Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

November 2007

Chaka Khan 「Funk This」

Chaka Khanの久しぶりの新譜、「Funk This」を買った。
http://www.chakakhan.com/

da12efed.jpg


実はこんなに有名な彼女の歌をきちんと聴いたことがなかった。

なので、私にとっては初のChaka経験。
「Funk This」というタイトルに惹かれて視聴して、「これは買わなければ!」と思いました。

Chaka Khan Funk This @ Tower Records

タイトルが表しているように全体的にノリがよく、彼女の圧倒的な歌唱力を活かした曲が勢ぞろい!
Jam & Lewisというちょっと懐かしい(?)チームがプロデュースというのもあって、聴きやすく、非常に盛り上がります!

77f0e699.jpg


きっと世間はMary J. Bligeとの共演に注目するのかもしれないけど、この二人、本当に仲がいいみたいですね?。
前も雑誌でメアリーがシャカ(日本ではチャカと呼ばれているけれど、ほんとうはシャカと発音します)のことをとっても尊敬している、といって二人で一緒に誌面を飾ってもいました。
二人が一緒に歌う「Disrespectful」もたたみこむようなドラムの刻みがかっこいいです!

2曲目のDee Dee Warwickの曲「Foolish Fool」のサウンドとか最高!

4曲目の「Angel」はバラッドです。でもやはり迫力あり!です。

他にもジミ・ヘンドリックスの「Castles Made of Sand」なんかは渋いです。
Princeの「Sign 'O' The Times」、マイケル・マクドナルドをフィーチャーした「You Belong To Me」なども。

「Pack'd My Bags/You Got The Love」と「Ladies' Man」なんかはけっこうメロウですね。

8a50e929.jpg


それにしてもやはりまったく衰えないこのパワーはすごいですね。53年生まれというから50歳を過ぎているわけですが、まだまだ若々しいですね?。
このアルバムの写真(日本のと同じかどうかはわかりませんが・・・)も笑顔がとっても素敵です!
ジャケットもかっこいいし、紙仕様のケースというのもいいですね。

下のリンクではChakaとLedisi(また今度彼女のことも紹介しますが、彼女もすごくいいです!)が共演しているのが見れます!
http://blackvoices.aol.com/thebridge
これ、すごいです!特にYou Got The Loveがおすすめ。(VIDEOSという文字にマウスを載せるとリストが出るので、そこからチョイスできます)ChakaもLedisiもバンドメンバーもものすごく楽しそうに演奏していて、見ているこっちも笑顔になっちゃいます!

やはりさすがの貫禄で、本物のソウルだなあ、と思わせますね。最初と最後もノリのいい曲で揃えて、聞き終わった後、ご機嫌になれる一枚です!!

シャカ、The Chaka Khan Foundationという非営利団体を設立しているのですね。
そのことがアルバムのライナー中でも紹介されているんだけど、その釈迦の言葉がとっても印象に残ったのでここで紹介したいと思います。

"I realize that I can't change the world, but I can do my part in contributing to society. One person at a time"

「私は世界を変えることが出来ない、でも私にも何か社会に貢献することはできる。一度に一人ずつ」

Chaka Khan、大きなハートを持って素敵な女性ですね。

Journey to the End of the Night : Movie

「Journey to the End of the Night」という映画を観た。

b78f502c.jpg


私の好きなMos Defがでているんです。
日本ではこれ、公開してないと思う。検索してもあんまりでてこなかったので。
でもブレンダン・フレイザー、カタリーナ・サンディーノ・モレーノなんかもでてるので、それほどB級ではないんですが。

まあもうちょっと有名どころがいないとダメってことかしら?

