpg

Belle de Provence Verbena Soap

Belle de Provence Verbena Soap
http://www.belledeprovence.com/
http://www.lothantique.ca/

f4e71917.jpg


また石鹸です。ソープ好きでごめんなさい。
Belle de Provenceのソープ。
トロントにもお店があるのです。ここのブランドのはどれも高くて石鹸以外は何も買えないけど・・・あはは。
これはバーベナの香りがとーってもいい香りですごい気に入ってます。

80f2c239.jpg


もともとバーベナの香りが好きなの。
レモンみたいなさわやかな香りがたまりません。
ロクシタンにもバーベナシリーズがあったけど、ソリッドパフューム グリ?ンティもバーベナの香りがしてた気がする。

それはいいとして、今回おっきめのを買ったので、このいい香りを満喫してます。
石鹸としても、泡立ちよし、すっきりとした洗い心地、つっぱらず、ぬるぬるもせず、とってもいいです。おすすめ!

露崎春女 「13years」 : Music

露崎名よりもLyricoの名前のほうが知られているかもしれませんね。
彼女はもともとは露崎春女でデビュー、その後、Lyricoに変えて、また露崎春女に戻りました。(http://www.harumitsuyuzaki.com/)
その彼女の最新アルバム、気になっていたので購入。

13years


個人的に露崎時代のR&B的サウンドのほうが好きだったので、Lyrico時代の曲はほとんど知らなかったのですが、
このアルバムは2枚組。Disc1は新生露崎の曲、Disc2は彼女の今までの曲を集めたもの。

MIXIの彼女のコミュニティでもこのアルバム、評価はかなり分かれていましたが、その気持ちは私もよくわかります。
発売前、視聴したときはどれもかっこよいR&Bサウンドって感じで、「お!露崎が帰ってきたな!」と嬉しかったんですが、
いざ買って通して聴いてみると、んー、なんか違う?のかな・・・
前に紹介した具島直子さんのアルバムと一緒に買ったんですが、買う前は露崎さんのこっちのアルバムのほうが期待して楽しみにしていたのに、
結果としては具島さんのほうが満足度ばっちり、深みを感じさせられました。
露崎さんのは飾りすぎちゃったかな??

d612c0a0.jpg


やはり昔の露崎が好きだった自分と今の自分の音楽的趣向が変わってきたということもあるんですが、
でもいわゆるジャパニーズR&Bサウンドがしっくり来ない感じがします。
かっこいいんですが、いかにもな英単語をちりばめた歌詞とサウンドはなんか浮いてきこえちゃいますね・・・

まだまだジャパニーズR&Bが人気になる前からそういうサウンドをやっていた露崎時代はよかったんだけどね。

というのは、Disc2でLyricoの曲を聞いて思ったんだけれど、彼女はアップビートより、しっとりと歌い上げるほうが、うまく聞こえるし、彼女の歌い方にもしっくり来ている様な気がするんですね。
彼女自身は多分ソウルアップビートでいきたいんだろうけれど、でも彼女のうまさを引き立たせるのは、そういうのではないのかも。

f9bc4354.jpg


それでもDisc1の「The One」(たしかシングルだったと思う)はかっこいいし、これは私も気に入りました。
「Everyday」もいいミディアムテンポバラッドでいい曲だし、「I'm Here」も彼女のうまさが出ていると思う。
でもそのほか、狙いすぎた感じのある今時R&B系の曲は、やっぱりどうもなじめなかった・・・

個人的に歌詞にすごく注目するので、その面でも、もう少し「大人」な歌詞があってもよかったのではないか、と思うんですよね。

昔は気づかなかったけれど、アップビートでの彼女の歌い方もちょっと気になるし・・・
確かに微妙なアルバムかも。
でも今時のR&Bが好きな人なら気に入るかも。Lyricoの曲のほうが好き、という人は多分がっかりするかも。

面白いことに私はこのアルバムで初めてきちんとLyricoの曲を聞いて、「あら、けっこういいんじゃない?」と思ったんだけれど。
それは再発見でした。
多分一番有名であろう「キセキノハナ」は彼女のうまさを十分に活かしたいい曲だし、「スカボロー・フェア」の多重録音もセンスのよさを感じさせるし、
「Lost Wing」、「The Song of Life ?光の詩?」といったしっとり系も彼女が張り上げて高音で歌うより、低音で歌うかっこよさを引き立てていて、こういう路線のままいったほうがよかったのではないか、と思ってしまいました・・・

が、でもこれはあくまで私個人の意見。
露崎時代を知らない人、Lyrico時代を知らない人にはまた違った形に聞こえるはず。
彼女の歌のうまさはそのままなので、彼女を知らない人には彼女を知るいいきっかけになるアルバムかと思います。

as I am


WONDER OF LOVE


WONDER OF DREAM


Especial


Tender Lights


Voices of Grace


Flavours

具島直子 「MYSTIC SPICE」 : Music

具島直子さんの「MYSTIC SPICE」(2007年発売)、ずーっと気になりつつ、ようやく去年末にオーダーして入手しました!

