Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

July 2007

Weekend

2007年07月30日

♪Weekend, Do what you wanna do, weekend...
(Weekend by Wet Willie)

はい、ということで、今週は仕事、本当に暇だった・・・暇すぎて会社に行くのが憂鬱になるくらい。
私は暇より忙しいほうがいいな。そういうことで今は自己研磨の時間!ということで、頑張ってアートワークのお勉強したり(勉強といえるほどではないが)してます。
早く忙しくならないかな・・・

この週末は久しぶりにお友達と会って、トロント・インターナショナル・ジャズ・フェスティバルを見に行きました。
私はジャズには詳しくないけど、野外のライブはやっぱりいいです!
でも暑くて、汗だらだらになりました。
ま、これも夏らしくていいですね。
夜のストリートライブもすごい盛り上がりで、歩行者天国と化したストリートはすごい人だかり!
トロントニアンは本当にストリートフェスティバルが好きだよね。

今日日曜は夕方からはデイブの家族と会ったんですが、それまで時間があったので、一人で家の近くのグリークタウンまで歩いて行きました。

1ヶ月ほど前から運動不足の回避のために仕事場までの12階をエレベーターではなく、階段であがってるんですが、週末もうちのアパートの階段でもやってるんですが、せっかくの週末、やっぱり外に出て運動するのが一番!
今日はわざと遠回りして目的地まで歩いて、そこからぶらぶらして、1時間半くらいの歩き回ってきました。
天気もよかったし、それほど暑くもなかったし、いい音楽と共に(ちなみに今日のウォーキングのお供は映画「PRIDE」のサントラ、これ、素晴らしいです!そのうち紹介しますね)いい時間が過ごせました。
いつもとは違うコースを歩いたので周りを見るのも楽しいし、風を感じ、緑を楽しみ、光を受けて歩くのは本当に気持ちがいい!

いろいろ悩んだり、落ち込んだりすることはあるけど、こういうとき、やっぱり外に出ると元気になりますね。

日本はもう暑いかな?皆さんはどんな週末を過ごしたのでしょうか??

Governor : Son Of Pain

2007年07月26日

GovernorというR&Bシンガーのデビューアルバム「Son Of Pain」というのをかなり前に買ったんですが、ここで紹介するのを忘れていました・・・

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タワレコのBounceでは「苦労人な経歴やアーメット・アーディガンも絶賛……というトピックはアンソニー・ハミルトンやトレイ・ソングズを思わせるが、ディープに行きすぎず若々しさを残す歌声には独特の味わいがあり、決して二番煎じや後追いではない。スコット・ストーチやジャスト・ブレイズらがブルージーなサウンドを提供し、ソウルネスを滲ませる落ち着いた一枚に仕上がった」ってかかれていますが、「ディープに行きすぎず若々しさを残す歌声」というのは確かにそうですね。
個人的にはでも「落ち着いた一枚」かといわれると、うーん、どうかなあ、と思うけれど。

というのは前にも紹介したサントラ「Daddy's Little Girls」に彼の曲「Blood, Sweat & Tears」が収録されていて、これを聞いてちょっと気になったのでアルバムを買ったんだけど、個人的には「すごくいい!」とはいえないです。

だからと言って、決して悪いアルバムだといっているわけではなく、あくまで個人的にあまり気に入らなかったというだけです。

というのも私は渋い声が好きだし、歌詞とかも恋愛もの(とくにセクシャルなことを歌ったものとか)よりももっとメッセージ性のあるものが好きだから。
サウンドとしては確かにオールドスクールな感じだし、6曲目「Never Wanna Leave」はDonny Hathawayの曲を使ったりもしていて、センスいいなあ、と思う。どの曲もサウンドだけ聴いているとなかなかいいんですよ。ただ歌詞がなあ・・・

あと声がやっぱり自分好みではないのですね。ちょっとねちっこいというか。
でもいまどきのR&B、ヒップホップ好きな人ならば気に入るんじゃないかと思います。

一時期はやって、今もまだまだ人気のプログラミングなサウンド、またはビートをこれでもか、と叩き込むようなの、これ、私はあまり好きではないので、彼のサウンドがそういうのではないのは嬉しいところです。