ストーリーはブラジルでいかがわしいクラブを経営するアメリカ人の親子がふとしたことで手にしたスーツケースいっぱいの麻薬。
これを売ればお金になる、そしてこのブラジルから抜け出せる。

これを売る、その一日を追った作品。
そして次の日にはアメリカに飛びたつ。全てが計画どおりに進んでいたはずだったのに、運命の歯車がずれてしまうのですね。つまりこの日、麻薬を売れるか売れないかで、彼らの次の日の行方が変わる。
それは彼らのこれからの人生をも変えるかもしれない、そんな重要な日。

この麻薬取引はアフリカ系のグループとすることになっていて、彼らは自分達の部族の言葉でしか取引はしない、と言うのがルール。なのにこのアメリカ人親子とグループを取り持つ人物が死亡。
親子は急遽、自分のクラブで皿洗いをしていた男性(これがMos Def)に仕事を頼むことに。

そしてそれだけじゃないんです。ギャンブルで借金だらけのジャンキーの息子。
幼いころ見た、ひどい父親の姿で実の父親さえも信用できなくなった彼。
元娼婦を自分の妻としたけれど、彼女が自分を本当に愛しているのか、二人の間にできた子供が果たして本当に自分達の子供なのか?もしかして息子と妻ができているのではないか?という疑問をもつ父親。

他にも結構いろんなことが同時進行で進んでいきます。
映画としては悪くないです。ただなんでこのアメリカ人親子がブラジルに行き着いたのかと言うのがいまいちわからず。

でもみんながいろんな問題を抱え、ささやかな希望を抱き、生きていく姿が印象的です。

個人的にはやっぱりMos Def、かっこよかったなあ。
今回は律儀な性格の役で、なんとかボスのために、自分のためにも仕事を終わらせようとする姿、よかったです!
でも、ただ単に純粋っていうだけでなく、やはり生きていくことの大変さ、命のはかなさを知っているような彼のキャラ、Mos Defにはぴったりでした!ますますMos Def好きになったわ?。

142e6a5d.jpg


と、俳優としてのMos Defファンの私の超個人的な見方ですな。
でもきっと多くの人はブレンダン・フレイザー目当てなんだろうけど。
出来は悪くないです。日本で公開したっていいんじゃないかなあ、と思うんですけどね?。
やはりビッグスターがいなければそれなりにいい出来でもだめなのかな?

7c5880e7.jpg


★写真もMos Defのをセレクトしてみました★

American Gangster : Movie

デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ出演、リドリー・スコット監督作「American Gangster」を観てきました。
http://www.americangangster.net/

b2bc343f.jpg
 

いやあ、これはまたすごい大作ですね。

これは実在の人物、アメリカ、NY、ハーレムで麻薬王として君臨していたフランク・ルーカスと彼を追う刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)、そしてこの二人を取り巻くほかの警察官(いわゆる賄賂をもらって麻薬取引を黙認していたり、見つけたお金を猫ばばしていた警察官がとても多かったらしい)の様子を描いた作品です。

77886186.jpg


デンゼルがギャング、麻薬王っていうことですが、やっぱりデンゼルはかっこよかったです。
普段はギャングとは思えないようなシックでジェントルマンな彼ですが、彼が怒ると怖いです。
こういう人の方がやっぱり本当に怖いんだろうなあ。

f8341233.jpg


映画としては、かなりの時間を情報を見せる形で埋めているので、実際にいろいろと起こるのは短いです。
その辺初めから中盤まで、私のようなイングリッシュ・ネイティブでない者にとってなかなかわかりにくいところも多かったです。

アメリカの60年、70年代の歴史背景がわかっている方がこの作品を観るにもわかりやすいと思います。

ちょっと見はフランクが悪でリッチーが善のように見えるけれど、見方によってはそうでもなくて、奥深いです。

345989e5.jpg


それにしても、まあすごい人なんですね、このフランク・ルーカスという人は。
デンゼルのインタビューを読んだら彼も言っていたけど、フランクは白人至上主義者に従弟が射殺されるのを6歳のときに目撃したこと、きちんとした教育を受けなかったこと、仕事がえられなかったことなど、いろんな状況で麻薬販売の道にそれてしまったわけですが、でも頭のいい人なんですね。きちんとした教育を受けていたら、彼にももっと違う道が開けていたかもしれないですよね。

