Toronto News Letter

カナダからその生活の様子、趣味の音楽や映画についてを発信。 2011年に念願の家を購入してからはガーデニングに没頭しています!

December 2006

The Da Vinci Code

今更ながら映画The Da Vinci Code(「ダヴィンチ・コード」)(http://www.sonypictures.jp/homevideo/thedavincicode/index.html)
を借りて見ました。
公開中、いろいろな人の意見も聞いて、「難しいよー」とか「映画館で見るよりDVDでじっくりみるほうがいいかも」とか言われていたのですが、確かに難しいですね。

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特に私はクリスチャンではないし、聖書を読んだこともないわけで・・・
とりあえず物語のベースになっているキリストに妻がいて子供もいたという意見とそうではないという意見の衝突というものの存在がわかっていたほうがいい気がしますね。

私も見ながら何度もデイブに「あれはどういう意味?」とか聞いていました。

でも自分が思っていたよりずっとよかった。
スリルもあるし、ちょっとはお茶目な感じもキャラクターにいれてるしね。
メイキングみたいなのを見たら、作品全体に物語や登場人物に関するコード(絵とかポスターや銅像など)がかくされているそうで。

いろんな謎はまだ心に引っかかってるんですが、
最後、ソフィーのおばあちゃんと名乗る人が出てくるじゃないですか?
彼女は英語で話し掛けてたけど、フランス人のほうがしっくりこない??
まあ、その辺も何か裏があるのかもしれないけどね。本を読まないとわからないかな??

あとソフィーの秘密が暴かれるけど、これかなり前から予測できてました。
みんなもそうだったんじゃないかと思うけど。
でも作品としてそれが一番のポイントということでもないと思うので、まあ早めに予測が出来てもいいかな。

トム・ハンクスはもう言うことなしですね。彼の出演作は安心して見られるし、
ロン・ハワード監督作。二人は何度も一緒に映画を作っているしね。
ただロンはやっぱりもっと心あったかくなるようなドラマとかのほうがこういうサスペンスよりうまい気がするな。

オードリーはかわいいですね。今回はしっとりした感じで。
英語も思っていたより全然話せるのね。

あとイアン・マッケランもさすがですね。
この人は悪役もいい人の役も難無くこなしますね。

でも一番インパクトがあったのはSilas役のポール・ベタニーですかねえ。
彼のことはかなり前から注目してるんですが、今回も病的なくらいの青白い顔で純粋さと狂気が混じったような難しい役をこなしてましたね。
彼はやっぱりちょっとひとくせある役がうまいね。
はじめ見て、「あれ、これポールかな?」と思いつつ、でも違う人に見えるくらいでした。
彼、私は好きです。

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この作品の作者で映画のプロデューサーもかねているダン・ブラウンはこの作品(本でも映画でも)に触れることによって、人々がいろんなことをディスカッションしてくれればいいな、というようなことをいってましたが、私もデイブといろんなことを話しました。作品についてだけでなく宗教についてなど。

ただやはり敬虔深いクリスチャン(特にカソリック)の人たちからすると、やはりこの作品は問題作でしょうねえ。
映画を見た感じではPriory of Sionというキリストに妻・子供がいたという説が本物のようであるように聞こえるし、かつそれを何とか隠蔽しようとしているOpus Dei側がなんだか悪者みたいになっちゃってるものね。

キリスト教徒でもなく、仏教徒としても敬虔深いわけでない私からすると、こういうことが一大事になるというのがもうすごいことだけれども・・・
ただPriory of Sionはそれを主張してあまりメリットがない気がするけどなあ・・・
それがビジネスになるとかならばまたわかるわけですが・・・といってるんだから私も低俗だわな・・・
でもこの論争はかなり長く続けられているようですけど、一体Priory of Sion側は何を理由にそれを支持して、そのサポートが受け継がれているんだろう・・・

と、まあいろんなことを考えさせてくれた非常に興味深い作品でした。

皆さんも既に見ているかな?
ぜひ感想や、この辺わかんなかったとかいうところはありましたか??

クリスマス・ランチ

金曜は毎年恒例の会社のクリスマス・ランチでした。
うちの会社は社長も副社長もユダヤ系なので、本当は彼らはクリスマスはお祝いしないわけですが、
会社では一応クリスマス前にこうやってみんなで近くのレストランにいってフリーランチをご馳走になるというイベントがあります。

今年はいつも行っていたモールが取り壊されたので、レストランも別のところに。
Mongolian Grill(http://www.mongoliangrill.com/)というところで、半年前くらいにうちの会社の近くにできました。