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ところで、質問ですが、みなさんはR&Bとか聴くんでしょうか?
自分の友達なんかでそういうのを聞く人がいるか、っていうといないですからねえ。それどころか洋楽聴く人も少なかったりするので・・・

日本では今どんな音楽が流行っているんでしょ?もうその辺はまったくわからなくなってますが・・・

PRIDE : Movie

2007年07月24日

私がソウルミュージックが大好きということは皆さんご存知かと思いますが、音楽だけでなく、アフリカ系アメリカ人、黒人文化にもすごく興味があります。大学でもちょっと勉強したしね。
ということで、そういう映画も大好き。今日はそのうちの一つ「PRIDE」という作品を紹介したいと思います。

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オフィシャルサイト(英語)
http://www.pridefilm.com/site.php

日本では公開されてないのかな??日本語での作品紹介はこちら↓
http://www.blackmovie-jp.com/movie/pride.php

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この作品は実際の出来事をもとにつくられたもので、まだ人種差別があった1970年代アメリカ。
水泳選手として素晴らしい素質を持ちながらも、差別のせいで自分の実力を試すこともできなかったジム(テレンス)。
カレッジ教育も受けた彼ではあるが、なかなか職にありつくことができず、ようやくフィラデルフィア・デパートメント・オブ・レクリエーション(PDR)で働けることに。
PDRの管理をしているエルストン(バーニー・マック)は何もせず一日中テレビを見ているようなありさま。
市が援助をしているPDRがほとんどその機能を果たしていないことで閉鎖の危機にさらされる。

いつもPDR前のバスケットボールコートで暇をつぶす若い子たちも、この閉鎖によって行き場を失いことになりかねない。PDRがなくなれば、彼らの行き着く先はドラッグディーラーで身をつぶす、というお決まりのルートをたどることが目に見えている。
そこでジムはPDRのプールをよみがえらせ、若い男の子達に水泳を教えることに・・・

やはりトゥルー・ストーリーのパワーで、力強く、感動的ないい作品にしあがっています。
当時の黒人達と同じ水の中に入りたくない、というむごいまでの世間の目。そして黒人社会の問題。
非行に走らざるを得ないような境遇の若い子達を水泳を通してどう世界とかかわっていくのか、ということを教えていくジム。
はじめは面白半分に泳いでいた子たちも、本格的にトレーニングに励み、試合でも活躍するほどになった新しいPDR(Pride=プライド, Determination=決心, Resilience=回復)。

ジム自身の成長と、若い子達の成長を重ね、派手さはないけれど、心に残る作品に仕上がっています。

時代は違っても、自分自身にプライドを持ち、そして相手のことも尊重していくということは変わらない大切なこと。

テレンス・ハワードもとってもいい演技をしていたし、表情豊かな選手達もよかったです。
日本でも見れたならばぜひ見てほしい作品です。

Deja vu : Movie

2007年07月23日

デンゼル・ワシントン主演の映画「Deja vu」を観ました。

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前に見たこれまたデンゼル主演の「Man On Fire」は思った以上にへヴィーでシリアスだったので、これもそういうのかなあ、とちょっとびびりながら見たんですが、今回も、まあ見たあとちょっと複雑な気持ちにはなるものの、それほどへヴィーではなくてほっとしました。

それにしてもストーリーがけっこう複雑でしたね。私の英語力のなさのせいかも知れないけど・・・
現在と過去。過去を変えられるのか、それともそれは変えたようでいて必然だったのか?
なかなか奥深いですね。

Paula Pattonというこの作品で重要な人物となる女性を演じていた女優さん、きれいですねー。
どっかで観たことあると思ってたら、前に雑誌で見て気になってた人でした。
これからどんどん活躍してくれそうですね。

あと「The Passion of the Christ」でキリストを演じて一躍有名になったジェームズ・カヴィーゼルも出ています。
個人的にこの俳優さん、好きです。
どんな役をやってもうまいなあ、と思います。今回も非情な悪役で憎たらしい感じで。

他にもヴァル・キルマーも出てましたね。彼、この作品では太ってまるで別人のよう!
でもなんかそのトランスフォーメーションが今回の役をやるのに役立ったというか、どっしりとした安定感のある役としてうまく持っていけたんじゃないかと思います。

ストーリーはとにかく複雑で、現在で起こった事件と、過去と、そしてタイムトラベルした過去と、またそれをつかさどるマシーンなんかの説明も、私にはなかなかついていけず。DVDで見たので何度か止めて、デイブに質問しなきゃいけなかったくらい。こういうとき日本語字幕があれば、と思う・・・

それにしても、デンゼル、よく働いてますねー。
彼の出る作品ってジャンル的には同じ感じだけど、その中でいろんな違った作品、ありきたりにならない作品選びをしているのはさすがですね。

今まで彼の作品もいろいろ見ているけど、個人的にはやっぱり「マルコムX」がすごく印象的だったな。
みんなは彼の出ている作品で印象に残っているのってありますか?