9ef5e27f.jpg


彼は今も健在で、当時、同じエリアで同業だったニッキー・バーンズ(映画ではキューバ・グッディング・Jrが演じています)となんと30年ぶりに会話をしたというその様子がネットで読めるんですが(こちら→http://nymag.com/guides/money/2007/39948/)これもかなり興味深かったです。
その中でフランクが「Denzel Washington did more than a good job, he did a hell of a job. Nobody in the world’s as good as Denzel.」??「デンゼル・ワシントンはいい仕事をしたって言う以上の、ものすごい演技をしたよ。この世界でデンゼルほどすごいやつはいない」とべた褒めしています。

いろいろと感じたこともたくさんあるんですが、なかなか表現するのが難しいですね。

fd58ac6e.jpg


フランクは仲介人をとりはらい、自分で買い付け、そして販売。そこを自分の家族、親戚を使い、多分彼らにもきちんとしたビジネスの教育をしていたんでしょうね。かなりの純度のものを売りながらも、彼らは麻薬に狂うことなく、仕事をしている感じですものね。

なんかでもやはりフランクがちょっと美化されちゃってて、悪いのはCrooked cops(日本ではなんていうんだろう、悪に染まった警察官とでもいいましょうか)って感じになっちゃってますが、やっぱりフランクの犯した罪は大きいと思う。
たくさんの人が彼の売った麻薬で亡くなり、そのビジネスプロセスの中でも死んでいった。

まあその麻薬の怖さみたいのも作品では描いてはいますけど、見る人によっては「かっこいい」になっちゃいそうで怖いですね。

しかし、これ、こっちでは金曜日公開だったのですが、今日日曜に見に行きましたが、平均的観客の年齢は結構高かったなあ。

これでデンゼル、またオスカーにノミネートされるかな?
日本では来年1月に公開のようですね。
北米にお住まいの皆さんはもう観れますよ?。
基本的にはギャングものは苦手でほとんど見ない私ですが、そんな私でも楽しめた(映画として)ので、同じようにギャングものはちょっと、って人でも観れるんじゃないかな。

あと、個人的にはあまりわかってないですが、多くのヒップホップアーティストも出演しているようです。
あ、あと私の好きなアンソニー・ハミルトンも曲を提供していました!しかもクラブシンガーとして出演してます(かなり短いけれども)。
たくさんの有名な曲も使われていたし、音楽の面で注目している人も多いかと思います。

とにかく注目の作品です!







St. Lawrence Market

トロントは暖かな秋が続いていましたが、ようやく例年並の寒さになってきたようです。
気がつかないうちに紅葉の盛りも終わって、見てみるともうたくさん落ち葉になっているのが寂しいところ。

日本はこれから紅葉がきれいな季節でしょうか。

さて、うちらは昨日土曜日は久しぶりにダウンタウンにあるマーケット、つまり市場に行ってきました。
St. Lawrence Market → http://www.stlawrencemarket.com/

ちょっと前はハミルトンのマーケットにいったりしたけど、トロントのに行くのは久しぶり。
どうも昨日は市場の204年の記念日(!)ということで、いつもよりにぎわっている感じがしました。

日本語もちらほら聞こえてきたしね。

ただ日本で見られる市場とはちょっと違うかなあ。呼び込みもないし、新鮮さもちょっと首を傾げたくなる感じではありますが・・・
値段もものすごい安いってわけじゃないしね。

でもまあいろんな店で普通のスーパーでは買えないようなものが買えるし、雰囲気を楽しむ感じでしょうか。

うちらはトロント一おいしいという貼り紙のある(これも怪しいが)ソーセージをオクトーバーフェスト(ドイツ系のソーセージ)とイタリアンソーセージ、ホットとマイルドをあわせて購入。

あと安くて量もたっぷりの豚肉薄切り。
そしてこっちではなかなか普通のスーパーではお目にかかれない貝類のアサリも。
ベイビー・クラムとかいってるけど、大きさはかなりでかい。
これはボンゴレにしていただきました。美味!