ここはバフェ(日本語で言うとバイキングかな?)形式で、自分の好きなものをボウルに入れてそれをでっかい鉄板で焼いてもらうというスタイル。

個人的には気に入りませんでした。肉にシーフード、野菜をいれて、あとソースをかけるんだけど、このソースは主にアジアン系。私はせっかくモンゴリアン・グリルっていうんだからという理由でモンゴリアンソースという何が入っているかはまったくわからない未知のソースにしたけど、味としては焼肉のたれ。
でも大きい鉄板を3人のおじちゃんが囲んで、どんどん焼いていってるので、結局いろんなソースの味が混じって、最終的にはみんな同じ味になっているのではないか、と思われる。

味が濃くて、ちょっと幻滅です。
バフェのものも中国系のもの(春巻きとか、シュウマイとか)でどれも冷凍食品やら油っぽいものが多い。

が、非常に込んでいて、カナディアンはお気に召しているのだろうか・・・
うちの会社の人たちもあまりおいしそうに食べている感じがしなかったけど。
自分でお金を払わなかったからいいけど、反対に自分で払わないときこそ、もうちょっといいもの食べたかったなあという気持ちも。

まあフランチャイズされたレストランなんてこんなものかな。でもこれなら日本のファミレスのほうがよっぽど安くていいもの出している感じがするけど・・・

デイブはこの日、体調がよくなくて休んだけど、それでよかったと思う。
なんせ、鶏肉、卵アレルギーのデイブが食べれそうなものがなにもない!
果物くらいか。
自分の好きなものが選べるといっても、結局はひとつの鉄板で調理してるからデイブが卵、鶏肉を選ばなくても鉄板にはしっかりその成分が残っているわけで、同じこと。
もう少しベジタリアンやアレルギー持ちの人用への配慮があってもいいのではないか、と思う。

いつもこういう集まりは結構好きで楽しんでるんだけど、今回はなんか席も変なところで会話が弾まず、気まずかったなあ。

話はちょっと変わって・・・

うちの会社は15人程度の小さい会社。社長とも副社長とも普通に話せるし、彼らも威張ったりする人ではないので、非常にフレンドリーです。
とくに副社長はかなりのキャラクター持ちの人。
彼をからかうと面白いの!
今週も同僚の一人が副社長の部屋の入り口を郵便物が入れられてくる箱をつみかさねてブロック!
部屋から出られない羽目に。
それを見てみーんな大笑い。

本人もそれをちょっと楽しんじゃってるくらいですから。
普通こんなことしたらというか、できないんでしょうが、うちの会社では副社長にこんなことができる、というなんともくだけた会社です。
っていうか、くだけすぎか??

でも忙しくて疲れている今の時期にこういう笑いが職場にあるというのはいいことです。

皆さんの職場ではいかがですか?なにか楽しいイベントとか、いつもまわりを明るくしてくれる人とかいますか?

宇野千代 「私のお化粧人生史」

宇野千代さんの「私のお化粧人生史」というエッセイを読みました。
彼女は明治30年(1897年)生まれの女流作家。「おはん」などが有名です。
平成2年には文化功労者にも選ばれています。残念ながら平成8年(1996年)に亡くなっています。

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恋愛の話が多いですが、作家になるまでの失敗してもめげずに頑張るということとか、欠点を魅力として活かすべき、というようなことが、女性としての生き方のちょっとしたアドバイス、といった感じで書かれています。
それにしても彼女、個性的ですね。
でも恋愛して周りが見えなくなったり、思い込みが激しかったりするかと思うと、冷静で、きっちりしてる面もあって、
面白い人だなあと思います。

それにしても彼女はとっても前向きですね!
自分の失敗談を出して、私も若い頃はこんなんだったけど、今の若い子で私と同じようなことをしてる子を見ても、格好悪いとか思うより、若い頃の自分を見るようでかわいいというようなことを言っています。
だから失敗はしても仕方ない、失敗してこそ学ぶものがある。でもそこから早く立ち上がって、次に進みなさい、と。

1984年に出版された本ですが、今読んでも彼女が私たちに語りかけていることが決して古びていないのです。
そして説教みたいなものでなく、かわいい妹たちにちょっとしたアドバイスって感じでかかれているところもいいです。
彼女の年をとってもお茶目で、でも凛とした感じが文章からもよく読み取れます。

彼女の経歴を見たら、本当にたくさんの恋に生きた女性だったんですね。
そんな中で彼女が学んだ恋愛経験、「恋愛は相手の気持にテンポを合わせることが大切」とか「女性にとっては、凡ての年齢が「結婚適齢期」である」「私の離婚十戒」をあげていたりして、非常に面白いです。

「宇野千代生家」のサイトにとてもいい言葉が載っていたので、ここにも紹介して終わりにしたいと思います。

「桜も日本一、錦帯橋も日本一、こんな日本一の故郷を持っている幸せ者が二人とあるだろうか。
私は、とても故郷に感謝している。人間をつくるのは、故郷なのです」
宇野千代

千代さんについて詳しくはこちら→
http://www.unochiyoseika.com/unochiyo-sakka.html
http://www.1mcc.com/unochiyo/をどうぞ

Let It Snow??