野球観戦とPesto Pasta

2007年07月22日

こちらトロントは今日(21日土曜日)、素晴らしくいい天気でした!
で、野球を見に行きました!
メジャーのアメリカンリーグ、トロント・ブルージェイズ対シアトル・マリナーズ。
はい、そうです、イチローの所属するマリナーズね。
ジェイズにも日本人選手が今シーズンから加入したということですが、あんまり有名じゃないみたいだし(私も名前を覚えてないくらいだからね)今日の試合にも出ていませんでした。

うちらは前もマリナーズ戦を見に行ったんだけど、それはもう数年前のこと。
久しぶりに球状へ。

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天気もよくて客も結構入っていました。

結果はブルージェイズ1?マリナーズ0でトロントの勝ち!
Yeah!
でもホームランがあったわけでもなし、1点だけだったので、盛り上がりにはちょっと欠けたかな?
うちらはもちろんジェイズ(トロント)を応援したんですが、イチローはやっぱり日本人ってことで、応援したくなりますねー。
でも今回、彼は1本ヒットを打っただけだったかな?彼の打つ前の構えとか、やっぱりかっこいいですね。

彼はもう十分にアメリカの野球界で認められ、日本人のプレイヤーというよりも、メジャーリーガーとしてみんなに普通のアメリカ人のプレイヤーと同じように受け止められている、というように感じました。
それってすごいことだよね。私は野球の詳しいことってしらないけど、デイブ曰く、彼の打率とかとてもいいらしいし。

今回は結構いい席だったし、なんといってもすごくいい天気!
野球を見に行っていつも思うのは、観客がみんないい人に見えるのはどうしてだろう?ってこと。
例えばビールとかスナックとか真中の席の人が買うと、みんなで手渡ししていったり、隣の人と話をしたり。
ただ単にみんな純粋にゲームを楽しんで、ハッピーにみえるから、なのかもしれないけど。

球状はトロントのダウンタウンにあるので、車ではなく地下鉄で行ったし、結構球場まで歩くし、陽射しも思ったより強くて家に帰ってからもまた食料品の買出しなんかに行って、疲れたけど、心地いい疲れ。こういう夏の日の終わりの疲れってけだるいんだけど、なんか好き。

からっと晴れて、空は綺麗な水色にふわふわの白い雲が浮かび、緑が光に映え、気持ちのいい風を感じ、
ハッピーな人々に囲まれて、Perfect summer dayでした。

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夜は疲れたのでちょっと手抜きして、Pesto Pastaにジューシーなストロベリーにレッドグレープフルーツジュース。
さわやかな夏の日にぴったりな(?)ディナーです。

このPestoは店で瓶入りで売っていて、パスタをゆでて、からめるだけ、という簡単なもの。
バジルとパインナッツの味がおいしくて、うちらはこれ大好き。

パスタだけでなく、例えばピザ生地を買ってきてピザソースの代わりにこのPestoをぬって、フェタチーズとベジタブルの組み合わせでもおいしくておすすめです。

ということで、今日はとってもいい日でした。
みんなはどんな週末を過ごしたのかな??