途中のどが渇いたのでジュース屋さん,
freshly squeezed (http://www.freshlysqueezed.ca/home.htm)
でおいしいジュースを購入。私はストロベリー。デイブはクランベリー。どちらもおいしかったです。

そのあと、チーズ屋さんでハバルティ・チーズを買い、私は大好きなスカーフも購入。寒くなってきたからねえ。

うちらは普段、あんまり食にはお金をかけないけれど、レストランで外食をすることを考えればお安いものですなあ。

いろんな食べ物に雑貨やスカーフなんかのアクセサリーも置いてあるし、結構楽しめます。
(ほんとうはネックレスも買おうかと思ったんだけど、やめました)
それぞれのお店の人たちもみんな愛想がいいし。
周辺にはたくさんのパーキング(有料)もあるし、便利です。

昨日はボンゴレ、今日はポークの薄切りを何にして食べようかな・・・

*写真を撮ろうと思ってデジカメを持参したのにもかかわらず、すっかり忘れて一枚も撮らずに終わってしまいました?。ごめんあそばせ。




The Office

The Office

日本で放送されているかはわからないのですが、こっちでみれるコメディドラマ 「The Office」 (http://www.nbc.com/The_Office/)に最近はまっています。かなり前から友達やマイミクさんも「おもしろい!」といって気になっていたので、DVDを借りて見始めたんですが、いやあ、ほんと、おもしろいです。

ef3edd03.jpg


The Office DVD Season 1 @ amazon.co.jp

The Office DVD Season 2 @ amazon.co.jp

The Office DVD Season 3 @ amazon.co.jp

最近かなり有名になってきたスティーブ・キャレルが支店のマネージャーの紙を販売するオフィスで繰り広げられる毎日を見せてくれているんですが、とにかくみんなすっとぼけてたり、面白いキャラばかり。

うちの会社はここまで悪くはないけれど、さほど遠くないってところが悲しいですが・・・

スティーブ演じるマイケルが子供みたいで笑っちゃうし、マイケルに従順についていくドワイトもかなり変な人だけど、おいしいキャラですね。

他にも個性的なキャラばかり。

しかも出演者がすごく自然で、なんか演じてないような感じなのがすごい。
でもみなさん、根っからの演技好き、コメディ好きのようで、出演者の多くがライターとして脚本を書いていたり、プロデューサーとしても参加しているようですね。

d54ed3e6.jpg


私はテレビって全然見ないので、ドラマもまったく見ませんが、これはかなりおもしろい!
日本で見れなくても上のオフィシャルページでエピソードを見ることもできるそうなので、興味のある人はぜひ!

Mavis Staples 「We'll Never Turn Back」

Mavis Staples 「We'll Never Turn Back」
http://www.mavisstaples.com/

f9266561.jpg

Mavis Staples 「We'll Never Turn Back」@ Tower Records

これ、ものすごい一枚です!まさに本物のソウルのつまったアルバム。
「ソウル」といってもいわゆるR&B、ソウルといった音楽のカテゴリーとしての「ソウル」というよりも、まさに「魂の」音楽と言う意味のソウルです。
こういうのを聴くと、もう軽いのは聴けません。

昔のちょっと生意気さ漂う力強い声ではないけれど、年輪を重ねて厚みをましたハスキーな声で実体験を重ねた歌詞を歌うMavis、圧巻です。
ほとんどの曲が公民権運動時のプロテストソングやトラディショナルなゴスペルソングだそうですが、それを彼女が歌うことで、より深みを増しています。

詳しいアルバム、曲の紹介はこちら(http://blog.livedoor.jp/gentle_soul/archives/50966550.html)で読めるので(日本語)どうぞ。

0117ec33.jpg


アルバムの幕開けとなる「Down In Mississippi」、視聴で数秒聞いただけで、惹きこまれました。
「これは手に入れなければいけない!!」と思いました。
後半、Mavisが歌うと言うか、語りかけるような(まさに教会でFatherが歌いかけるみたいに)ところの歌詞も素晴らしいです。