MYSTIC SPICE


http://www.gushima.net/

彼女のアルバムは96年の「miss. G」↓


97年の「Quiet Emotion」↓


99年のmellow medicineとすべて持っているくらい好きです。

とってもユニークで、でも主張しすぎない、不思議な感覚。
彼女の柔らかな声と心地よいサウンドはボサノバっぽくもあり、ジャズっぽくもあります。
私は普通、もっと力強い声が好きですが、彼女は別。この柔らかさがいいんだな?。
でも詞に彼女の心の強さをしっかり感じることが出来ます。

今まではある意味シリアスな歌詞、切ない歌が多かったですが、久しぶりのこのアルバムはちょっと違います。
全体的にイージーで、解放された感じがしますね。サウンドもお茶目さをも感じさせます。
これはちょっと意外でしたが、でもその彼女の変化がとっても納得できる感じがするんですね。

個人的に一番気に入ったのは6歳の女の子と66歳の彼女のおばあちゃんの仲良しさを歌った「ストロベリー」。
私もおばあちゃんっ子だったので、なんかよくわかるな?。サウンドもとってもいい!つい一緒に口ずさんでしまいます。

アルバムの中でもちょっとエッジーなサウンド、歌い方の「私は誰」もいいし、おなじみの具島節の切ない「monday」も好きです。

数年間のブランクを経て戻ってきた彼女の成長を感じさせる、素晴らしいアルバムです。
彼女は有名ではないけれど、ぜひみんなに知ってほしいアーティストです!

My Relaxed New Year's Day

皆様、明けましておめでとうございます。

昨日は静かに年越しをし、今日は会社もお休みということで、いつもより遅くまで寝て、ぐーたらな元旦をカナダでも(笑)実現していました。
皆さんはどんな年越しを過ごしたのでしょうか?

うちらはこっちも今日はお店はほとんど閉まっているので、家でDVDでも見ようか、ということで、レンタルショップまで行くも、
その帰り、なんだかまだ家に帰る気がしなかったので、High Park(森林公園みたいなところです)までドライブし、まだ雪があちこちに残る園内を散策してきました。

気温は低かったですが、風がなかったので、それほど寒くはなかったです。結構多くの人が散策に来ていたのにはびっくり。
でも冬のこういう散歩もなかなかいいな?、と思いました。やはりトロントは冬がいい。

そのあと、なんだかお腹が空いたね、ということで、Jack Astor's (http://www.jackastors.com/EN/)で早い夕食を。
ここはうちの会社のすぐ近くで、カジュアルだけれど、店員さんの対応もいいので、なかなかいいです。味はまあ、たいしたことないですが・・・
夕方からお酒なんか飲んで、いい気持ちになっていたら、テーブルの上の水をこぼしてしまった私。やっぱりこのおっちょこちょいは治らないのね。
でも、何にもしないけれど充実した休日でした。

その後は家で借りてきたDVDを見て、またまったり。最近またいろいろ映画を観ているので、それもまたのちほど紹介しますね。

さて、明日から完全な日常に戻ります。とはいっても金曜日なので、一日だけ出勤して、週末お休みなので、気分的には月曜から、という感じですが。
プロジェクトの締め切りが月曜なので、明日も忙しくなりそうです!

今年も頑張って仕事をして、お金貯めて、家購入できればいいな、なんて思っています。

84037e12.jpg


あ、上の写真は自作のカレンダーです。あんまりいいカレンダーが見つけられず、自分で仕事で使っているインデザインを使って作ってみました。
いろんなQuotes(名言)をネットで調べてそれを入れてみました。個人的に会社での自分を想定して選んだものが多いです。(私は会社ではすぐイライラしたりしてるので・・・)
ということで、1月はトマス・ジェファーソンのQuoteです。基本的にカナダのイベントが書き込まれていますが、とてもシンプルなので、日本でも使えるかと思います。お気に召したらどうぞ、活用してくださいませ。
好評ならば来月のも載せようかと思います。今月のはブラック&ホワイトですが、カラーのもあります。

ドリコムだとイメージの全体像が見られませんが、イメージの上にカーソルを載せて、右クリックしてコピーすることができます。

ということで、今年も皆さん、よろしくお願いします。
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

hana

Clock

Toronto

最新コメント
Message
Instagram
Instagram
free counters
  • ライブドアブログ