こちらは12月2日土曜日の朝です。(これを書いた日がです。公開するのが遅くなってしまいました・・・)
昨日は木曜からずーっと雨が降り続いていて、風邪も強く、そのため体感温度も低めに感じられた一日でしたが、
今朝おきて外を見たら、あら、雪が降ってる!
しかもそれほどではないけれど積もっています。

これは初雪ではないけれど、トロントで、積もったのは今日が初めてじゃないかしら?

カナダで冬を越すのも既に4度目(ほんというと5度目)なので、こっちの寒さや雪にもなれたけど、やっぱりはじめてこうやって雪が積もるのを見ると心なしか童心に返ったような嬉しさを感じますね。

が!!大人のつらいところはこれからのことを考えてしまうところ。
これから雪シーズン。降らなくても道端にはスラッシュとよばれる雪が解けて、ぐじゅぐじゅになったのを歩かなければいけません。これがやっかいなのよね。きたないし、すべるし。

でもとりあえずはまだ「雪きれいー」と言ってられるかな?

トロント在住の皆さん、安全運転と安全歩行で!

話は変わって・・・
私の体というのはすごく正直で、仕事が忙しくなったのと重なって異変が起きる。

といってもたいした事はないんです。
こっちでは「cold sore」というもので、辞書によると「(口中、口辺にできる)単純疱疹」というわけなんですが・・・

疱疹というように小さな水ぶくれみたいのが口の周りに出来て、はじめはちょっといたかゆくて気がつきます。
そのうちこの水疱が大きくなってきて、また赤くなってきてみっともないの?。

前皮膚科に行ったとき、私は名前も知らなかったので先生にその話をしたら「それはコールド・ソアっていうのよ」って教えられ、薬をもらいました。
今までは何も出来ずにただおさまるのを待つのみだったので、薬はありがたい。

それにしてもストレスたまるとすぐ肌に出るのには参った・・・
自分ではまだ忙しいといっても「超」がつくほどの域には達していないし、ストレスを感じでいたわけでもないんだけど、体は正直ってことですかね。

皆さんもお気をつけて・・・

「これなーんだ?!」第3弾!

1週間、早かったような長かったような・・・
仕事がすごく忙しくて休む暇がないので、一日はあっという間に終わるものの、
疲れがたまって1週間はすごく長かったような気がする・・・
でもこの忙しいとき、臨時で雇われている人がちゃんと働いてくれるのでほっと一安心。
(ここで日本なら「そんなのあたりまえ」と思われるかもしれないけど、カナダではこの辺はかなりあやしいところなので。しかもうちの会社の場合は特に)

これからデイブの手術までの残り少ない週末はクリスマスショッピングで忙しくなりそうです。

それはそうと、今日は
「これなーんだ?!」第3弾!
といっても今回は省略語ではありません。

どっちかというと、英語のスラングとまでは言わないけれど、まあ日常会話でよく聞く単語。

「buck」 または 「bucks」。

英語圏で暮らしている人には簡単すぎるかなあ・・・

では行ってみましょう!

「星になったチロ」

きょうは犬のお話。

「星になったチロ」という本をご存知ですか?
かなり有名のようなんですが、私はつい最近まで知らなかった。
藤井旭さんという天体写真家の方がかかれた本なんですが、
彼の愛犬のチロと星仲間の物語です。
チロは北海道犬で、賢く、かわいく、みんなから好かれ、白河天体観測所の天文台長に就任したりして活躍。
TVに出たり、なくなったときには新聞でもとりあげられたくらいの人気者だったようですね。

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こっちの日系本屋で愛らしいチロの顔に一目ぼれして思わず買ってしまいました!
本は子供向けなんですが、侮るなかれ、いやあ、素晴らしい本です!

わかりやすいだけでなく、文体もきれいでいいですね。

なんといってもチロがかわいい!
それにねー、うちのころ君に似てるんですよー。

うちのころ君はこんなに賢くもないし、雑種なのですが、本に載っているいくつかの写真がころ君そっくりだったりして、まるで憧れのアイドルの写真が載っている雑誌をうっとり眺める少女みたいな感じで、じーっと見てしまった・・・

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飼い主の藤井さんと星仲間のチロへの愛情もよく感じられるし、チロがそんな仲間たちと楽しく過ごしたんだなあというのもわかります。
買ってよかった!と思える本です。素晴らしい。

ということで、ころ君写真を載せてみました。

あ、そうそう、11月29日は私が今の会社で働いて2年目の記念日でした。
同僚とも今日話していたんだけど、2年より長く働いている感じがするんだよね・・・
いよいよ本格的に忙しくなってきました!
日記もなるべく更新できるようにしたいけど、どうかな・・・
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