「ミシシッピの太陽がぎらぎらと照りつけていて、水が飲みたくて行ったら、おばあちゃんがその水は飲んじゃいけないよ、向こうのを飲みなさい、って言った。そこにはこう書かれていた、'For colored only'と」

「おじいちゃんは私のことをものすごく誇りにしてた」

などなど。ぜひ日本語の訳詞を読んで聴いてほしい曲がつまっています。

非常にシンプルな3曲目の「We Shall Not Be Moved」もそのシンプルさでこの曲の内容、メッセージを際立たせていて、これはプロデューサーのライ・クーダーのうまさでもありますね。

4曲目の「In The Mississippi River」は始まりから素晴らしい男性シンガーのアカペラで始まって、やられました。

続く5曲目の「On My Way」はマヘリア・ジャクソンのレパートリーだった曲だそうですが、これもアフリカンなサウンドが潜んでいていいです。

7曲目の「99 And 1/2」、これはアレンジはちょっと違って、テンポよくなっています。
「100に達するために走り回ってるのよ。だって99と半分じゃだめなんだから!」とメイヴィスのライナーノーツのメッセージがここに出てきていますね。

8曲目の「My Own Eyes」は彼女の叫びといえる素晴らしい1曲です。
始まりは柔らかなギターの音色で始まりますが、静かに静かにどんどんと盛り上がっていくところもなんともいえません。
公民権運動によって投獄された時のこと、キング牧師のこと、そしてメイヴィスのパパ、ポップスのこと。

「ポップス、あれからほとんど50年。この先どのくらいこれが長持ちするっていうの?今、今まで以上に変化が必要なのよ」

そしてハリケーン・カトリーナのこと「何かを変えなきゃ、そして今はじめなきゃ」

「この目で確かにみてきたから、何が本物かってわかるのよ」

後半の盛り上がりはじっと聴いていると、涙が出てくるくらいのすごさがあります。
「言いたいことを本に書くことだってできるけどさ、とりあえず今は私の歌を聴いてよ」
いえいえ、もうこれらの曲だけでも十分気持ちが伝わってきます。

9曲目の「Turn Me Around」はいかにもアメリカ南部の雰囲気が漂うような曲ですね。
昔のステイプル・シンガーズのころのメイヴィスの面影が見え隠れしますね。
「歩きつづけ、話しつづけ、自由の地を行進するんだ」というメッセージも力強いです。

アルバムタイトルの「We'll Never Turn Back」。
メイヴィスの深い深い声とシンプルなバック。
「私達みんなが自由になるまでは、解放されるまでは、平等になるまでは、後戻りしたり、尻込みしない」

そして「I'll Be Rested」はメイヴィス作詞のオリジナル。
これがまた素晴らしいです。
たくさんの偉人の名前を織り込んだ詞。
キング牧師だけでなく、エメット・ティルの名も出てきています。
この曲、ものすごく胸に響きます。
響くと言うよりも、もう胸を締め付けます。

「I'll be rested when the Lord is called」という歌詞。
つまり「神が呼んだ時、私は休息する」と言う意味ですが、そこに多くの亡くなった人々の名を羅列、
「そしてほらそこにポップス・ステイプルス、私達いい時間を過ごしたわね。I miss you、私達また一緒になるのよ」という歌詞。

まるでメイヴィスが死を歌っているような感じが胸を締め付けます。

やはり彼女が父親のポップスのことを歌う時がものすごいエネルギーを伝えてくるように思います。
子供たちに大きな影響を与えたポップス。
その優しげな面影と、柔らかな歌声は私も大好きでした。(ポップスは2000年に永眠)

今はもうこの世にはいないポップス、今までずっと自分の力、頼りにしてきたポップスを求めるかのようなメイヴィスの叫び。それはただの親子としての結びつきだけではなく、やはり厳しい時代を一緒に生き抜いた彼らの歴史を感じさせる叫び。
それが胸を打ちます。