*うちらのデジカメは古いので、ズームが利かず、いい写真が撮れなかったんですが、一応2枚ほど載せておきまーす。

Tommy Boy : Movie

「Tommy Boy」1995年作、クリス・ファーリーとデイヴィッド・スペード共演。

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これ、あんまりヒットしなかったってことだし、出演の二人もサタデー・ナイト・ライブで有名な二人なので、日本ではたいして知られていないんじゃないかと思われるんで、公開されたのかもわからないですが・・・
デイブセレクトのコメディです。

監督はアダム・サンドラーの作品なんかもよく撮ってて、コメディ専門というところですか。

内容はどうしようもないダメな青年役のクリスが7年間かけてようやく大学を卒業、故郷に戻り、父の経営する自動車部品を製造販売する会社で働き始めるんですが、そのうち父親は亡くなり、会社の存続も危うくなり、彼がなんとかそれを食い止めようと、社員役のデイヴィッドと二人でセールスの旅に出るんですが、まあどたばたコメディです。

ロブ・ロウやダン・エイクロイドも出ています。

とにかくクリスの壊れっぷりがすごくて、笑えます。
デイヴィッド・スペードはクリスの影に隠れちゃって、損な役回りですが、でもこのでこぼこコンビもよかったです。

ヒットしなかったらしいけど、個人的には前に紹介した「ラッシュアワー」よりも全然こっちのほうが面白いと思ったんですが・・・かなり笑えます。
やはりネームバリューがないとだめってことですかね・・・

おばかなコメディが好きな人ならばきっと気に入ってもらえるんじゃないかな。
下品なところもないし、例えばそういう意味でオースティン・パワーズとかがダメって人でも、これは見れるんじゃないかと思います。

最近あんまりがははーっと笑えるコメディに出会えてないな。何かおすすめのコメディってありますか?

星野道夫「ノーザンライツ」

「ノーザンライツとはオーロラ、すなわちアラスカの空に輝く北極星のことである。この本には、運命的にアラスカに引き寄せられ、原野や野生生物と共に生きようとした人たちの、半ば伝説化したうらやましいばかりに自主的な生涯が充ち満ちている。圧倒的なアラスカの自然を愛し、悠然と流れるアラスカの時間を愛しつづけて逝った著者の渾身の遺作。カラー写真多数収録。」

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星野さんは写真家。おしくも1996年にロシアで取材中、熊に教われて急逝。
この本は全てがノンフィクションで、多くの彼のアラスカの友人達の生き様を中心に、アラスカの問題、自然の素晴らしさを伝えてくれるのですが、抑えた文章であるのに読んでいると、小説のように思えてきます。

アラスカに青春をかけた若きアメリカ女性パイロット、シリア・ハンターとジニ―・ウッドの二人の過去と現在を交差させ、そこに多くの人々がアラスカの近代の歴史と共に語られていくんですが、この二人の女性もすごく印象的。でも個人的にはセス・キャントナーという白人の子としてアラスカに生まれた星野さんの友人。

エスキモーの暮らしも大きく変わりつつある時代の中で、白人の両親は狩猟だけによる原野の生活を求めてエスキモーたちが捨てていった土地に住み、エスキモーの古い価値観を受け継いでいった。

今まで一度も学校に行ったこともなく、狩猟民の血が色濃く流れていたセスも、大人になって自分の知らないもうひとつの世界に向きあわなければいけなかった。
本文から抜き取ると「誰よりもエスキモーのように育ったのにエスキモーではなく、白人の顔をしているのに白人でない」というセス。

彼がアラスカでも都会のフェアバンクスへ出て、タクシードライバーとして働いたときの体験。それを彼が、エスキモーでも白人でもない彼のジレンマと、彼の見知らぬ世界であるタクシーの客とのやりとりを彼なりのユーモアで文章として書き上げる。

なんかもう読み終わってから一度もであったことのないセスにすごい親近感がわいてしまいました。

とにかく素敵な人がたくさん登場してくるんですね。
彼らは有名でもなくて、世界から忘れ去られたような土地であるアラスカにひっそりと暮らす人々。でも、彼らの思いは熱く、まさに一日一日を精一杯生き、楽しんでいるようなのがわかるんですね。

アラスカの景色の描写と歴史、そしてこの熱い人々で揃って、本当に映画にしたら面白いんじゃないか、と思います。

ちなみに本の題名の「ノーザンライツ」ですが、確かに北米では「オーロラ」と呼ぶよりは「ノーザンライツ」という方がどうやらポピュラーのようですね。

オーロラっていってわからないってわけではないようですが。
ちなみにオーロラの名称はローマ神話の暁の女神アウロラ (Aurora) に由来するそうです。

これも余談ですが、トロントの北の町はオーロラという名前。なのにオーロラはオーロラとは呼ばれてないっていうのがなんか面白いですよね。

私もせっかくカナダにいるし、一度はオーロラ見てみたいなあ。
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