5a0fdbdf.jpg


と、書いていくと、いつまでも書けそうですが、進みましょう。

最後の「Jesus Is On The Main Line」はピュアなゴスペルソングといった感じですね。まるで教会で聴いているような素朴でありながらも力強い曲で、ポジティブさも感じさせて終わるところもさすがですね。

いやあ、このレビューを描くためにアルバムをじっくり聴いていったんですが、とにかくすごい。
聴くのに体力が要ります。
というのは、やっぱり発信する人のエネルギーがすごいから。
それを受け取るこっちもやっぱり真剣に聴いてしまいます。どの曲もものすごいメッセージで、体を揺さぶるような感じです。

彼女が歌っているのは昔のプロテストソングじゃない。今、この世界に向けて歌っている。
私達はもう一度立ち上がらなきゃ、ってそう言ってる。
それはアメリカだけじゃなく、戦争のことだけではないと思う。

自分とどれだけ真摯に向き合っていくか、それを問いただされるようなアルバムです。
覚悟して聴くべし!

Happy Halloween!

はい、ということで、今日は10月31日、ハロウィーンですね?。
最近仕事がちょっぴり忙しくなってきていたこともあって、すっかり忘れていました。

この間の日記に書いたようにりんごをピッキングしに行ったファームでジャックオーランタン用のパンプキンも買ってきてはいたんです。

でもデイブはいつになってもカービングをせず、結局今夜になって仕上げてました。

e2f6dee6.jpg


それがこの写真!どうですか?

はじめ見たときは何がなんだかわからなかったんですが、右に死神がいるのが見えるでしょうか?左に鎌も見えるんですが・・・

もっとシンプルなものの方がわかりやすいんですが、デイブのプライドとして、そんな簡単なのではなく、もう少し複雑なものがやりたかった様子。

ちなみにカービングしたあとのパンプキンを長持ちさせるにはヴァセリンとかを切り口に塗るといいんですってね?。

それはそうと、今日、新しいデジカメを手に入れました!!

この写真も新しいので撮りました。
うちらが今まで持ってたのはかなり古くて、最近調子も悪くなってきていたので、日本に買える前に新しいのがほしいなあ、と思っていたんですが、普段そんなに写真も撮らないし、どうしようかな?としぶっていたところ、グッドタイミングで目にした広告。

AIRMILESというカナダではお馴染みのポイントカードシステム。
これをデイブと二人数年かけてポイントをためたのがあって、それでデジカメをゲットしました?。

ただでもらえるって言うのはやっぱりいいねえ。
普通に買えば300ドル以上くらいすると思うとやっぱり嬉しい。

これで日本帰国の際もばっちりだな!どんどん写真撮るぞ?。

というのはですね、この帰国の際に、姉とふたりで冬の金沢に行くことになってまして。
これがすごい楽しみ?。

できれば新幹線で車窓を楽しみながら行きたいな?と思っていたので、飛行機ではなく、列車の旅です。

びゅうとかのホテルと運賃がパックになってるのもあるけど、これは泊まるホテルがどれも大きなホテルばかりで、私はそういうのにはまったく魅力が持てず。だって、ああいう大型のところはどこも同じでしょう?やっぱり私は和風のところがいいです。
せっかくだからホテルでなく旅館に泊まりたいよね?と姉とも話していたので、今回は新幹線と宿泊を別々に取りました。

金沢市内には温泉宿ってほとんどないみたいだけど、オーガニックハーブ湯のある旅館にきめました!

観光も、私はこっちに来て時代小説にはまってから、日本の歴史にもかなり興味を持つようになったので、金沢の趣のある街を散策するのがすごく楽しみ!!
待ちきれないなあ?。

でもその前に仕事が忙しくなるな・・・
帰ってきてからもかなり大変になることだろうな。が!そんなことは帰ってから気にしましょう!
あと約2ヶ月弱!早くクリスマスが来ないかなあ(帰国するのはクリスマス後なので)。

ということで、ハロウィーンからデジカメ、金沢と、かなりとりとめのない今日の日記でした。
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

hana

Clock

Toronto

最新コメント
Message
Instagram
Instagram
free counters
  • ライブドアブログ